Playa Negra, Costa Rica 2017 December
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ここは中米コスタリカ。
でもカリフォルニアと陸続きなので、沖に夕陽が沈む。
よって、
ビーチはサンクレメンテと同じ方角を向いているので、
うねりの北西、西、南西、南を受けるわけで、
最初の週は南西210度前後角が届いていて、
それからは西うねりとなっている。
南西だと、
テイクオフして最初のセクションは理不尽なほど掘れ上がるので、
バックドアやホワイトハウスに波質が似ていた。
今届いているこの西うねりは、
まるで逗子サーファーズ岬か、
千葉マリブ、ラニアケア等のようにいわゆる「良い波」であり、
どちらにしても世界的な波であることには違わない。
今は冬なので、
南系のうねりは3月にならないと入ってこないということだが、
先週まであれほどまでの激烈な南西うねりを乗ったのだから、
それはとてもラッキーだったようであります。
Catch Surf Odysea Log 7′
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波が小さくなった。
と言っても干潮時だけは小さく、
満潮時にはカリフォルニアや日本で言うところの
「セットで頭」はある。
ローカルサーファーは、
この波を見て「フラット」と言うので、
なんて恵まれている環境なのかと思い知った。
「所変われば品変わる」
ということわざがありますが、
これはそれぞれの土地では、
風俗や習慣が違うということを言っていたり、
同じ物でも土地が変わると、
名前や用途も変わってくるということ。
ここコスタリカの波は、
まるでハワイ、
または台風の逗子サーファーズ岬と同一なのは、
やはり波がグローバルだということを証明したのだろう。
Catch Surf Skipper Fish 6’5″
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波が小さくなったので、
横にあるサンディーズでGoProを回してみた。
ナッキーのグラブレイルの巧みさは、
間違いなくフィンレスサーフで会得したもの。
でないと、波乗り歴1年半でバレルには入れません。
「(壁に)張り付け張り付け」
となって久しいが、
これこそが切り立つ波への能動的で、
安全なアプローチであるのだろう。
Tyler Warren’s Bonzer Disk 6’5″
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ベンチュラ・セイジの張り付きは、
四国の河口で会得したものでもある。
さすが日本が誇るワールドクラス波です。
今日のディナーはブエナスで、ロホ(赤)パスタ。
ズッキーニ、ブロッコリー、ニンジン、
カリフラワーとトマトのベジタリアンがベースプライスなので、
迷わずこれにしたが、
おいしいのなんのって、
まるで恵比寿のイタリアン名店のアポンテ並でありました。
なぜおいしいかは、きっと鉄人シェフがいるのでありましょう。
旅先では食も大切ですね。
私たちが乗っているスキッパーフィッシュ。
JOBこと、
ジェイミー・オブライエンのエディションであることは、
キャッチサーフファンには知られた事実である。
このスキッパーフィッシュは、
旅先でこれほど活躍してくれるボードはない。
まずは壊れない。
例え壊れたとしても、
吸水して重くなればなるほど調子が良いということで、
壊れて進化していくボードであるとも言える。
こんな中米でも僻地で、
サーフショップなどがない土地では、
そんな超耐久ボードを持っている安心感はあり余るほどある。
さすがキャッチサーフであります。
おかげでNATIONコネクターを温存できるし、
ありがたいボードです。
海岸前にフルーツトラックが停まっていて、
値段を聞いてみると、
パイナップルが150円だと言う。
ク−ラーボックスの中味を聞いてみると、
笑顔でホイホイと開けてくれた。
氷に囲まれたココナッツ群が入っていて、
こちらも150円。
両方買って、ココナッツは歩きながら飲み、
パイナップルは冷やしてから切っていただくと、
人生最高レベルの甘いお味にうっとりとした南国の午後。
軽くサーフして、
これからは「次世代育成」ですぞ、
と大きなことを掲げて、
ベンチュラ・コータと遊んでいました。
海に足も付けられないほど水が怖かったのに、
今ではこうして独りで波に乗れるようようなりました。
これもキャッチサーフ。
プロから子どもまで、
本当に汎用性の高いサーフボードですね。
それでは、
明日のテクニック特大号に続きます!
Pura Vida!!(純粋なる人生を!)
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