ウナクネ総帥のハングファイブ。
チーターファイブとの違いは、
ノーズ加重かどうかだが、
これをもう一度見ると、チーターとの中間。
この場合のチーターを英語の自動翻訳で調べてみると、
「詐欺師」「ペテン」とあり、
その言葉から察するに、
ノーズに足をかけているのは、ダミーであるとわかる。
だが、この総帥のはそうであって、そうではない。
まるで、大人の世界のようだが、
この世はこういう中庸なことも多く、
波乗り界もそれに倣った典型だろうか。
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サンオノフレに到着して、
例によって、車の中から全てのボードをビーチに並べていると、
ヨーロッパ訛りのある英語で男が話しかけてきた。
「あの、マウロと申します。イタリアから家族旅行で来ました」
「おーPiacere!(ピアチェーレ、初めまして) 」
「で、サーフボードがないのですが、お貸しいただけますでしょうか?グラーツェ」
「どんなボードがいいですか?」
「私はいわゆる熟練サーファーなので、どんなボードでも乗ることができますのでどれでも」
「それではこのキャッチサーフをお使いくださいぜひ」
「おおグラーツエ・グラーツェ!」
そうやってお貸しして、
上がってきてからマウロが、
「あなたはNAKISURFのNAKIですか?」
「そーです!」
「私はインスタグラムであなたのことを長期間フォローしています。本物に会えるとは!」
「WOW、それは光栄です」
「一緒に写真を撮っていいですか?」
「もちろんです」
「良かった。じつはカリフォルニア旅最終日でして、家族旅行だったので、サーフボードを持っておらず、
波に乗ることをあきらめていたのですが、すばらしい思い出ができました。ありがとう!!」
「いえいえ、プレーゴ(Prego、どういたしまして)チャオ!」
そうやって撮った写真がその夜、
彼のインスタグラムに上がったことを知らせるタグがあって、
SNSの進化というか、
自分の知らない世界でさえつながっていることが不思議で、
サーファーとして親切をしたことが誇らしく、静かにうれしくなったポスト。
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これは私に見えるが、
NAKISURF千葉のハギウダ。
新婚旅行で昨日からサンクレメンテ入りしていて、
ウナクネ聖地であるフォードアーズで、
さらにはウナクネ式3種の神器のひとつであるフィンレスをクネらせていた。
こちらはNAKISURFハギウダ夫妻のシェアライド。
新郎はフィンレスでビハインド。
さすがサーファー夫婦の形です。
声援係は私。
Catch Surf Odysea Jamie O’Brian Model 8′
新婦のみずきさんは、
なんとこのハングテンをメイクして、
フォードアの連中のドギモを抜いていた。
それにしても新婚旅行で、同じ波に乗れるというのは、
ある意味サーファーの新境地だろう。
フォードアーズまで来てくれてありがとう!
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伊豆下田の観光プロジェクト。
吉佐美の名店サーフショップリアルでおなじみの鈴木直人さん主導で、
出されたアイディアは、
「アンディ・デイビスのアートを下田に!」
これは昨年からのプロジェクトで、
締め切り通りにアンディが美しく描き上げたのがこのアート。
ご存じのようにTシャツやポスターなどのカルト人気で、
ここNAKISURFまでにもお問い合わせがあったほどです。
で、直人さんからのお礼のメールがあり、
「アンディのTシャツですが、 下田市の「世界一の海づくり基金」に売上金を寄付しました。
これは各ビーチのクリーン、子ども達のマリンスポーツ体験などに役立てられます」
そんなすばらしいことになっていて、
それをアンディに連絡すると、涙ぐんで喜んでくれました。
これも良い話。
アステカスタイルというホットソースのセットを見つけた。
メキシコではこれだけの辛味のレパートリーがあるのだと、
感服するような感覚でこのセットを眺めていた。
さて、すてきな日曜日となりますように。
グラーツェ!
WE LOVE HAPPY SURFING!!
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