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naki's blog

【後のドラグラ記念特大号】「Saluto Fletcher!」(サルート・フレッチャー)@千葉_(3556文字)

Christian Fletcher’s Chiba Tandem with Nanami

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「AKIRAだったな」(ハービー)

「はい、ジェットと憶えてください」(ジェット・アキラ)

「クリスチャンからジェットはかなりの飛行少年だと聞いている。

今日は私の前でイッパツどでかいのをかましてくれるのだろうね」(ハービー)

「もちろんです!おまかせください!」(ジェット・アキラ)

「アキラくん、ぼくも楽しみにしているよ」(ラカ法王)

「ところで、お前たちはなぜフランス語を話すのかね」(ハービー)

「サバサバーですか?」(私)

「そうだサヴァサヴァのことだ」(ハービー)

「おそ松くんのイヤミが持つ、おフランス・コンプレックスというか…、

あれ、元々は鯖一郎だったからだからそうではなくて…」(私)

「Ha? それじゃ意味がわからん」(ハービー)

「サヴァー」(ラカ法王)

「まあ良い、サヴァと発音するだけで気持ちが良いのだろうな」(ハービー)

「どうしてそれを?」(私)

「私にはお見通しだ。でなければクリスチャンまでサヴァサヴァ言っていないからな」(ハービー)

「サヴァ、わかっていたのですね」(私)

「いつの時代でも流行る言葉というのがあるからな」(ハービー)

「さすがです閣下」(私とジェット・アキラ)

満面の笑みのラカ法王。

「その手もサヴァと合わせてしているのだろう」(ハービー)

「その通りです。クリオネ・ターンと言います。ドノヴァンもボトムターンの時やっています」(私)

「なるほど、そこにそのスタイルへの起源を求めたわけだな」(ハービー)

「サヴァ(フランス語で)」(私)

「私の時代はターンに美とか言葉とか、そういう概念がなかった」(ハービー)

「今からでもぜひ」(私)

「サイドスリップブギーは両手を天に向けるもの、クリオネは下に拡げるものと記憶しておこう」(ハービー)

「✨🐟✨さばsbー✨🐟✨」(私と法王)

大輔さんとみんなでサーフしようということになり、

それぞれのボードを持って浜に向かった私たち。

カメラを出したハービー・フレッチャー始皇帝。

サーフマニアである私たちには、

彼こそが歴史の中から現れた息をする英雄であり、

フレッチャー王朝の当主。

真剣に波乗りをする私たちにとって、

彼が現れるだけで瞬時にしもべになるのです。

「ジェット、

そのレフトのセクションがよろしいのでそこでエアを決めなさい。

私はここで待つぞ」

「アイアイサー!」

さすがジェットアキラ、

始皇帝のお言葉の通りにバックサイドエアを決めました。

「あいつはなかなかやりおる。なんと言ってもスタイルがある」

そう言う君主ハービー・フレッチャー。

ヨゲさんはカラーズマガジンを主宰していて、

波乗りの腕は特級に近い、だが大波が苦手。

なので、

大波に乗らないシェーン・ドリアンと記憶してください。

ヨゲさんはセンターフィンを外したボンザーで、

新概念のターンを体現していた。

やはりすごい。

「彼はヨギーか、ヨガか?」

始皇帝がそう言うので「ヨゲです」とお伝えすると、

音がお好きになられたようで「ヨゲヨゲ」とずっと言っていらした。

私たちにとってのサバも音が好きなので、

ハービーにとってはヨゲの音が好きなのかもしれません。

Feel the Force.

ここで「サルート・フレッチャー!」と言いながら瀧朗登場。

「サルート・タキロー!」と応えた始皇帝。

始皇帝ハービーが掲げるのはローマ式敬礼。

腕を前に真っ直ぐに伸ばし、

手のひらを相手に向けて指先を伸ばす。

腕を上げる角度にはいくつかのバリエーションがある。

「Saluto Fletcher!」(サルート・フレッチャー)

古代ローマ帝国時代の皇帝に向けていたのは、

「Ave Cesare!」(アヴェ・チェーザレ=皇帝に敬礼)だったので、

それを受けて「Ave Fletcher!」とやったが、

あまりにも細に入りすぎていて理解されなかった。

とにかくこれはハービー・フレッチャー始皇帝への敬意と忠誠を意味しており、

これを受ける唯一の存在である始皇帝自身は、

挙手答礼でこの敬礼に応える。

前出の法王は、

たまにここでサバちゃんと表記される。

法王はヨゲさんと同じ本家ボンザー(梵参)でダウンザラインならぬ、

ダウンザ妙本寺。

これは妙本寺の坂を下る気持ちに似て、

崇高なるのだと言います。

「サヴァ〜は、ほっぺたをふくらませる癖があるようだな」(ハービー)

