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7名限定【ウナクネ流】開運幸運笑門来福 あなたの中に宿るうなぎクネクネの勉強会_観測船“あおちゃん”大活躍_ハッピー・サーフィン大特集_(4825文字)

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昨日書いた

「いつも何度でも_歌詞の意味を読み解いてみた」

について温かいメッセージをたくさんいただきました。

うれしかったので、今朝もう一度読み返してみると、

少し分かりづらい表現があったので、

そこを整えたら4488文字となった不思議。

好きな数字なんです、これ。

さてさて、これは土曜日、

サーフィンライフ誌チームにフォードアーズセッションを企画しました。

これはこの波の楽しさ、

そして真のローカリズムについて感じていただこう、

というのがその主旨。

題名を付けなくては、

と思いまして、

ウナクネ心の師にお伺いを立てると、

「開運幸運笑門来福あなたの中に宿るうなぎクネクネの勉強会@フォードアーズ」

とスラスラというタイトルをいただいた。

それでは長いので、

「ウナクネ勉強会@フォードアーズ」

とまとめてみました。

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オゴチャンこと生越さん。

本当は「オゴセさん」と発音するのだけど、

ひねって「イクコシさん」と呼ばれたり、

音読み訓読み。

サンオノフレは朝6時開場。

週末なので、

少し前にゲートに行って並んで入場を果たす。

到着すると海から冷気が漂っていて、

「海は冷たいぞ」と直感する。

波情報サイトには前日と同じ74F(23℃)とあったが、

後で実際の水温を調べてみると、

69F(20℃)となっていて、

一晩で3℃も下がってしまっていた。

水温の1℃は大きなことで、

お風呂の温度で40℃と39℃の違い、

さらには40℃と37℃を確かめるとそれがよくわかります。

なぜここまで気温とは体感温度が違うのでしょうね。

ということで、ひさしぶりのフルスーツ。

カリフォルニアは、

真夏でも水温が15℃程度まで下がることがあって、

旅行にはフルスーツが必需品です。

自分が持っていた他のウエットスーツは、

先月までいた日本に置いてきてしまっていて、

今はトランクスかフルスーツという選択のみとなります。

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「全方向に滑りたい」

というのが今朝の気分だったので、

コールのレトロシングルのフィンを外してフィンレスとする。

天気も寒そうですね。

冬のサンオノフリー三兄弟編で、

ネズミ花火のような波乗りをして、

見た人のドギモを抜いた森原さんも登場しました。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/48233

今回は「ネズミ花火を封じるセラピー」

としてオディシーをお渡ししました。

森原さんに

「ターンをしないようにしてください」

とお伝えしました。

森原さんは「はい?」と答えた。

「はい、ターンをしないようにしてください」

「はい?」

「ターンをしないようにまっすぐ滑ってください」

「はい?」

「トリミングの練習をしましょう。

なのでターンをしないようにしてください」

と4回お伝えしたのですが、

結果は下の画像のように

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この位置でパイプライン並の、

パワフルなフルボトムターンをされていました。

ネズミ花火ターンができない不満を持たれたのか、

この後上がってきて、

ご自身のショートボードと取り替えて、

オールドマンズに行ってしまったそうです。

「ターンをしないでください」

そう伝えたのですが、

やはり瞬殺の呪縛から解き放つことができなかったようです。

ショートボードしかしたことがない人は、

「サーフィング=ターンの連続」

という固定観念があるのでしょう。

「ターンをしない」というのも大事な技術なのです。

ボードの抵抗を少なく、

より速くスムースなグライドが可能になります。

さて、サーフィンライフのAチームは、

適潮の長いショルダーのフォードアーズをシェアライド。

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左からOgoJun先輩、鈴木さん、そしてミズキちゃん。

やっぱりみなさん仲良しですね。

で、この日のミズキちゃんは冴えていました。

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なんと、

こうして流れてきたボードを追いかけて、

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テイル重心にしながらタイミングを見計らって、

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フィンを掴んで動けなくしました。

(柔術でフィンチョークという技)

