スコットとリノ（帽子）。
ふたりは同世代で、グレイトサーファーでもある。
アメリカでは先輩後輩だとか、敬語がないからか、
年齢を聞く習慣がないのでわからないが、６０歳代だと推測する。
彼らは１０代の頃からこのサンオノフレで青春サーフしていたという。
とすると、こうして駐車場でハングアウトして５０年。
だからといって
ーーどこかのローカルサーファーのようにーー
えばらず、怒らず、おごらず、問題も見つけずにこうして幸せなる波乗り、
つまりハッピーサーフィングをいつも求めている。
先日はオーストラリアからきたティーンエイジャーが、
スコットに向かって「おい前乗りするな！」と文句を言ってきた。
するとスコットは、
「わかったわかった、謝るからそんなに怒らないで欲しい」
でも周りはスコットが悪くないことを知っていて、
その１０代であろうオーストラリア人がスコットの後ろから、
しかも泡から乗ってきて、それで近づいてきて文句を言ってきているから、
「俺が逆に文句を言ってくる」そんなことになった。
すると、スコットは
「いいよ、やめてくれ。アロハで行こう。それにその心を持たない奴に何を言っても無駄だ」
そんなことで話は収まった。
翌日私が、
「スコットはアロハ制定員だね」
そんな肯定的な意見を彼に伝えると、
「そうだ。サーフィングには分け与える心、アロハ・マインドが最も重要だ。
デューク（・カハナモク）が、サーフィングの何を伝えたのかを考えたら答えはそこにある」
「「安全に人が楽しく波に乗ること」ですね」
「その通り。サーフィングは技術だとか、ボードサイズやスタイル、
毎日来ているとかよりもアロハマインドが大切で、
俺たちはそれを後世に伝えていかなくてはいけないんだ」
「”Listen to Duke”（デュークの声を聞け）ですね」
「そのフレーズいいな。俺は大いに気に入ったぞ」
「このフレーズのTシャツ・デザインを作ってみます」
「おお！ぜひ頼む。俺は一枚買うぞ！ちなみにXLだ」
ということがあってデザインしたTがこれ。
「安全に人が楽しく波に乗ること」
こんなことがこのデザインで表現できていれば幸いです。
そのデューク・カハナモクが唱えたハッピーサーフィング。
現代では最も大切なそのことが薄れてしまったというか、
一般的には、競技や技術、道具と波が最優先で、
サーフスクールでさえもそのことを教えていないと思います。
２年前に小学生に向けて書いたのがこれです。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/43727
各ブレイクがもっと平和に、そして楽しい場所になればいいのになぁ。
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昨日のドリーム・クラッシャーのインプレッションには、
多くの人から「フィッシュに乗りたくなった」とか、
「これからはフィッシュですね」そんな感想をいただいた。
私も真性フィッシュ派なので、
もしかすると、ウナクネって、フィッシュの別の書き方なのかもしれませんね。
そのドリーム・クラッシャーの生みの親であるライアン・イングルは、
このティントカラーのシェビィ完成に感動していた。
この丸いデザインの時代が到来しているのは間違いがないことだろう。
スコットではないが、アロハなデザインだと思っていた。
それは美しいドリーム・クラッシャー。
その詳しくは昨日のポストをお読みください。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/66277
サーフラインを見ていたら、
JS PHOTOという人が「天国」という題名でこの作品を載せていた。
良く見ると、
私がサーファーマガジンから借りたボードに乗っているところで、
なんとなくだが、天国でサーフィンしていたような気持ちになった。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/65623
言葉とは不思議なもので、天国でサーフできる波があるのなら、
タヒチのような恐ろしい波ではなくて、
このように柔らかくて、弱い波なのかもしれませんね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
明日もまたここで！
Have a beautiful day!!
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