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naki's blog

大波ノースハワイ_明日は40年ぶりの大波がやってくる日_南房総ヒガエリツアー顛末記_そして心から しあわせになりなさい_(マックス長編10000文字、画像100枚です!)

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おはようございます。

武道館で聞いた楽曲が忘れられず、

あれから陽水さんのみ聴いている日々です。

話し方も陽水さん風になってきました。(笑)

さて、ノースハワイの海が動いています。

宮本武蔵を見た人の感想は、

「山が動いていた」

というほどの気であったと言いますが、

「太平洋が動いている」

というほどのうねりが日本北のアリューシャン海域から押し寄せています。

Large North West groundswell is easing, strongest in the morning hours.

Expect solid 20-25′ surf for good breaks with select outer reefs producing larger sets around 30-35’+.

Lots of water moving around with very heavy/dangerous surf across the North Shore.

Expert surfers should exercise extreme caution.

これをインテック社の翻訳機にかけますと、

下のようになりました。

北西大波は軽くなって、朝の時間が最も強いです。

沖にあるリーフではより大きい20-25フィートのサーフ。

時折、30-35 フィートプラスのしっかりしたサイズを予想してください。

非常に重く、危険な状態で動き回る多くの水がノース・ショアにあります。

熟練サーファーであっても特別な注意を向けてください。

.

というすごい日です。

現在ワールドカップを開催しているサンセットビーチはクローズアウトしていて、

本日はキャンセル(延期)ということでした。

ただ、ワイメアやハレイワの沖、そしてVランドの沖にあるリーフでは、

こんなビル4階立て近い波を乗っているので、

そんな写真が今日にでもインターネットメディアに登場してくると思います。

山のような波を滑るサーファーの気持ちはいかほどのものなのだろうか?

夢の中のようなやさしい波も海。

こんな水平線をたわませるような波も海。

どこまでも海。

そんな気持ちになりました。

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さらには明日より1969年以来、

40年ぶりという大波がやってくるそうで、

それがどんなものなのかを見てみたいと思っている。

December 4 is the 40 year anniversary of the largest surf episode of the last 50 years which occurred in 1969.

Coincidentally, a similar pattern is brewing this year.

For this case,

there were pairs of giant episodes a few days apart,

with the latter larger.

This is because the followup systems act upon existing seas and swell,

increasing the wave growth potential.

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予想だと50フィートとされていて、

サーフライン発表のサイズは54フィート。

この太平洋のどまんなかに届く54フィート。

それが大陸棚でせり上がると、きっとビル7?8階の高さ相当に及ぶかもしれません。

そして速く強いうねり。

事故がないように祈っております。

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ここから日本出発前に行った

『きんちゃん発案南房総波ヒガエリツアー』の報告をします。

.

前日に一平くんと行った南房総は都内を6時出発したが、

到着早々にサイドウインドとなる北東風に見舞われた。

で、出発を5時と変更し、風が吹き出す前にサーフしようという計画となった。

(なみある?の予報では9時から北東風6.2m/sだった)