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それからレイルを掴んで、

焼いたパンをひっくり返す要領でサイドアタック。

「えい!」

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それは見事にキャッチしてしまいました。

しかも

「ショアブレイク手前のキックアウト位置」

という完璧なロングライドと、

ボードレスキューを同時に完成させました。

さらに言うと、

5’0″のスタンプ(キャッチサーフ)に乗って、

倍近くある9’6″のログボードに追いつくというのはさすがです。

よって彼女が

「第一回ウナクネ勉強会」のMVP受賞となりました。

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インサイドはまだ干潮で浅いので、

フィンを当てないようにボードを裏返し、

さらにはニーパドルという小技です。

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ログボードはまるで船。

それならばと、

「フォードアーズ観測船“あおちゃん”」

と名前を付けてみました。

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あおちゃんを陸揚げさせた瞬間。

なぜか真面目な顔になっています。

すぐにあおちゃんは海に戻り、

次はMVPみずきちゃんの操舵をあおぎます。

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ここにいろいろなボードがあったのだが、

このあおちゃん人気がやたらと高く、

その理由を全員に聞いてみると、

素直で確実な操舵性がよかったのだという。

ちなみに彼女はシギーGの実姉です。

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おごちゃんのイラストレーターCC風。

どこかの雑誌の表4素材暫定認定。

週末フォードアーズは、

じつはマイナーブレイクなのでほぼ無人貸し切り状態。

だけどお隣オールドマンズはこの混雑。

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これはブレイクのブランド志向というのがその理由でしょうか。

または「南西うねりはオールドマンズで」

という波情報サーフラインのマーケティングの成果にサーファーは集まるのか。

「野性」を磨くはずのサーファーが、

こうして情報に飼い慣らされてしまうのは悲しいことであります。

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とにかくマンライに次ぐマンライを決めたO先輩。

私と同じ年ですが、

Dセンパイと発音する快感に近い愉楽。

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金澤さんはロングにミッドレングス、

さらにはフィンレスにもチャレンジされていました。

「いつか嫁と子どもを連れて来たいです」

というすばらしいお父さん。

後のキャッチサーフ・ジャパンの担当者です。

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5’0″スタンプにもチャレンジした鈴木さん。

今日だけで5種類のサーフボードに乗りましたね。

ボード基地まで徒歩50歩の至福。

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冷水に触りたくないテイクオフ。

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マンライ風味のウオーキング。

遠くにウネクネ流の旗がなびいています。

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あおちゃん別バージョンのキューティハニー。

前夜原稿仕事があったので、

寝不足だという辣腕編集者の澪(みお)さん。

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薄曇りになったころに突然目覚め、

寝ぼけながら反射的にウエットを着て、

一本目から「ログクネ」をかましたが、

本人はこれこそが、

「ログ・ウオーキングブギウギ師範プラチナクラス」

だと言い張るので、

ここにそう掲載しておきます。

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子どもに英才教育を施す母。

早期教育は、

イギリスのグラマー・スクール、

ドイツのギムナジウム、

フランスのリセが広く知られているが、

ここはクネリズムの早期才能教育であろうと推測してみた。

このママはこの子に

「もっとクネリなさい」と言ったとか言わなかったとか。

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これはモガ(モダンガール)ミズキちゃんの銀ブラならぬ、

「あおブラMVP」。

一日でどんどん上手になるのは、

彼女のすばらしい才能が花開いていったからであろう。

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そらは晴れてきました。

そしてまたもや夏日となった。

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愛妻家の金澤さんのキャッチサーフLOVE。

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「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

とてもかわいい勧誘。

でもセンテンスの間隔が短いので、

やたらとうるさかったです。(笑)

