“安楽なくらしをしているときは絶望の詩を作り、
ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。”
ーー太宰治
Cole DBS 5’7″
掘れた波とショートボードの関係は、
カキフライとビール
ナスとゴマ油
うどんといなり寿司
そう、私にとって良好な関係にあると言える。
薄いレイルは最後まで粘るし、
硬い斜面ならすぐにスピードが出るからボードが浮き始める。
これをリフトと言うのだが、
動的に揚力する感覚に人は興奮する。
これは空を飛べば簡単に得られる感覚だが、
私は空を飛ぶことは簡単ではないことを知っている。
(哲学的な文章だな)
けれど、私たちには波乗りがある。
この感覚は飛行そのものだと思う。
「永遠の飛行少年」
そんなキャッチコピーを得た年の瀬。
そんなこんなで飛行機について勉強を始めると、
下記の記述を得た。
「翼型だけで飛行に必要な揚力を得るためには、
上下対称翼の迎角を正とすれば、上面の流れが下面より速くなる。
高速では翼型による揚力が水平飛行には過大となるため、
上昇しないように翼を下向きとし、迎角を負にして水平飛行を維持する。」
なんだか、この文章だけで雲の上で高速滑空している飛行機にのって、
翼の角度を変えている自分を想像してしまった。
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今から238年前、1776年にこの町は誕生した。
そこには美しいミッションがあり、
「カリフォルニアの宝石」とされて今でも愛されている。
そして1881年にロスアンジェルスとここをつなぐ鉄道が開通し、
サン・ファン・カピストラノの町は世界に知れ渡った。
その歴史ある駅前で、
ブラ師匠ことブライアン・ベントと会った。
彼と会うのはひさしぶりのことだけど、
そうは思えないほど話題のギャップはなかった。
「隠れ家」というカフェの外庭で、
パナマ産のライトローストコーヒーを飲みながらアート、ファッション、
クルマ、宇宙、そしてサーフィング話で盛り上がった。
ここに元弊社アシスタントのクリストファー・ジャックス
(またはクリス・ジャスティス)も偶然現れた。
ブライアン・ベントと私、
そして彼の3人でユナイテッド50の通信販売部をオペレートしていたのは今は昔。
その縁と求心力は今となってもまだ強く残っているようだ。
不思議なことであります。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/39001
最近変わったことと言えば、
クリスマスが終わり、街は閑散としはじめた。
これはチョコレート屋さん。
大人気のジュース屋さんまでも同様で、
クリスマスの間にみんなはどこに行ってしまったのだろうか?
それほどまでに商ビジネスエリアに人はいなくなってしまった。
閑話。
先ほどインスタグラムに(@nakisurf)
フクロウナギという珍しい深海魚を見つけたので、
その性質や特徴などを調べてポストしました。
これは英語でPelican eelと言い、
ペリカンウナギと和訳したらマーケティング的に成功したのかも、
などと思いを巡らせながら調べる好奇心と不思議。
あそこにはこんな生物もいて、
それら驚愕を内包する海のすごさ、豊かさ、
そして未知なる広さにしばし呆然としてしまった。
その不思議な海で遊べて、安全に飛行ができるサーフィング。
改めて好きになりました。
もうすぐ新しい波がやってくる。
それまで体調を整えておかないと。
今日は腹筋をたくさんしてみよう。
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