Brian Miller and Costa Rica Pelican
at The Millers Left
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ミラーと私が見つけた岬波。
世界的なライト(レギュラー)波の横にひっそりとあるレフトは、
フロントサイドとなるミラーが大好き。
ということで「ミラーズ」と名付けました。
満潮限定だが、
潮が干くと、
そこで釣りができるというダブルスポット。
そのミラーを先導するコスタリカ・ペリカン。
Nacky Catch Surf Skipper Fish 6’6″
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ミラーと同様に強化合宿に撮影隊として参加してくれたナッキー。
サーフィン歴1年半だが、
「あと一漕ぎ」
「波と自分が重なった瞬間に激烈に一度漕ぎ、
レイルを斜面に食い込ませてからテイクオフ」
「波の待つ位置の重要性」
そんな3つの教えだけで、
ここの波になんとか乗れるようになり、
そして今はチューブを抜けることだけを夢見て、
毎日強烈な波でサーフしている。
上の画像は、
その「完璧な位置」からのテイクオフ。
セクションを前にして、
ビハインドピークから波に入ることによって、
テイクオフで飛ばされないようにし、
さらにはバレルインのチャンスを増やすという作戦。
リーフの場所は、陸にある椰子の木、
そしてカフェの三角藁葺き屋根の微妙な重なりを絵で描いて伝えました。
手前のオブジェクトと、
後方の建物の重なりで位置を確認し、
リーフから吹きだしてくるボイルで、
前後のリーフの位置を断定すると、
完全なる位置にいられる不思議。
砂と違ってリーフは動かないから、
きっと10年後にここに来てもそのままのピーク箇所だろう。
Ventura Sage on Tyler Warren’s Bonzer Disk 6’5″
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身長が6’2″、
約188cm、86kgという大男のセイジ。
彼をふわりと隠すほどのバレルは、
メインブレイクではなく、
サンディーという横のビーチブレイク。
ここはメインからパドリングで行ける距離で、
おそらくそれぞれ200m程度離れているのだろうか。
メインのインサイドでボードを流し、
離岸流に吸われてしまうと、
ミラーズの前に流されていく。
そこはギザギザ岩岩。
ちょっとやそっとでは上がれないので、
サンデイーまで泳いでいって、上がってくるのがここ。
このサンディーでは、
このウミガメが上がったり入ったりしていた。
真っ昼間なので産卵で来ているわけでもないし、
けれど新月が近いので、
そろそろ産卵なのかもしれませんね。
ウミガメは波乗りしていて良く見るほどたくさんいて、
後はブラックツナとカスミアジが、
小魚を追いかけてものすごい速さでヒレを波間に出している。
それらは1m近い大魚なので、
真横まで小魚の群れを追いかけてきたりするとかなり怖い。
やはりサメもいるようで、
昨日は「沖で2mが跳ねた」と、
ここ最近仲良くなったクリスチャンが言っていた。
でもサメを見ても彼は上がらなかったので、
私もそのままサーフしていた。
きっとサメのエサや噛みつく対象は、
カメだ大魚と豊富にあるから
「自分がやられる確率は低い」
と感じたのもその理由でありました。
Catch Surf Skipper Fish 6’6″
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水が嫌いで、
海が怖かったベンチュラ・コータまでも、
こうして一緒に波に乗れるようになりました。
水が怖い子どもたちへのステップとしては、
波打ち際でボディサーフのマネごとをしていれば、
潮が目に沁みるということも慣れてきて、
よって顔に水がついても怖くなくなって、
さらには波に倒されたりするので、
泡波を仮想遊具として、
「グルグル回ったね〜」
とか、
「泡がブクブクですごかったね〜」
そんなことを言いながら子ども盛り上げていくと、
やがて波が怖くなくなってしまう。
次はおんぶしてパドルアウトして、
そのまま泡波に乗ったのが上の画像。
コータは生まれた始めて乗った波に際し、
上がってきてからその興奮と困惑、
そして照れ(お母さん談)が混ざり合い、
いつもと全く違うリアクションをしていたのが印象的でした。
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それではまた明日ここで、
みなさんのすばらしい週末となりますように。
PURA VIDA!!(純粋人生を!)
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