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naki's blog

【なぜか特大号】Seeaのマケイラ_幸膨(happy surfing)_サンスクリット語_シャンカラ_無執着_シェアライド_(3361文字)

 

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Makāla / Seea Babes

マケイラ、またはメケイラの中間くらいの発音から始まる彼女の名前。

「この色味は三毛(ミケ)に見えないことはないぞ。

だったら三毛衣良と表記したら日本人は完璧に発音できるな」

そんなことをこの写真を見たときに感じた。

こんな不思議で意味不明の書き出しから始まる本日ブログです。

まずは今朝の書き下ろしコラムから。

タイトルは例によって私の造語ですが、

「こうぼう」そんな読み方でいかがでしょうか。

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『幸膨(happy surfing)』

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最近『ハッピーサーフィング』ということに着目し始めた。

すると、混雑を避けるようになり、

よって、

好きな波にたくさん乗ることができて、

精神的に安定し、

ご飯をおいしくいただけ、

よく眠れ、

健康的になりつつ、

波乗りがさらにさらにと上達し、

波乗りすること、

波乗りについて想うことが倍、いや乗倍は楽しくなった。

そんなまるでキヨーレオピンのような効用。

ただ、”空いているサーフブレイク”というのは、

たいていは波が弱かったりするので、

少し浮力があるボードを使うのが正解である。

私は元々ショートボード、

しかも浮力ギリギリの、

波待ちすると胸まで沈むくらいの浮力主義者だった。

とにかく、日々培ったキレのあるターンの感覚だけを求めて、

こういう波でもギリギリの浮力体に乗ることが重要だと思っていた。

しかしこのボードでは、

「空いている=弱い波質」でサーフすると、ほとんどの波に乗れない。

そんな事実に気づいた。

そして浮力があるボードに乗ってみる。

すると、あれよあれよ、

これもあれもほぼ「いいな」と感じた波に乗ることができるようになった。

ただ、ターンが重いしもたつく、行きたい向きになるのが遅延する。

そんなことになる。

が、しかししかし最初は重く感じたターンも、

すぐに慣れてその浮力を活かしたパワーターンとなっていく。

さらにはたった頭サイズの緩波でも、

ビッグウエイブに乗った気持ちで、

距離のある遠くまえ届くドライブターンができるようになった。

もっとボードを大きくしてみる。

ミッドレングス

長めのガン

または分厚いフィッシュ

大きなミニシモンズ(逆語だが、わかる人はわかるだろう)

先輩の友だちが乗っていたという茶色く古い、大きなショートボード

マルチフィンがついたロングはすっとばして、ログに乗ってみる。

50年前のボードに乗ってみる。

80年前のボード(ボックス)に乗ってみる。

シングルフィンにしてみる。

フィンを小さくしてみる。

キャッチサーフのようなトイボードのディレィ

(delay,自動詞:ぐずぐずする、もたつく)を理解してみる。

フィンを外してみる。

ワックスを忘れてみる。(実際は忘れただけ)

そんなことを知ると、波乗り世界が日々拡張していく、

またはあえて(自分で)拡張させていく。

膨張。

少し話は逸れて。

23番までやってきたウナクネトレーディングカードの説明文についての質問がよく来ます。

元々は、仮面ライダースナックのカードが母体で、

あの時代の熱狂をもう一度と、

子どもたちがこのカードを買いに駄菓子屋さんやパン屋さん、

またはスーパーやマーケットに走りながら買いに行く光景を想像してしまう。

ジョンジョン⑮のプリズムカードを見てはニマリ笑う8歳の少年とか、

カリナ⑩カードをお財布の一番上に入れているサーフ女子が垣間見えるのです。

カードを開けるときの興奮。

見たことのない色のフチ。

角は丸いのか角張っているのか?

