Classic Fish
クラッシックフィッシュのシェイプに着手して、
ほぼ完成した。
そのディープ・スワロウ・テイルの美しさにしばし見とれてしまった。
元々サーフボード好きでこの仕事に就いているが、
このディープスワロウ・テイルの美しさはうれしいほど。
自分の板好きを再確認した。
Photo by Tim McCaig
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サンクレメンテ市の発表だと水温20度。
これは(南カリフォルニアの)夏並だぞと思い、
その情報を疑っていたが、
実際には17度だった。
まだまだ冷たいが、
夏に向けて海水は温まっている。
日本(関東地方)にいたときは、
盛春の恒例行事として、
GW期間中にノーウエットスーツでサーフしたが、
感覚的にはその水温と同等程度。
もっと言うと、
真夏のサンクレメンテの冷たいときよりも温かい温度。
でも、上がった後は震えが止まらず。
いまだに寒い。
納涼、ちょっと違うか。
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ソルトクリークに行くと、
The Pesosのブラッドフォードがいた。
彼はスクールバスが愛車兼自宅だと、
ペソズのリーダーであるヤーン(ヤタくん)に聞いた。
しかもこれは、
ロビー・キーガルから譲られたものという由緒正しきウナクネ号。
「聴いたよペソズ」(私)
「え、聴いたのか?」(ブラッドフォード)
「カムダウンが一番好きで、ヘイヘイもベイビーもいいね」
http://thepesos.bandcamp.com/track/cumdown-2
「うれしいねー。お前は音楽のわかるヤツだ」
「そうかな、音いいよね。ヤーンもいいね」
「ヤーンはさ、酔っぱらってないと世界レベルなんだぜ」
「へー!そうなんだね」
「でも、知っていると思うけど、ヤーンは酔ってないのが珍しいからな…」
「ふーん。ライブは近日中にある?」
「今のところ予定はない」
「ブラッドフォードは何のパートなの?」
「リードとスティール・ギター、そして4曲歌っているんだぜ」
「今度アルバムにサインちょうだい」
「サイン!もちろん!絶対にするぞ」
「良かった。またね!」
「おう!」
誇らしくこの写真を撮らせてくれた後、
それはうれしそうにサンタバーバラ方面に移動していったブラッドフォード。
正確に言うと、
これが引っ越しということになる。
いい人生だなぁ。
The Pesosの音やYouTube、
そしてヤタくんの詳細はこちら。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/61850
これがブラッドフォードの波乗り。
彼はウナクネ式のみならず、
さまざまな流派に転ずることができる実力を兼ね揃えている。
インスタグラムには、
「スクールバスの運転手」というキャプションにしたのだが、
これでその意味が解明されたと思う。
クリスチャン・フレッチャーがカスタムし、
瀧朗の待つRVCAの展示会に送られていった逸品。
画像ではわかりづらいが、
フレームのアシッドウオッシュや細かなところにCFの熱が感じられた。
Madhouse kustomz
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タスマニアにシップスタンというそれは怖ろしいブレイクがあって、
簡単に言うと、
海底から突き出た岩盤の上に巨大なうねりが覆い被さるというスラブ(Slab)波だ。
オーストラリアのNSW出身のマーク・マシューズはなんと、
キャッチサーフのスキッパー6フィートモデルで、
この波を滑ったという事実がメディアに出てきた。
JOBもそうだが、
キャッチサーフが巨大波ボードにもなりつつあり、
その反対側では、
ビギナービーチで子どもたちや女性が同じボードに乗ることもできる、
これこそが究極の両極取りだろうか。
そしてもうひとつのニュースは、
チッパ・ウイルソンがキャッチサーフとアスリート契約したということ。
チッパはこのポイントブレイクで5’0″スタンプに乗り、
テイルを抜くのはもちろん、
フルカービング、
さらにはリバースエアも決めていた。
スポンジボードなので、
岩も飛び越えたり、
岩場でもゴトゴトパドリングしていたのがキャッチサーフ流。
野球のグローブと同じで、
使い込んでいけるボードの楽しいことといったらありません。
「このボード貸して」
「いいよ」
そんな二つ返事ができるのもキャッチサーフの魅力です。
CATCH SURF X CHIPPA WILSON from Catch Surf on Vimeo.
それではまた明日ここで!
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