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naki's blog

ソフトサンドで、ゾロ目年令人の楽しいサーフセッション!

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島北西になるソフトサンド。

およそ5kmにもおよぶ白砂ビーチブレイク。

秋から春にかけて、

「北うねりが大きすぎない日」は、

ここがサーフ可能となる。

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写真を撮ったが、こうして立つ位置、そして角度を変えていくと、

ここの景色が見えてくるだろう。

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胸程度の波に腰サイズのバックウオッシュ(戻ってくる波)。

こんなコンディションだが、

入ってみるとかなりのおもしろさで、

自然と笑ってしまうという

「ゆるりと波乗りセッション」

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柔らかな砂、青い海。

それぞれのサーフボードを持って沖に漕ぎ出ていけば、

サーフィンが「純粋な遊び」ということがわかるだろう。

ここではテクニックなどはいらず、

跳ね返ってくる波に対する寛容な滑走が求められる。

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スケートボーダーでもあるノアは、

バックウオッシュを利用して、

エアをすることに執心していた。

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「ジャンプジャンプジャンプ」

と月曜日の書店の雑誌棚のように飛びまくっていた。

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俺とかフレちゃんの年令だと、

重力を感じながら波に張り付くターンの方がおもしろいのだけど、

まあ遊びなので、好きなようにやるのが一番。

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66才になったフレちゃん。

ノアとの年齢差が55才。

おじいちゃんと孫が一緒にサーフしているみたい。

こういうのっていいなあ。

俺たちをこのピークに見つけて、デレックとギャヴがやってきた。

「俺たちも混ざっていいかなあ?」

と聞いてくるデレックに

「いいよいいよ、どうせ誰もいないから、むしろうれしいね」

といつものセリフ。

それほどまでに人はいないのが、このソフトサンド。

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ホワイトハウスの師範デレックはあいかわらずの

「ごゆるりスタイル」で透明な波をなめるように乗っていた。

D先輩直伝の

「ただ、突っ立っているだけでいいんだ!」

という伝えを思い出していた。

.

インパクトは思ったよりもパワーがあるので、

こうしてリーシュを切ってしまったギャヴ。

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デレックから何かを伝授されたノアは、

とたんに波乗りスタイルが変化した。

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それが野村監督の「ささやき戦術」だったのかは定かではないが、

ノアはいい波乗りになりました。

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やっぱりコーチって大事なんだなあ。

青い海と、楽しい仲間、そして大好きなBD3にニッコニコのフレちゃん。

66才おめでとうございます!

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ノアも満面の笑みで上がってきた。

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11才は体が変わる時期らしく、

ムクムクしていた幼児体型からやせ型の少年の体になってきている。

親としては、いつまでも楽しくサーフィンしていて欲しい、

と思っている。

コンテストも出なくていいし、

ただ楽しく海に行って、

雲を見て、自然を感じ、のんびりと続けてくださいね。

よく考えてみると、

ノアがフレちゃんの年になるまであと55年もあるんだなあ。

いいなあ。(笑)

.

波はこんな新島系で、

バックウオッシュで波があちらにいったり、

こちらに来たりと、めまぐるしかった。

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昨日も書いたけど、

新しいフィンが来たのでそれを試してみたら

「軽快」の一言だった。

20091025_Softsand_T0441フィンって、サーフボード挙動の多くを占めているのだなあ、

と再確認する。

選手交代して、俺が波乗りする番となった。

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ごゆるりといきたいところだが、

際どい斜面のセクションメイクしていくと、

こうしてものすごい速度となる。

フィンを小さくしたからか、速い速い。

ボードのトラック(軌跡)を見てもらえばわかるけど、

シングルフィンボンザー(BWT)って、

こんな緩斜面でも失速せずに加速しているのですね。

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フィンとレイルから発する『ザバザバー』って音を聞きながら、

波のポケットに戻る。

2009_Softsand_T0483で、またバックウオッシュがやってきて波斜面を持ち上げる。

力を抜けば抜くほど、

このバウンス感覚が楽しく、なんだか空を飛んでいるような気にもなった。

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そんなこんなで、楽しいサーフセッションを終えると

44才になっていた。

ここにいるみんなが「ゾロ目歳」ということを知り、それに笑ってしまう。

望遠レンズでお隣さんのピークを見たが、

まるでコピーしたかのような同じような波が、

バックウオッシュも同じくブレイクしていた。

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現在はこうしてビーチに車を停められるのだが、

もうすぐそれができなくなるという。

ブレイクの目の前に車を置いて、

窓を開け放ち、パラソルを立ててサーフするのって、

こっちではじめてする体験だった。

風景もビーチスタイルもどんどん変わっていく。

「さようならソフトサンドの風景」

と車を入れた画角でシャッターを押した。

バースデイということで、

カイラが学校で大きなシュークリームを焼いてきてくれた。

上手にできていて、そのおいしかったこと。

Kaila's

アニーはクマのパンケーキを食べている。

ちなみに目と鼻はブルーベリーです。

Kuma pancake

少し「ハナレ目」にするのがかわいくするコツです。

波乗りをたくさんして、

お腹がぺっこぺこのノアには残ったご飯でオムライスを作りました。

材料はご飯と卵2個。

それだけ。

タマネギを入れようと思ったのですが、

切るのが面倒だったので、こうなっちゃった。(笑)

最初はご飯を炒めて塩こしょうし、ケチャップで少し色づけだけをし、

後は溶いた卵を焼いてそれをご飯の上にのせ、

ケチャップで目と口を描いて、

「ニッコ・オムライス」の出来上がり?。

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前回は半熟卵が不評だったので、今日はしっかり焼きました。

麻婆豆腐の残りがあったので、それも一緒にめしあがれ?。

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おいしいおいしい、とものすごい量を食べきったノア。

もっと体が大きくなりますように。

彼の波乗りバッグには予備のTシャツと、おもちゃの双眼鏡が入っていて、

サーフウオッシュするつもりだったのだなあ、とこれで知った。

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コーヒーのバッグは重宝しますね。

本当はこれからフィンについて書こうと思っていたのだが、

いくつかの電話を受けていたら、あっというまに時間切れとなってしまった。

6時を廻り、夕陽時間となった。

ピンクとオレンジがきれいな空になっている。

フィン話は明日書きますね。

昨日書いた天声人語、船木風の評判が良く、

多くの人からメールやお電話、スカイプををいただきました。

ありがとうございました。

「台風20号は銚子沖をものすごいスピードで抜けていった」

と天気サイトにあった。

朝七時を待って銚子のおばさんに

「被害はありませんか?」と電話をすると、

「下の小屋の屋根が飛んでいっただけだよ」

と言っていたので、ほっと一安心。

最大風速が35mでよかった、と思いました。

これがもっと強く吹く大型台風だったらみんな飛んでいってしまいますよね。

台風上陸、接近が今年は例年より多い気がしますが、

後何回やってくるのでしょうか?

今日もお越しくださり、ありがとう。

こうしてブログを書き進んでいると、

夕陽がさらにきれいになってきました。

ちょっと見てきますね。

また明日?!