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naki's blog

【特大号】サーファーの食について_(2090文字)

 

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マックスまっちゃんと知り合ったとき、

彼は『安全な食べもの』を知ること、食べることに傾倒していて、

それは同時に私が尊敬するジョージ・アルゼンテ(キャッチサーフ主宰)と重なる部分もあり、

これは中年にさしかかっていた私に光と力を与えてくれた。

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昨年の冬の初めに長女カイラと奄美まで旅をしたのが、

彼女もまた『食』に興味を持って、

それぞれの論で「体に良い食べもの」ということを勉強していた。

私は幼少時から生野菜が苦手で、

それでもなんとか体に良いだろうと思って食べていた。

ピーマン、セロリも克服したし、

今ではパクチーもおいしいと感じている。

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先日、自然食品屋さんを営む人と1日海で過ごした。

その人に

「生野菜の何が1番優れているのですか?」

そう聞いてみると、

「酵素が入っているから」

そんな答えだった。

その酵素について調べてみると、

すばらしい序章があり、

しまいには「酵素はいらない」という論も発見し、

結果酵素はそこまで必要がない、ということに行き着いた。

その詳しくはこちらを↓

で、現在の健康食の主流は、

「酵素よりも発酵食品」ということで、

ヨーグルト

紅茶キノコ(KOMBUCHA)

甘酒

納豆

ぬか漬け

味噌

みりん(本)

キムチ

塩辛

酢(全種)

天然酵母

チーズ

発酵バター

等々があげられるが、

発酵食品はは栄養成分を高め、

抗酸化作用が強くなり、

複雑な香り、うまみを出して、保存性に優れるというもの。

食べ物にこだわると、波乗りが激的に変化した。

具体的には、

疲れにくくなった

回復が早い

すばやい動きができる

筋力(筋肉ではない)が増した

こんなことになっている。

私が20歳の時に、

台風で波が良すぎて上がれずに8時間連続サーフィンを達成し、

それが私の健康力というか、肉体年齢の指針になっていて、

バリでもハワイでも、

もちろん日本でもそれぞれの年代に8時間サーフを達成してきたが、

40代の中頃を越えたら疲れるようになり、

ついに加齢を感じてしまった。

だが、この食に気づいてからはその8時間を超えて、

9時間サーフをしてもまだ余力を残せるほどの体力となって、

その尺度で考えると、

50歳代のいまが1番体力があると自己認定している体になった。

その波乗り時間の定義は、

沖で波を待つのではなく、きちんとブレイクラインに陣取り、

全ての波に乗る機会を得て、選んだ良い波に乗るか、

またはダックダイブしているというアクティブな時間を加算してのものです。

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こう書いていても、そこまで真面目に食に取り組んではおらず、

余白もあり、つまり体に悪そうなものも食べている。

そして酒も飲む。(添加物だらけの発泡酒は飲まない)

最近は白砂糖の摂取を排除しているのだが、

昨日は酔っぱらって、

ファミリーマートでグリコジャイアントコーンを食べた。

要はあまり本気にならず、

できたら発酵食品や水、そのままの野菜、果物、ナッツ類や、

あまり加工していない肉と魚を食べているだけで良い。

食品の他品目とかもあまり考えていないが、

一食でなく、週全体で見て多くの食品を摂れるようにはしている。

それと大事なのは、

保存料、食品の加工物質等を使っていないもの。

なので、コンビニエンスストアよりは、

スーパーマーケットに行き、豆腐とか納豆、

刺身、野菜を買って食べている。

そうすることによって過食をも防げるという不思議。

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願わくば、若年のときに気づけばよかったのだが、

私の10代は吉野家の牛丼に溺れ、

キン肉マンブームもあって、

下手をすると3食牛丼もざらだった。

20代はミスタードーナッツを知り、

ラーメンを愛し、

30代からはアメリカで過ごしたが、

ハンバーガーやピザで体を満たしていたので、

それが40歳になって、

「疲れた」とか、

「反射が悪い」

「キレがなくなった」

「パドリングが遅い」

「テイクオフがもたつく」

「息切れがする」=波が大きくなると怖い

そんなことになっていく自分がいた。

トレーニングは20代のときに靱帯の怪我のリハビリだけで、

あまりするタイプではないが、

食に目を付けると、

自分がみるみると強くなっていったのがわかったので、

ここに書いてみた。

波乗りは机上論ではない。

ラインナップでしっかりと、

きちんと波に乗れないとサーファーとして成立しないから、

体力を戻すだけで自分に戻れるようになる。

なので、このことを書いたのは、

同じく加齢していくみなさんと、

そして若い人にも「こんなことはいいですよ」

そんな言葉を置きたく、今日のブログを仕上げてみた。

サーフィングは知性でもあり、

体力とががっちりと合わさり、重ねることで、

そのハピネスが倍増する。

良い波が目の前に来たときに、

強いパドル力でしっかりと、

ピークの芯から漕ぎ出せる自分がいて、

それは日常生活の幸せやこころにまで及ぼす。

健康は毎日の積み重ねだと思う。

なので、

42歳のイチローさんが50歳まで現役と掲げているけど、

彼ならば60歳になってもできるような気もしてきた。

私も同様に10年後も今と同じように波に漕ぎ出したい。

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Keep on Happy Surfing!!