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naki's blog

波乗道の旅路_アップルコブラー_長老フレディ家のディナー_(1700文字)

 

Waimea Canyon State Park

.

ニール・ヤングの孤独の旅路の歌詞ではないが、

本物の波にも乗った

聖なる山にも行った

黄金の心を探して海も渡った

自分の内面も探った

細い糸のように黄金の心を探し続ける

そして歳を重ねていく

私は黄金の心を探し求めて歳を重ねていく

.

このような歌詞にしたついでに、

黄金を「ウナクネ」、

または「真のサーフ道」と置きかえてみると、

視界に夕陽が満ちあふれるような気分となった。

Keep me searching for a heart of gold

You keep me searching for a heart of gold

And I’m growing old

I’ve been a miner for a heart of gold

私は実際にアメリカにいることが多く、

すでに人生の半分以上をこの国で費やしている。

なので、ニール・ヤングのこの曲は、

『ハート・オブ・ゴールド( heart of gold 原題)』

として覚えていた。

だが、南房総の大師範である岡田修平さんや、

思想大騎士の抱井さんたちが、

「孤独の旅路」と発音していることも知っていた。

さらには、みうらじゅんさんが、

「ニールヤングはですね、ニール・ヤングではなく、

ニールヤングと一言で発音するんです。

で、僕ら世代に取って、

孤独の旅路は断じてハートオブゴールドではないんです。

あれは、『ニールヤングの孤独の旅路』なんですよ」

そう言っていたことを思いだした。

話が逸れた。

海では、

Catch Surf Skipper Fish 6’6″

.

自動操縦ではないが、

スキッパーフィッシュが勝手に波に乗っていた写真を得た。

マリオカートでは、

最速ラップのゴーストが出るが、

自分のボードが、

そんな極まった位置での加速を試みていることに感激した。

Tyler Warren Bonzer 6’11”

.

なつかしのビーチハウスに行き、

TWボンザーで

このブレイク独自路線の*ウエッジ波に乗ると、

千葉のエックスを思い出すに至り、

あの波が心より好きなルーツはここにあったと知った。

.

*ウエッジ波=波が左右どちらかから重なること。

千葉エックスは、東うねりの際は左右から重なることで知られている

イシハラマートで見つけるとうれしいもの二種。

アップルコブラーとブレッドプディング。

これこそがノースハワイでは、

デザートの両巨頭として知られている。

こうしてダブルで揃っているのは、

おそらく早朝だけの風景。

普通に来店してもたいていは何もないか、

どちらかが売り切れているだろう。

アップルコブラーの断面。

アメリカのデザートは甘いもの。

または甘すぎるものだという認識なのだが、

沖縄中部(おそらく浦添、宜野湾、北谷)出身のイシハラさんは、

昭和9年にここを創業しただけあって、

メインランドからのリンゴを用いた素材重視の逸品を誕生させたのです。

ああ感動。

こうなってくると、

ノースハワイでのデザートを用いたポストカードを作りたくなった。

裏面にはその由来やレシピを載せたい。

さて、

この日は長老フレディ家でディナーでした。

スペシャルゲストはアニー。

そして私たちがシェフとして腕をふるいました。

メニューは、

有機トマトソース・スパゲティーニ

エンダイブのリリコイソース

キムのビーチハウスサラダ

ミッドナイト・サワードゥ・ガーリックトースト

ワインは、スプマンテとマルベック。

カラヘオにあった名店『ポメドーロ』の再現レシピです。

これまでノースハワイにやってきた歴史的な波の話をフレディから聞いた。

それはまるで神話世界のようで、

2018年となったが、

いまだに童話のような話があったことに、

そして海の偉大さに感銘した夜だったことをここに記しておきます。

クッキング手帖。

ここにサバ=マクレルを見つけた。

サバはやはりスモーク(燻製)にしたらおいしいとあって、

脂がしたたり落ちるような、

快晴無風の銚子漁港に水揚げされたプリプリしたサバで、

たっぷりとスモークしたサバを食べたくなった夜。

それではみなさんもすばらしい日になりますように。