Photo by Kaila
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海の壮大さと、
その偉大さを再確認した日だ。
自分が変わるほど、
壮烈な波でサーフしてきた。
”世界で一番好きな波”
であるホワイトハウス。
このブレイクのベストディレクションは南西うねりだが、
強烈な貿易風5日目からの風波が入っていて、
しかし向きは南東というか、
ほぼ東からのものだった。
なので掘れ上がりすぎておそろしいのなんのって。
少し前の自分はこんな波でやっていたのだと、
強風で揺れ動く海面と、
水深が急に変化するため、
渦を巻くピークの上でほぼ船酔い状態で思い返していた。
いつものように無人だったけど、
ピークを確認する電信柱と丘の上の木々のラインも同じで、
さらには電信柱と頂上の距離というか位置で沖と岸、
つまり前後の位置まで求められるのだから、
こういったセミ・アウトリーフで波待ちするにはとっても重要だと感じました。
海のような目印がない場所で、
自分の位置を知るには手前の目標物と、
その後の目標の重なりで自分の場所を求めます。
漁師さんたちは2箇所の合わせて、
正確に海底の根を求めると聞きました。
普段の波乗りにぜひ役立ててください。
もう少し詳しくはここに書きましたので、
よろしければリンク先をご参照ください。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/58748
ちなみに帰路のパドリングを数えたら410回もあって、
陸からはなかなか遠いブレイクです。
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昨日ここで、
カイル鞠黒にキャッチサーフSTUMPを渡したと書きました。
とうことで、
いてもたってもいられないカイルくんが登場して、
全員で早起きしてソフトサンドに向かった。
南側からは70分の距離、
そのうちオフロードが25分。
カイルのトラックにぴったりはまる5’0″。
この画がやたらとハワイっぽい。
どこまでも無人だったソフトサンドリーフ。
小さくて、
ピーキーで透明な波。
曇天でこれだから、
晴れたらどこまできれいになるのだろうか?
ノア。
足がざっくり切れているので、
なかなか痛そうだったが、
セッションに参加してきた。
スペシャルなハワイ。
ノースショアのアーリーシーズン。
こんな波だけど、
かなりのパワーがあり、
下手をすると吹き飛ばされてしまう。
やはり大海に浮かぶ島だからうねりのパワーがRAWなのだろうか。
実力派なのか、
お笑い系なのかがいまだにわからないカイル鞠黒。
大波も乗るし、
小波も大好きな両極グレイトサーファー。
晴れてきた!
しかもダブルレインボウが沖にかかった。
なんという幸運だろうか。
全てに大マンゾクのカイル。
波乗りはこうでないといけません。
自分自身を解放できるかが鍵だ。
もうこうなってくると、
泡に乗ってまっすぐ滑るだけで至福時間となる。
うれしくてわざとボードを逆にしてダックダイブするカイル。
全く子どもみたいでこちらも童心に返る。
カメラ係をノアと交代する。
水の中から見ると、こんなになっているのか。
魚目線。
水温は28度で、
これは温水プールと同じだ。
温かい。
ワタシも小波大好き。
カイルも撮ってくれて、
サーファーひとりにGoPro2台のぜいたくセッション。
3時間たっぷりと泳ぎ、
サーフして体も心も万全となって上がってくると、
カイルのクーラーボックスの中には、
氷で冷やされたクラフトビールが入っていた。
そしてそれはこれ以上ないほどおいしかった。
こんな辺境ブレイクにすら、
シャワーが設置されているありがたさ。
ホワイトハウスやビーチハウスに佃煮にできるほどのウニが生息している。
踏むとひどく痛むからできれば触りたくないもののひとつだ。
なんとウニがマーケットで売られていた。
しかもかなりの高値。
それではすばらしい週となりますように!
また明日ここで。
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