夜明け前の東京タワー。

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まだ真っ暗。

朝ご飯に大好きなナチュラルローソンで買った手巻き寿司納豆。

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「保存料、合成着色料は使用していません」

とあって、

こうしたコンビニエンス弁当には、

「防腐剤をスプレーで蒔いてから封をしている」

と聞いたことがある。

きんちゃんとその話をすると、

「そうなんだよ、腐らないんだよ。

前にね、おにぎりを買って車の中に忘れたんだ。

でね、3日後に気づいたんだけど、

そうしたらおにぎりにはカビが生えているか、

腐っているかと思うでしょう。

でもなんともないんだよね。

怖くて食べなかったけど、あれは変だよ」

ということで、最近気をつけています。

こういうものを知らずに摂ってしまう時代だから、

気づけるところは、ぜひ。

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館山道が延伸し、都内から南房総までは1時間ちょい。

こうして気が合う人とお話しながら走ってくると、

本当にあっという間に到着する。

到着頃に現地で待ち合わせしたジェイク園田さんから電話があり、

ロス前、フラワーバスケット(以下、FBと略しますね)共に良いという。

さらにはオフショアであると聞き、

前日地形が良かったFBで待ち合わせをすることとした。

稲交差点を過ぎた頃、D先輩から電話があった。

「ん、今仕事が終わったんだけどどこ?」

「もう到着ですよ」

「えー、もう着いちゃうの?」

「はい、ですから先輩が到着する頃には上がってしまうのですよ」

「何時間サーフするの?」

「2時間くらいでしょうか」

「3時間は入ってなよ、今から行くから」

「えー、無理ですよ。今横浜ですよね」

「大丈夫フェリーで行くぜ」

「それならアクアラインで館山道が近いですよ。

先輩のランボルギーニ(スズキ・エブリワゴン)で来ても1時間ちょいですね。

ゆっくりと入りますからのんびり来てください」

「わかった、どこに向かえばいいの?」

「FBです。わかりますか?

浜に来られたら菜央ちゃんが写真を撮っているのでわかると思います」

ということで、先輩も単独で登場することとなった。

きんちゃんの同僚のたけちゃんとしょうちゃんも後からやってくるという。

フラワーバスケットに到着すると、

先行到着していたジェイクさんが、

パープルティント・プロフィニッシュのBD3を持って待ち構えていました。

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千葉県在住のジェイクさんは、

「ありがとう」の言葉を愛するこころの人で、

焚き火セラピーのお話から俺と意気投合し、

メールでやりとりした後、

本日お会いすることとなったのです。

お会いしたらさらにその深みを感じました。

.

下の写真は寒くて着替えられない俺と、

波にうれしくなってTシャツになってから着替え始め、

しょうちゃんに電話をしているきんちゃん。

こんな格好で寒くないのでしょうか?

ちなみに温度計は気温8度をさしていました。

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俺のBD3とBWT、

そしてきんちゃん自慢のHPS。

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寒くないきんちゃんと、

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着替えるにはまだ寒い俺。

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なんとか気合いを入れてウエットスーツに着替え、記念撮影。

ちなみに素材はアノラック3ミリ2ミリです。

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地面が冷たく、

素足だと痛いので靴を履いていくことに。

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海が見えた!

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ここで陽水さんの『海へ来なさい』の一節を口ずさむ。

.

作詞:井上陽水

.

♪太陽にまけない肌を持ちなさい

潮風にとけあう髪を持ちなさい

どこまでも?泳げる力と

いつまでも?唄える心と

魚にさわれるような

しなやかな指を持ちなさい

海へ来なさい

海へ来なさい

そして心から しあわせになりなさい

風上へ向える足を持ちなさい

貝がらと話せる耳を持ちなさい

暗闇をさえぎるまぶたと

星屑を数える瞳と

涙をぬぐえるような

しなやかな指を持ちなさい

海へ来なさい

海へ来なさい

そして心から しあわせになりなさい♪

.

