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naki's blog

【特大号】正しく生きて、サーフを深く愛する日豪サーフセッション@クラブエックス_(2222文字)

Takiro Oshita at The Club X.

-Brian Bent’s- The Box 1940

.

大下瀧朗@クラブエックス

エックスを『クラブ・エックス』としたのは昨日のこと。

なぜクラブかというと、

「海のクラブ営業は禁止」

というニュースを読んで、

カウンターカルチャー好きの私は、

ちょうど湘南からやってきた瀧朗と、

『逆もまた真なり」

そんな結論に達した。

これでは読者には何が言いたいのかわからないのだろうが、

ここでは「海の家のクラブ化禁止」等々のことが、

結果、夏の海から人々を遠ざけたように思えたので、

あえてエックスをクラブ化してみた。

けれど、品の悪い人たちはどこにでもいる。

砂浜をクラブ化するとどうなるかわかったのが、

何年か前の逗子海岸。

まだサーファーズが砂浜に建っていたときには、

「これはまずいだろう」ということもいくつか見受けられた。

バーベキュー禁止もそう。

私たちからすると、

なぜバーベキュー後のゴミをその場に捨てていくのかがわからない。

おかげで禁止となる。

要は『海に来る若者=ルールマナーゼロ』という図式が確立されているからで、

実際は数%のマナー欠如人のために、

正しく生きて、

バーベキューや海の上のクラブ化を楽しみたい人たちを阻止しているのだ。

極論というか、突き抜けた意見を書くと、痴漢も盗撮もそう。

たった一握りの稀少なる趣味を持った人がいるだけで、

男性全員にその趣味があると思われてしまうことと似ている。

おかげで私のiPhoneは写真を撮ると『カシャリ』とうるさい。

(アメリカ版のiPhoneはサイレントモードがある)

さて、クラブエックスには、

オーストラリアから瀧朗の友人ふたりが現れた。

波乗りが自慢のRVCAオーストラリアからの視察で、

「オリンピックが開催される千葉一宮波に乗りたい」

ということだった。

彼らはきっとショートボードなのだろうが、

そんなことには頓着せずに、

というか膝波エックスなら大きなボードが楽しいことを知っているので、

キャッチサーフ各種と、

NAKISURFにある70年以上前のデザインであるボックスを持ち出すと、

彼らは半ば冗談だと思って笑っていた。

こちらは極めて真剣ですよ。(笑)

左からスコット、DT、私、そして瀧朗。

選択としては、2本にはフィンが付いていて、

3本のフィンレス、1本のミニマルフィン、

そして木製ボックス。

スコットが選んだのは、

キャッチサーフの7フィートログ。

まじめそうな人なので、チョイスもまともである。

しかも一本目、

ウエッジピークのど真ん中からビシリとテイクオフした。

瞬速でグレイトサーファー認定。

武闘家風のDTは、

体型的に9フィートプランク(シングルフィン)を。

癒ハレノバ_ヘアカリフォルニア_久昇_下田への黄金ルート_(774文字)

DTは教えてもいないのに、

「さばー」のポーズをするあたりはただものではない。

サバリバ認定。

✨🐟さb〜

瀧朗はいつものフィンレス。

DFWバリー・マッギー7に乗り、

軽快なるパワースライドをスコットたちに見せつけていた。

私は言い出しっぺでもあるので、

それは重い思いをして、

さらには熱い砂浜を運んできたので迷わずボックスに。

このタンスのようなボードが一番難しくて、

エックスのパーフェクションにぴったりだと気づき、

みんなこぞってボックスに乗るようになった。

スコット。

「幼少時からほぼ毎日サーフしている」

という自己申告の腕前は予想以上のものだった。

さらには「人生で1番熱い砂浜を歩いた」というハダシ族だったので、

「アレックス・ノスト総帥のウナクネ認定ですぞ」

そう伝えると、DTと共に大喜びしていた。

このボックスに乗り、

天才的な滑りを見せたのが瀧朗。

「タキロー、あなたこんなにも上手だったのか!」

そう接続詞欠如のまま舌を巻くスコットとDTを尻目に、

ダウンザラインあり、

ダブルアップフォールもメイクして、

挙げ句の果てにはセッション後、

ふたりからステーキランチをごちそうされるという横綱稀勢の里状態だった。

結局ボックスは大人気となり。

1人あたり3〜4本乗ると交代と相成って、

それは楽しい日豪交流サーフ@クラブエックスでありました。

そんな中、

瀧朗はキャッチサーフ7フィートログで、

ギネス記録となる膝波バレルをメイクした。

レイルセットも、

テイル加重も完璧。

ロングバレルをメイクして、

意気揚々と左手を掲げる瀧朗。

画角から外れていく。

後方には初級者サーファーたちがたくさんいて、

事実ここは浅くて、とても適切な波がやってくる。

エックスは私たちだけ。

つまり昨日書いたが、

それはささやかな40%の波サイズによるものなんです。

でもバレルも入れる波質。

その格差がすごい。

NATION The Pink Champagne On Ice 6’2″ FCS Dual

噂のNATIONデュアルをゲットしたIさま、

ジェフリーズでサーフしていたようで、

「楽しく乗れました」

私も欲しいデザインの最右翼。

エックスで乗ったら、すごい速度になるだろう。

ランチ後は、

瀧朗がスコットとDTを志田下等にサーフ観光しつつ、

成田空港まで送りに行き、

私は夕波クラブエックスとして、

満潮のパーフェクションで6フィートスキッパーに乗っていると、

それは見事なドラゴンサンセットが出た。

上がってからiPhoneで撮ったのがこれ。

今日もハッピーサーフ、できましたよ。

Have a fantastic day and safe travels!!