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naki's blog

ベンチュラ・セイジのボンザー・ディスク6’5″_賢犬なっちゃん_マンライハピネスを獲得したことについて_(2077文字)

サンクレメンテから北に230km海岸に沿って走ると、

ベンチュラ・カウンティがある。

その辺りで葡萄農園を営むセイジ。

外人のような名前だが、

本名を森本誠二さんと言い、れっきとした日本人であるが、

彼はあまりにもアメリカナイズしているので、

「呼びつけがうれしい」

というアメリカ人敬称に昇格したという経緯がある。

セイジのことは以前にもここに紹介したが、

実家は、

四国は高知県で森本果樹園を営まれている。

http://morimotokajuen.com/

その文旦王子が、アメリカに出てきてジョン万次郎。

文章になっていないが、

翻訳文だと思って読んでください。(笑)

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さらにサンクレメンテから南に64km行ったエンシニータスに。

セイジにとってはおよそ300kmの片道旅。

ここも良い街であります。

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セイジの相棒というか聖犬なっちゃん。

それは高いIQを誇る犬です。

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今回セイジがサンクレメンテに訪れた理由のひとつは、

タイラー・ウオーレンこと、

タイちゃんにお願いしたボンザー・ディスク6’5″が完成し、

それを受け取りに来たのです。

ちなみに彼はシナノスマイルという葡萄を育成し、

溢れるぶどう愛を持つセイジが選んだグレープ色ボード。

漢字ひらがなカタカナと表記が安定しないが、

とにかくGrape愛なのであります。

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ミドルスに行こうとしたのだが、

いつも50人くらい入っている教会岬がたったの5人程度だったので、

さてどうしたものかと悩む私たち。

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「ここまで空いているのは珍しい」

という理由で教会岬となり、

タイちゃんが丁寧にコンケイブというか、

スタンスグリップを施したデッキにめでたくワックスアップを始めるセイジ。

ここは大事だから記念に(写真を)撮ってくださいと言ったとか言わないとか。

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こちらもめでたくパドルアウトとなって、

それを見送る高知能なっちゃん。

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見送って、

私の望遠カメラ視線にも気付き、

それからきちんとベンチの下に戻ってきて、

リーシュをくわえて、

繋がれているような見た目にして眠るなっちゃん。

驚愕の事実であります。

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さて、ボンザー・ディスクは、

私のマジックボードで脚光を浴びることとなって、

めでたくNAKISURFカレンダーの10月に登場している。

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そのセイジサイズは1フィートも大きくなるのは、

彼の体が私よりもそれだけ大きいということだろう。

体が大きいと、

プロレスとかフットボール、

プロ野球と、人生の選択肢も拡がるが、

飛行機の席がやたらと狭かったり、

やたらと天井に頭をぶつけるようで、

体の小さい人と公平でありますぞ、とはセイジ談。

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このボード運が高いのか、

セイジとのシナジー効果なのかはわからないが、

突然やってきたやたらと良い波。

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無事に奈落の底までたどり着き、

ボンザーフィンをうんならかす(*房州弁=全開)セイジ。

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ここでどこまでも続く波壁を見た彼は、

人生の至福を知ることとなる。

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忘れられない波というのがあるが、

これがその波だろう。

満足ライディング、

すなわちマンライを得たセイジ。

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さらにはベルズビーチ風の高速トップターンで、

歓喜セッションを表現するセイジ。

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タイちゃんボンザー初乗りで、

こんな気持ちになれるのは、

彼のあふれるほどの波乗愛が実を結んだからに他ならない。

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「ハッピーサーフを成功させる人の共通の特性」

そんな本を書きたくなった瞬間であります。

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さて、私の番がやってきた。

ハイパーソニックを千葉に置いてきたので、

ソニックつながりでソニックブームであります。

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教会岬は速いセクションで知られていて、

その連続した波壁は、

サーフボードの最高速度を達成するに適している。

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速すぎてボードが飛ぶように浮いているが、

こんな板切れに乗っただけで、

ここまでの高速感覚を得られるのは、

近代サーフィングという事情に感謝しなくてはならない。

怖いほどの速度でありました。

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以前ここにも書いたが、

ソニックブームは、

「超音速で発生する衝撃波」

という現象からネーミングされた超高速サーフボードであるので、

この教会岬の不可能とすら思えたセクションを抜けられて、

私もマンライハピネスを獲得するに至った。

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レイルを掴むところにワックスを塗るのが私流。

よくボトムにステッカーを貼るとスピードが遅くなるとか、

ワックスが付いても同様に遅いという噂を聞いたが、

それは全くの迷信であろうと思える。

もしかすると、または時速0.1kmくらいは失われているのだろうが、

そんなことよりもリーシュの方が問題だと思える。

あの抵抗を考えると、

低速滑走時には時速5kmは遅くなっている気がする。

(高速になるとリーシュは浮く)

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たっぷりとサーフして、

アジアンフードを食べましょ、ということになった。

オゴチャン御用達のベトナム料理屋に行き、フォーと焼飯で歓喜ランチとなった。

やはり良い波に乗って、

体をたっぷりと動かしてから食べるからこそ、

おいしく、健康にも最上級なのだろう。

Have a winderful weekend!!