Takiro Oshita at The Club X.
-Brian Bent’s- The Box 1940
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大下瀧朗@クラブエックス
エックスを『クラブ・エックス』としたのは昨日のこと。
なぜクラブかというと、
「海のクラブ営業は禁止」
というニュースを読んで、
カウンターカルチャー好きの私は、
ちょうど湘南からやってきた瀧朗と、
『逆もまた真なり」
そんな結論に達した。
これでは読者には何が言いたいのかわからないのだろうが、
ここでは「海の家のクラブ化禁止」等々のことが、
結果、夏の海から人々を遠ざけたように思えたので、
あえてエックスをクラブ化してみた。
けれど、品の悪い人たちはどこにでもいる。
砂浜をクラブ化するとどうなるかわかったのが、
何年か前の逗子海岸。
まだサーファーズが砂浜に建っていたときには、
「これはまずいだろう」ということもいくつか見受けられた。
バーベキュー禁止もそう。
私たちからすると、
なぜバーベキュー後のゴミをその場に捨てていくのかがわからない。
おかげで禁止となる。
要は『海に来る若者=ルールマナーゼロ』という図式が確立されているからで、
実際は数%のマナー欠如人のために、
正しく生きて、
バーベキューや海の上のクラブ化を楽しみたい人たちを阻止しているのだ。
極論というか、突き抜けた意見を書くと、痴漢も盗撮もそう。
たった一握りの稀少なる趣味を持った人がいるだけで、
男性全員にその趣味があると思われてしまうことと似ている。
おかげで私のiPhoneは写真を撮ると『カシャリ』とうるさい。
(アメリカ版のiPhoneはサイレントモードがある)
さて、クラブエックスには、
オーストラリアから瀧朗の友人ふたりが現れた。
波乗りが自慢のRVCAオーストラリアからの視察で、
「オリンピックが開催される千葉一宮波に乗りたい」
ということだった。
彼らはきっとショートボードなのだろうが、
そんなことには頓着せずに、
というか膝波エックスなら大きなボードが楽しいことを知っているので、
キャッチサーフ各種と、
NAKISURFにある70年以上前のデザインであるボックスを持ち出すと、
彼らは半ば冗談だと思って笑っていた。
こちらは極めて真剣ですよ。(笑)
左からスコット、DT、私、そして瀧朗。
選択としては、2本にはフィンが付いていて、
3本のフィンレス、1本のミニマルフィン、
そして木製ボックス。
スコットが選んだのは、
キャッチサーフの7フィートログ。
まじめそうな人なので、チョイスもまともである。
しかも一本目、
ウエッジピークのど真ん中からビシリとテイクオフした。
瞬速でグレイトサーファー認定。
武闘家風のDTは、
体型的に9フィートプランク(シングルフィン)を。
DTは教えてもいないのに、
「さばー」のポーズをするあたりはただものではない。
サバリバ認定。
✨🐟さb〜
瀧朗はいつものフィンレス。
DFWバリー・マッギー7に乗り、
軽快なるパワースライドをスコットたちに見せつけていた。
私は言い出しっぺでもあるので、
それは重い思いをして、
さらには熱い砂浜を運んできたので迷わずボックスに。
このタンスのようなボードが一番難しくて、
エックスのパーフェクションにぴったりだと気づき、
みんなこぞってボックスに乗るようになった。
スコット。
「幼少時からほぼ毎日サーフしている」
という自己申告の腕前は予想以上のものだった。
さらには「人生で1番熱い砂浜を歩いた」というハダシ族だったので、
「アレックス・ノスト総帥のウナクネ認定ですぞ」
そう伝えると、DTと共に大喜びしていた。
このボックスに乗り、
天才的な滑りを見せたのが瀧朗。
「タキロー、あなたこんなにも上手だったのか!」
そう接続詞欠如のまま舌を巻くスコットとDTを尻目に、
ダウンザラインあり、
ダブルアップフォールもメイクして、
挙げ句の果てにはセッション後、
ふたりからステーキランチをごちそうされるという横綱稀勢の里状態だった。
結局ボックスは大人気となり。
1人あたり3〜4本乗ると交代と相成って、
それは楽しい日豪交流サーフ@クラブエックスでありました。
そんな中、
瀧朗はキャッチサーフ7フィートログで、
ギネス記録となる膝波バレルをメイクした。
レイルセットも、
テイル加重も完璧。
ロングバレルをメイクして、
意気揚々と左手を掲げる瀧朗。
画角から外れていく。
後方には初級者サーファーたちがたくさんいて、
事実ここは浅くて、とても適切な波がやってくる。
エックスは私たちだけ。
つまり昨日書いたが、
それはささやかな40%の波サイズによるものなんです。
でもバレルも入れる波質。
その格差がすごい。
NATION The Pink Champagne On Ice 6’2″ FCS Dual
噂のNATIONデュアルをゲットしたIさま、
ジェフリーズでサーフしていたようで、
「楽しく乗れました」
私も欲しいデザインの最右翼。
エックスで乗ったら、すごい速度になるだろう。
ランチ後は、
瀧朗がスコットとDTを志田下等にサーフ観光しつつ、
成田空港まで送りに行き、
私は夕波クラブエックスとして、
満潮のパーフェクションで6フィートスキッパーに乗っていると、
それは見事なドラゴンサンセットが出た。
上がってからiPhoneで撮ったのがこれ。
今日もハッピーサーフ、できましたよ。
Have a fantastic day and safe travels!!
◎