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【ダブル画像:テクニック編】シェアライドの心得_オディシーの激速テイクオフ(その前フリ)_(2600文字)

Catch Surf Odysea x DFW 7′

All Water Photo by Brian Miller

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5年前、キャッチサーフのオディシーが発売された。

GW企画NAKIPHOTOギャラリー2_キャッチサーフのオディシー登場!!_(552文字)

GW企画NAKIPHOTOギャラリー6_CATCH SURF新作オディシーでヨロコビ・グライド、いや後楽飯店!?_ODYSEA_(2590文字)

所有するにあたり7、8、9フィートという選択があった。

そこで当時乗っていた車の、

席等を動かさずにハッチバックを開けて収納できるのが7フィートだった。

1フィートは30.48cmなので、

それはだいたい213cmくらい。

まあ、サーファー以外の世間が想像するサーフボードというのは、

きっとこんなサイズだろう。

とにかくこの7フィートとは、そんななれそめだったが、

初めて乗ったときから

「こんなに短いのにロングボードよりも早くテイクオフができる」

そんな事実を得た。

波を待っていると、

「それは何フィートモデルか?」

そう尋ねられることが多く、

「7フィートですよ」

「え!そんなに短いのか」

このボードのおかげで見知らぬサーファーたちと、

そんなような会話をしている。

ちょうど動画用に連続写真を撮っていたら、

この7(呼び方を短くしちゃいました。サバは読んでいません)が、

ロングボードと一緒にテイクオフするという動かぬ証拠を掴んだ。

漕ぎ出し。

これは2回目の漕ぎ出し。

パドルと言わないで「漕ぎ出し」というのは、

腕を深く入れ、

水圧の最大トルクを得て重くなっているから。

左右どちらでも行ける波。

まっすぐでもいい。(笑)

操作性と視認度の高さから、

こういうときはついフロントサイドに行ってしまう。

左右3回ずつ漕ぎ出したら、

7ちゃん(敬称を与えた)は滑り出し始めた。

はい、テイクオフしちゃいました。

みんな乗ってきたら、

私のスペースは3mくらいだろうか。

お、横の人が止めた。

自分の滑るスペースが倍増した瞬間。

ロングの人はまだ誰も滑り出してすらいない。

波が切り立ってきた。

私はもう滑降が始まっている。

レイルが入りました。

これでロックオン。

 

ここでようやくというか、

ついにロングの人たちが滑り出し始めましたね。

そしてここからはシェアライドの心得というか、

マナーをお伝えします。

上記したように私の持ちスペースは6m。

横に滑るとあっという間に失ってしまう距離。

それにしても前の人のテイクオフは、

なかなか滑り出さない。

いっそのこと乗れなければスペースがさらに得られるなどと、

希望的予測が出てきたので、

その前のセクションを見据え、加速した。

けれど、

彼はついに斜面を得たようで波に押されはじめている。 

 

その距離は3m弱にまで縮まった。

ぶつからないように、

一度速度を落とす。

具体的にはこうして後ろ足側に加重する。

この人はなぜか思っているよりも遅かったので、

ノーズを入れて、

この横向きのライディングラインを変更した。

よしこれで外れた。

後ろ向きにして、

前の人との距離を稼ごうというのがアイディア。

でも波がさらに切り立ってきてしまった。

このまま後ろ向きで滑ろう。

良いセクションが前方に出現しそう。

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ならば今度はテイルを刺して、

向きを元通りにする。

お!ミラーがいる。

Oh yes!!

波の良い位置にいられるように、

レイルを入れ替えるというかスピンしていく。

   

ここまで待ったら、

持っているレイル側に体重をかけて、

また横向きのラインとしてセクションメイクを目指した。

レイルが入って、ミラーが迫ってくる。

興奮し、緊迫する瞬間でありました。

     

レイルが入った。

けれど、

またスペースは3mくらい。

しかも波が崩れ始めているので、

できたら前の人の位置くらいは行きたいが、

例によって遅いので、

それはかなわぬ願いだとも知っていた。(笑)

もしも、

例えば前の人が止めたり、

ワイプアウトしたらということがあるので、

一応レイルラインを保っておいた。

前の人にとっては、

遅かったのが幸いして、

彼にとって最高のセクションを手に入れたようなので、

私はここまでとし、ライディングを終えることにした。

先ほどのブレーキ術と同じように後ろ足を踏む。

なぜならここにフィンがあるので、

そのフィンを軸にサーフボードは曲がり始める。

私のDFWサイドバイトは、

付属の中フィンではなく、

最も極小だとされるフィン『ナブスター』を付けている。

あの面積でもこうして操作できる。

フィンは偉大だ。

かくして、前の人は私に気づくことなく、

エクセレントセクションを手に入れ、

さらには最高の波乗りを手に入れたことでしょう。

これがシェアライド。

波を共有しようという考えです。

波質にもよりますが、

こうして緩やかで、柔らかい波は初級者の人も多いので、

波に乗れる人は、初級側に合わせるとこうなります。

逆にスープだったり、

ダンパーであるのにも関わらず、(これ重要です)

人の方に向けてぐいぐいと乗ってきて、

(テイクオフのときは誰もいなかったりもする。つまり後から乗ってきている)

ギリギリでアピールするようにプルアウトしたり、

ひどいのになるとボードをぶつけてきて、

「グルル〜」と睨んでくる人がいる。

あれは自分が前乗りされたと思って最接近し、

「お前、悪いことをしなんだから謝れ」

という気持ちなるのだろうが、

(言いがかりに近い。実際そうなのか)

人に謝らせて、誰も楽しいわけがない。

こんなことで謝る方も、謝られる方も、

そして見た、またはこうして聞いた人までも楽しくない。

なので、今すぐにそういう考えは撤廃するべきだと思う。

ただ、

上の人みたいに遅いだけで波の方向がわかっていたらいいけど、

そうでない初級者の人もいますから、そんなことにはお気をつけて。

みんなが安全に楽しく乗れてのハッピーサーフですし、

中、上級者の人は、

そんな視界を持ってサーフして、

危なければ、

「こういうのは危ないですよ」そう丁寧に教えてあげてください。

“Happy Surfing Forever!”