「閣下、サヴァでなく、

法王=ポープ(POPE)でございます。

私たちの最上位クラスのお方です。

法王は、ほっぺたをパラシュート化させ、

落下速度を操作して、

ドロップインを安定させるのです」(私)

「また適当なことを言いおって」(ハービー)

「あ、それがサヴァの語源です。

“適当”という別の意味をサバと言います。

まあ、サバ読みというスラングですが」(私)

「お前たちはおもしろい概念で遊んでいるのだな」(ハービー)

「もちろんです。密度の濃いハッピーサーフですから」(私)

梵参については、諸説色々あるが、

このウナクネ式(後のドラグラ)の概念をここにおいておきます。

【ウナクネ大全】天上天下唯梵参独尊_アレックス・ノスト総帥は龍顔麗しく教会岬にお着きになった_(1887文字)

「天上天下唯BONZER独尊」

これは、全世界でボンザーが一番尊いと広く解釈されているが、

じつはこの場合のボンザーとはサーフボードのシステムではなく、

「ボン=梵、ブラフマン:宇宙を支配する原理」

「ザー=3、参。欲界・色界・無色界の三界」だと言う。

瀧朗も法王のようにほっぺたぷっくり。

これでフィンレス降下速度を抑えられるという基本技。

でもクレヨンしんちゃんを思いだした。

聖式カルちゃんは、

ほっぺたをぷっくりさせずにキャッチサーフで正式フィンレス。

ウナクネ宮崎支部の俊治くんが乗るのは、

クリスチャン自家製クアッド。

エポキシの水離れがそのデザインと相まって、

空中ターンを可能な限り実現しているのだそう。

「クリスチャンたちが乗ったぞ。カメラを構えなさい!」

「イエッサー!」

「きゃー!こんなの初めて!」ナナミ

お、瀧朗も一緒に乗るか!

いいね〜へへ。

おっと、ここでは聖式カルちゃんと瀧朗がバレルというか、

ウエッジ壁をボードで具現化している!

フィンがついていないと、

こうしてボードでつるりんと友人をなでられる。

それを見たハービーは、

「新時代だな。私たちの時代にあんなことをやったら怪我をしてしまう」

瀧朗は、ヨゲさんに写真の撮れ高を確認し、

「みんな上がってしまったから上がらないと」

そんな気持ちで上がってきた真面目なカルちゃん。

ハービー自慢の作品が撮れたらしく、

それを息子クリスチャンに見せていた。

私は今週末にある伊豆のフィッシュイベントがあるので、

そのフィーリングを理解すべく、

遅ればせながらキャンバスのブリスフィッシュでパドルアウトした。

ウナクネ式真骨頂の半銀ファイブを決めると、

「半銀でなくハンギン、Hangin’ですよ」とヨゲさんから聞こえてきた。

「ずっと半銀だと思っていたよ」そうサバるとヨゲさんは、

「あはは、またサバ読みだったんすね。熱い」

そんないつもの会話。

ヨゲさん降臨。

グラブレイルが私たちの世界を表現している。

「熱い」とは彼の口癖だが、

最もクールな男である。

クリスチャンと始皇帝が見守る中、

彼のボードに乗ってマット・メオラばりの

「スピンドル・フリップ540」をメイクしたらどんなことになるのかと、

妄想しながら波待ちをするのはやはり楽しい。

クリスチャンが言うように、

本当に水離れが良く、ボードは暴れ馬みたいになった。

すごい。

タキビナイト法要でお疲れなのか、

右に流されてしまった法王に、

全身を使って

「左でございます」

「こちらでございます」

と指示する瀧朗。

ブリスフィッシュが後ろに見える。

Honda Sabatt(ホンダ・サバット)

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そんなこんなでフレッチャー王朝&ウナクネ(後のドラグラ)フレンドによる、

ハッピーサーフは大団円で終了しました。

文字数がすでに長い。

ジェット・アキラデザインが施されたクリスチャンの梵参を目撃し、

全員で感服した図。

千葉でハービーが会いたかった人は近江俊哉さん。

ASP Japanのゼネラルマネージャーであります。

ちょうどWQS6000が志田下で開催されているので、

日没後お会いすることになり、

BB弾のこと、

ハワイ訛りの英語のこと等々の昔話に花が咲き、

最後は今回の千葉メンバー全員で記念撮影をし、

全員で「Saluto Fletcher!」(サルート・フレッチャー)と結んで、

フレッチャー始皇帝親子の今回の日本旅がここに成就しました。

始皇帝からはたくさんの歴史の話、

そしてサーファーとしてのあり方、

人間力、アートのパワー等々を教えていただきました。

ありがとうございました!

また近々お会いしましょう!

サルート!