まだまだ長いので、

よろしかったら聴きながらどうぞ。

http://www.youtube.com/watch?v=kHr1mMOGUBs

陽水さん、

心からしあわせになりたい俺たちは南房総に来たのですよ。

こんなすばらしい波でした。

しかも見渡す限り無人で、

白渚(ロス前)でようやくサーファーが何人かだけ見えるという状況でした。

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一週間吹き続けているという北東風によって、

沖に向かって右に流れるサイドカレントもあって、

見た目ほどイージーではないが、

まるでソフトサンドのような波質だ。

「俺さ、ずっとBWTに乗ってみたかったんだよな?」

とはきんちゃん。

で、俺はBD3に。

写真はきんちゃんが招聘してくれた写真家菜央(ナオ)ちゃんが全て撮ってくれました。

「菜央ちゃん、寒いのにありがとうございました」

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これは最初の一本。

初詣、書き初め、初夢とはもうすぐやってくるお正月のことだけど、

初乗りなんていう言葉もあって、

あまりにもいい最初波だったので、

何か呼称を付けたいのですが、

普通の日なので、「朝の一本」としておきますね。

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左前方から入ってくる南東うねりだったので、

セクションが進行方向にシフトするコンディション。

テイクオフしたときはイージーでも、

ブレイクはかなり、かなり速い。

「ボトムターンして、当てこむ」

というギャンブル的な選択もあったのだが、

潮のせいか、崩れてくるリップが揺れるように不安定だったので、

そのリップの内側をなめる高速トップターンを選択しました。

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最近これにはまっているのですが、

当て込むより無重力感覚と、

カービングのおもしろさを体現できるのです。

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「水の斜面にサーフボードで張り付く」というのは、

こんなに楽しい感覚だったのかと思い出させてくれますよ。

ミニボードバンザイ!

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それはちょうどサーフィンをはじめた頃、

「もしかしたらサーフィンって、こんなことができるのかなあ?」

という憧憬(しょうけい、どうけい←慣用読みだそうです)そのもので、

切り返した後のスピードといったらそれは宇宙的なのであります。

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このようにセクションに次ぐセクションで

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前出した陽水さんの「海へ来なさい」ではないが、

「前へ出なさい?♪」

と聞こえてくるようだった。

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インサイドセクション、

それはつまり波の終了。

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オフザトップと、1970年代では花形だったローラーコースターのミックスを選択しました。

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ボトムをリップの内側にヒットさせて、

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押しつけるように斜面の下に体重移動させるのです。

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まだ押しつけて、

滑降のおもしろさ、

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そしてスリリングな瞬間を愉しみ、体感し、記憶しましょう。

1日に幾度もできるものではないから、

波の切り立った箇所にいられた敬意と感謝をこめて波を滑りましょうね。

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「衝撃に負けない足腰を持ちなさい♪」

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と再び陽水さんの歌詞を浮かばせながらランディング。

きんちゃんの記念すべきBWT一本目がやってきた。

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彼はボトムターンのときにこのように右手で波を触ることを身上としていて、

それを「波をナデナデ」という形容動詞(でいいのか?)で表現して、

酒の席で連発して悦に入っているほどの愛する瞬間であることも加えておきます。

↓こちらはジェイクさん。

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彼はこの波以降、奥のピークに移動してしまったので、

このバックサイドのみしかファイルに入っていなかったけど、

BD3を上手に扱っていたのが印象的でした。

NMS_0275すばらしい波です。

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またわたくし波で恐縮ですが、(陽水さん風に)

サーフ後のお餅屋さんできんちゃんがカメラのプレビューを見ながら

「このレイバックやってみたい人さ、結構いるからさ、

シークエンスで解説してよ。

なんてったって俺が一番見たいんだけどね」

とおっしゃるので、掲載しながら解説してみますね。

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切り返す位置はカットバックよりも少し手前、

つまり波のブレイクの内側となります。

でもミニボードで、このように速度があったらこの緩い位置でも可能となってきます。

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ここからしっかりとテイルを踏みながら、

背中側のレイルを立てていきます。

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レイルが入ってしまえばもう安心なので、

後ろ足の押しつけ=踏み込みを強くしていきます。

よく「蹴る」という表現がありますが、

私のはそうではなく、押しつけるのであります。

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この強さで、「波の切り裂き感覚」が上下するので、

リラックス系の方はゆるりと、シャウト系の方は力強く。

NMS_0342中庸(ちゅうよう)な俺は、

いつものように倒れ込みました。

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こうして右手を出しておくと、

それが波の中に入り、支点の役割をしてターンがより鋭角になるのです。

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波の一番切り立ってきた位置でテイルをしっかりと踏みつけ、

今度はレイルを前方、お腹側に立て始めます。

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かなりの重力感覚がやってくるので、

それはまるで大波のボトムターンのようなボードの挙動となるのですよ。

NMS_0351波のポケット。

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次のセクションがやってくるので、

永田町に集まる人のような判断力が迫られます。

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「一瞬チューブ!?」と思ったけど、

思ったより波のフェイスが小さくなったので、

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また例の高速トップターンを選択しました。

こういうのってクセになっちゃうんですが、

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気持ちEのでやめられないのです。

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写っていませんが、

このまま次のセクションにも行って、

ターンを重ねてキックアウト。

沖で見ていたきんちゃんと目が合ってこのガッツポーズ。

へへー。

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「千里の道も一歩から(The longest journey begins with a single step.)」

ということわざがあるけど、

この日は波数も多く、

流れも強かったのでそんな気持ちでダックダイブを繰り返していた。

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ベテランきんちゃんでさえ、

インサイドまで乗っていったら20分もはまってしまったほどで、

それはなかなか厳しそうだった。

菜央ちゃんはまだ撮ってくれているのかな?