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このあおちゃんでマンライ注意報を発令したのは鈴木さん。

「サンオノフレ、

みんなやさしくて笑顔で、

サーフィンがこんなに楽しいとは思いませんでした!」

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「もう平気よね、私もウエット脱いじゃお、えい!」

MVPミズキちゃんがウエットを脱いでいく姿が、

極真空手の征遠鎮(せいえんちん)という型に見えたのはなぜだろうか。

そして波に乗るときも征遠鎮で、

「両足を軸に45度騎馬立ちで、

足の前で左掌底をボードに合わせ、右手刀は波側に出し、

顔面の位置をボードの中心に合わせて息を吐くのよ」

という大事な立ち方だという。

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ラツワンミオくんこと、

らっちゃんのアンバサダークロスステップ。

「すり足は違法です」

とクリスちゃん(クリスチャン・ワック)と同じことを言っていたのが印象的だった。

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この少女のいでたちを見ていると、

WBCのメキシコ代表に思えてならない。

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「ウナクネを練り込んだクネクネーニ パラレルのバターソース マンライ風味」

という料理名に近いライディング名を書いていたら

なぜかダウンタウンブギウギバンドの

「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」のメロディが浮かんだ。

なんの関係も意味もありませんが。

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体を冷やしてしまったので、

こんな波待ちが暖かいです。

いつでもできる体幹トレーニング。

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鈴木さんも

「ウナクネを練り込んだクネクネーニ パラレルのバターソース」

をやろうとしたのだが、

波が続かずマンライ風味の味付けとならなかったようだ。

けど笑顔がマンライ風です。

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完全防備の子どもを乗せたお父さん。

ワイプアウトで見えるのは竜宮城でしょうか。

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こちらはMVPミズキちゃんの

「フォードアーズ産 センタースタンスのウナクネ寄せ パーチェイスと滑らかなシングルフィンのムースリーヌ」

という長い名前のグライド。

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マンライポーズが出ました!

最高ですね。

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この人が大きいのか、ビールが小さいのか。

世界は広い。

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金澤さんのウナクネへの道。

これは去年のオディシー7’0″だが、

たくさんの傷があり、

そしてヘビーユーズしていた結果、

吸水して重くなって現在最高の乗り味となっている。

冗談みたいな話だが、

正真正銘本当の話であります。

「かわいい子には旅をさせよ」

というように

「かわいいキャッチサーフには水を吸わせよ」

という重要なコピーを得た。

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マンライ(マンゾクライディング)第50回記念の鈴木さん。

もう笑いが止まりません。

サーフィンライフ誌取材の最頂上を極めましたね。

金澤さんと同じく、

「奥さんと子どもとまた来たいです」

ここはそんな場所です。

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永遠の少年少女の遊びが、

サーフィンだなんてやっぱり最高です。

ということでこの第一回ウナクネ勉強会は大成功となりました。

参加くださったみなさん、

ありがとうございました。

日本でも楽しくサーフできますように!

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そのサーフィンライフチームの日曜日は、

ロングビーチのアンティーク・フリーマート経由で、

パサディナのローズボウルに行き、

さらにはメルローズで買い物というショッピング日となったようです。

こういうのもカリフォルニアの楽しみのひとつですね。

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レッツパーティのデッキパッドが再入荷しましたよ。

欲しい方はshop@nakisurf.comに。

タイちゃん家に行くと、

ハリー・デイリー(またはハリー・ホリデー)が遊びに来ていた。

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「うわ、ハリーだ!」

すぐに私が気づくと、

それがうれしかったようで、

「きみにアート作品を一枚差し上げよう」とサインしてくれました。

インスピレーション展のときのハリーは、

何も言葉を発さなかったけど、

見事な発音の知的な英語に驚きました。

不思議な人です。

今日も長くなってしまったので、

ハリーのすばらしいアートをここに置いて、

この項を終わります。

harry daily

やはりマンライは平行スタンスからですね。

とすると、左側アートの赤紫ボードは、

タイちゃん謹製のファンクションハル(別名EGG)なのか。

ハリーアートを読み解くと、

波へボード色が反射しているほどの写実派であるが、

*アルフォンス・ミュシャのアールヌーボー再来がここにある気がしてならない。

(*Alfons Maria Mucha 1860-1939)

150年の輪廻がここに。

それではまた明日ここで。

Happy Surfing!


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