(それは包装された状態でもわかるようになっている)

そんなことまで考えて製作しております。

そのライダーカードを踏襲し、

カードの説明は簡潔であったのですが、

徐々にマニアックになり、

その字の大きさを変え、行間も狭くして、

字数が増えています。

公然の事実、新事実、歴史、思想、感動、行為などを調べて、

さらにはウナクネ本部のみが知り得る事実も盛り込んでおります。

で、質問の多くの続き。

これら文末には、「サンスクリット語」を使っています。

ウナクネドーの芯を貫くテーマは、「平和」だったり、

「愛」であるので、この言語にはそれらが多く簡潔に含まれていて、

さらには長い歴史の中で紡がれた名言、名単語等があります。

そんなことを少ない字数で表現できたりするので使用しております。

(サンスクリット語ではないカードも存在していますよ)

なので、カード製作日はつまりサンスクリット語の勉強でもあります。

今朝は濃霧。

これからサンオノフレ・サーフカンパニーのハロウィンサーフパーティに行くので、

その前にブログやメール、

そして工場廻りを終わらせておこうと早起きすると、

視界が見えないほどの霧だった。

まあ午後には晴れるだろうと、

ウナクネカードの編集作業に勤しんでいたとき、

見つけたのがこのシャンカラーチャーリアの詩歌『バジャ・ゴーヴィンダム』

(シャンカラ、シャンカラーチャーリヤは、哲学者・宗教者でシャンカラ派の開祖。700-750)

この内容は、

सत्सङ्गत्वे निस्सङ्गत्वं [satsaṅgatve nissaṅgatvaṃ]

サットサンガがあれば、限りのあるものに執着することが減り、

निस्सङ्गत्वे निर्मोहत्वम् । [nissaṅgatve nirmohatvam |]

執着がなくなれば、現実に関する混乱が減り

निर्मोहत्वे निश्चलतत्त्वं [nirmohatve niścalatattvaṃ]

現実に関する混乱がなくなれば、理解がぶれずに定着し、

निश्चलतत्त्वे जीवन्मुक्तिः ॥ [niścalatattve jīvanmuktiḥ ||]

理解がぶれない時、その人は生きながらにして自由になる。

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シャンカラーは、

今からおよそ1266年以上も前にこの真実に気づいていた。

そんな事実を受けて、

我がウナクネ式広報部長としては、

私たちの活動を加味し、

言葉を組み替えたのが以下の詩歌です。

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ハッピーサーフ(思想のこと)があれば、ものに執着することが減り、

執着がなくなれば、現実世界を楽しむ余裕が生まれ、

現実世界を愛することができれば、それが理解として定着し、

その理解が継続できるのであれば、生きながらにして自由になる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シャンカラで思いだしたが、

1984年の名作映画

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』内で、

幸せだった村から奪われたのが、秘石サンカラ・ストーン。

その絶大なる力は映画をご覧になった方ならおわかりだろう。

で、それならサンカラボードがあれば、

幸せになれるのだろうと、

その予想すべき形状を思い浮かべていたら、

コールやライアン、

そしてタイラーたちと会いたくなり、

それを2020年に具現化するキャッチサーフのジョージと、

ランチミーティングが今週あることをここにあるカレンダーは示している。

だが、そんなサーフボードはデザインだけではなく、

全てが禊ぎのように創られなくてはいけないな、

そんな儀式たっぷりのサーフボード工場を思い浮かべていたら、

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ジェイソンとデイブ・ネイラーがやってきて、

タイラー・ウオーレンのドリームフィッシュを食い入るように見ていた。

彼らは禊ぎ白装束で作業してくれるのだろうか?

そう思っていたら、サンダーや粉もの職人は白いツナギだったな、

そんなことが横で起きながら製作されたカードです。

ウナクネトレーディングカードは、

人物図鑑だけではなく、

行為や思想、そして道具や波もご紹介するつもりです。

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サーファーは左からブレイク・ハンソン、

BBミラー、そして総帥アレックス・ノスト。

波に乗っているそれぞれのサーファーの気持ちを想像してみてください。

今度フキダシを入れて、一コママンガにしてみますね。

それではHappy Tuesday!!

NAKISURF千葉は、もうすぐ営業開始です。

ウエットキャンペーンは、

大好評なので、延長しております。

そして今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

今日もあなたのすばらしい日、

そしてハッピーサーフィング日となりますように。