週末もたくさんの方が新宿ビームス・ジャパンさん4Fの、
私のPOP UP個展
“NAKI BRANDNEW ARTWORKS 2017″
にお越しくださいまして、ありがとうございました!
こちらは後11日間、
6月30日まで開催しておりますので、
都内にいらした際には、
ビームス・ジャパン4F
トーキョーカルチャート特設コーナーまでお寄りください。
東京都新宿区新宿3−32−6
11時00分~20時00分
03-5368-7300
http://www.beams.co.jp/beams_japan/
昨日は新宿より八王子経由で、
一度新宿に戻り、
入間まで車検した愛車を取りに行ったツナくんと千葉に行き、
ひさしぶりのサーフすることに。
夏が近づいてきていて、ものすごく混んでいたのと、
北東風が強かったので、
一宮メイン新舗装駐車場前の堤防横に。
ここはサイズが小さくなるのだが、
この風がオフショアになり、
堤防に寄れば寄るほど無人となる。
基本オンショアの風波、
しかもセットで膝サイズだったので、
クイックに、
そしてスピーディーに乗れるフィッシュを選んだ。
前回乗ったCANVASブリスフィッシュが見あたらなかったので、
NATION謹製のクラシックフィッシュがあり、
NAKISURF千葉のハギウダが
「それ、ブリスフィッシュと全く同スペックです」
というので同シェイパー、同サイズで、
アウトラインだけが違うボードに乗ってみた。
5’4″ x 20-1/4″ x 2-1/8″
表記はこのように薄いのだが、
レイルがボキシーなのでフルに2インチはあるレイル。
ボランクロスのバタフライパッチで、
クラシック(伝統的)と、
NATIONお得意の近代スペックのニューブリード。
見ているだけでうっとりとするサーフボード。
『フィッシュの乗り方』というには波が小さかったが、
でもNATIONフィッシュならではの、
スピードとグライドを得たので、
その膝波連続写真を使ってコメント付きで紹介します。
テイクオフは、
しっかりと漕ぎきって波の中腹から立ち上がるようにするといい。
そのまま波側のレイルを立てて、
ボードを引きつける。
斜面が長かったので、
ここで滑走(グライド)を始める。
波が切れるまで滑走し、
崩れるのと一緒に降りてくる。
この波の箇所を『セクション』という。
またセクションが出現した。
用語では『セカンド・セクション』。
ファーストセクションよりもサイズが小さくなったが、
テイクオフ直後の低速状態ではなく、
加速された後なので、
このセクションの方が悦楽を得られるだろう。
なので、「(セクションを)抜けてくる」
というのがいかに重要なのがわかる。
このセカンドはファーストセクションと較べて、
距離が短かったので、
ハイライン、つまり波の上を滑り、
そのまま張り付くようにボードを落とす。
ボードの性能が一番顕著に表れるのがここ。
良くないものは張り付いたままで失速するし、
そうでないのは生きもののように浮き上がる。
サードセクション。
膝波だったが、
最大速度を得ていたので、
ピチピチとフィッシュならではのクネリを表現したく、
ここからテイル(フィンエリア)加重し、
その愉楽を表現してみた。
ボトムターンというか、
クイックな底ターン。
波がひらひらした上部にボードを合わせ、
セカンドと同様なトップターンを、
けれど迅速にしてみた。
波が崩れてきたので、トップターン直後、
ボトムまで待たずにミドルターンを、
こちらもクイックに。
波の崩れている箇所「リップ」に
ボード中央ストリンガーラインを合わせるようにすると、
精確さが出るし、トップターンの指針となる。
合わせたら、
そのトップに自分のフィッシュを押しつけるようにする。
波がこれ以上切り立たないのと、
崩れるパワーが弱かったので、
加重を前足側に移行し、これより両足体重とする。
これで50・50の両足加重。
最速でこのセクションを滑り降りることができた。
そのままの勢いを使って、
まだ続く斜面側にターンをし、
波が深みに入って消えようとしているので、
ミッドレングスでおぼえた「ソフトフット」という技を使う。
これは寝ている虎の上に乗るように、
または羽根に乗るかのようにふわりと最小限の加重で乗ること。
失速するとこうしてボードは沈むのだが、
それをバランス力とソフトフットでこらえて岸を目指す。
波が弱くなると、
キックアウト(プルアウト)するサーファーばかりだが、
それをトム・カレンと、
ジョンジョン・フローレンスは嘆いていた。
彼たちの言う「波は最後まで乗ること」
それを私は実践しているに過ぎない。
このスネ波だが、
右へ行ったり、さらに弱くなったり、
バックウオッシュが入ったりと、
ドラマがたっぷりとある。
せっかく乗った波を最後まで乗るのは、
作ってくれた料理を最後まで食べることに似ている。
多少の加重や些細なバランスを取っていくのは、
波乗りの練習がここでできる。
こんな膝波だけど、
下手をすると50mも乗れるほどの滑走の醍醐味があります。
目指す陸が近づいてきた。
さらに低速になるので、
ソフトフットを高め、
最後までしっかりと乗ること。
蹴り出したり、飛び降りたりはしないで、
ボードの上か、横に降りるのが、
ロブマチャドやジョエル・チューダー、
ジョンジョンにトム・カレンだったり、
アレックス・ノスト流。
みんなそんなトッププロのボードやファッションだけ真似をしていて、
波に乗ると、最後はどうでも良くなって、
蹴ったり飛び降りたりしているけど、
最後、つまりフィニッシュはとても重要です。
「終わりよければ全て良し」
そんな言葉を忘れないように。
しっかりと乗ることもハッピーサーフィンの基本です。
【おまけ】
奄美の映像をここに置いて、
今日はここまでとします。
Have a wonderful day to you!!
◎