[NH1005便機内]
こんばんは、
11時間強の空の旅を経て日本に到着しました。
[Marty and Docが江戸時代に!]
東京までやってきました。
こちらは雨が降ったり止んだり、
そこまで寒くないのが意外でした。
カリフォルニアの朝が5度程度まで冷えるので、
それに慣れていることもあるのでしょうね。
明日の関東地方は強い西風予想ですが、
どうなることでしょうか。
この長い移動中に
「なぜサーフィンがここまで好きなのか?」と考えてみた。
私は幼少のときから水や海を好み、
プールに行くと、開園から終了まで入り続け、
指はもちろんのこと、手の平がふやけるほどで、
釣りとか野球、
つまり外で遊ぶことが大好きだったので、
今ここまで波乗りに没頭しているのは必然だったと感じている。
また、「今しかない」
「同じ波は二度と来ない」
という要素があるのも波乗りの良さだと思う。
岸に上がってしまった途端に良い波が来るかもしれない。
さらには風の要素。
潮、流れ、うねりの変化。
そんなエレメントの上に成り立っている波の偶然。
Cole BD3 5’0″
そして肉体の鍛錬。
板きれ一枚で、
自分の体だけを使って沖に出て波に乗るという事実。
やはりそれは壮大で激しいロマンだと思う。
Surf RX BWG 5’3″
精神を鍛える。
波の大きなときや波数が多いときはめげることが多いのだが、
それでもくじけることなく、
しっかりと沖を目指すというのは、
強い気持ちを持てるようになるものです。
Surf RX Single-fin 5’7″
波乗りには、
機内で見たTVドラマ
『半沢直樹』における剣道のように自分が入り込める世界があって、
さらには自分を守(護)るものとなるのも波乗りだろう。
そして想像力。
一枚の写真から旅が始まる。
“創造力”が高まれば、
波夢想にふけることができるようになり、
やがてサーファーは幸せに過ごせることとなる。
Noah at Alamoana Bowls / Cole Loose Cannon
世代が違っても同じ波に乗ることができ、
もちろんボードが違っても楽しめる。
ロングボードからボディサーフまで。
波に乗るという行為の至福。
鳥だって波に乗る。
イルカも乗る。
波乗りとは不思議なものであります。
真剣にサーフすることも重要だが、
もっと広義に理解しはじめたら波乗り世界の飛躍が始まる。
強い波も、緩い波も大好きになることができたら人生が幸せになる。
海に行ける人もそうでない人も、
そして世界中の波にだって乗れる。
「そんなところに行けない」
「そんな波に乗れない」
と言わずに
「そんなところに行ってみたい」
「そんな波に乗ってみたい」
そう考えられるようになった瞬間から最良の日は始まる。
始めよう、新しい波乗りを。
豊かで大らかで強く、たくましい波に乗ろう。
そんなことを東京のホテルで思うのでありました。
波乗りっていいな。
じつにすてきです。
明日も空想サーフします。
それではまた!
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