と岸を見たら白いウエットの方が松林の間から現れた。

きっとD先輩に違いない。

きんちゃんとBWTを交換して岸に上がる。

向こうのピークも波が良さそうです。

どこまでも無人。

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沖を見ると、初BD3のきんちゃんが 1970年代風のバレルを決めていた。

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クラウチングスタイルと形容するその姿勢は、

バレルをより大きく見せてくれたことでしょう。

それにしてもはじめてのミニボード=BD3で、

バレルに入った人を初めて見ました。

さすがきんちゃんですね。

上がってみると、やってきたのはまさしくD先輩で、

「んー、寝てないからよーく体操しておかないとね」

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とラジオ体操第2風のストレッチを入念にされていました。

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先輩はBD3とグラスホッパーを持ってきていて、

「まずはBD3に乗ってね、お前をわからしちゃうからさ」

ということでした。

先輩が来られた途端に何の因縁か例の北東風が吹いてきて、

波面が凸凹してきました。

「波どーよ」

「はい、かなり掘れますよ。

きんちゃんがさっきディープなバレルに入っていました」

「あのさー掘れるとは聞こえがいいが、

ただのジャンクなんじゃないの?」

とサイドショア面を疑う先輩をなだめていた瞬間が写っていました。(笑)↓

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そんなD先輩の一本目の波はサイズもあって、

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こんなバレル系でした。

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ハードコアなD先輩の波運ここに。

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でも気持ちだけ巻いていて、

「半入り状態」ってよくありますよね。

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岸から見ていると、

「入ってないよー」

と評価されそうですが、

実際にこうして波壁に張り付いて、

飛んでくるであろうリップをニラむのって、

バレル感覚のアペタイザー(前菜)なのです。

沖に戻ってきた先輩は気を良くして、

「ねえ、一番大きな波に乗った人がさ、

今日の飯をおごるっていうのはどう?

写真判定でさ。へへー」

と自信たっぷりである。

もちろんお受けしました。

例によって速い波に乗りました。

BWTはシングルフィンであるけど、ボンザーなので、

シングルフィンでは切り立った波壁にこうして張り付くのってむずかしかったのですが、

なんなくトライ、クアッドフィンのように滑走できます。

波はまるでツルツルの土管みたいですね。

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この高度を走ることができると、

セクションの移動が高速となり、

それは滑走表現の場を拡げてくれるのですよ。

きんちゃんはいつの間にかD先輩のグラスホッパーに乗り換えていて、

70kg近い体重で55キロD先輩の5’8″を乗りこなしていました。

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すばらしく、そしてお若いボトムターン。

51才となるすごいお人です。

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前日にお会いしたローカルであり、

土井さんご友人の秋元さんもいらっしゃって、

ミニボードでこんなバレルを決めていました。

「すいません、大人数で。。

そしていい波を分けていただき、ありがとうございました」

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とここにお詫びと御礼を。

秋元さんはこのようにスタイルと笑顔がすばらしいグレイトサーファーです。

千倉で「シーキャビン」というペンションを主宰されており、

花と波の町、千倉、南房総に宿泊のサーファーはぜひ!

「このブログを見た」と秋元さんにおっしゃっていただければ、

真の波情報がいただけますよ。

さてタイケツですが、

かなりクリーンでいい波に乗りました。

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それを真横で見られた先輩は、

「汚ねえよ、深いボトムターンをしてサイズを稼いだべー。

ニクイ、291、憎い」

と言いながらも次のセットでこの波に乗られました。

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この時は勝ったと思っていたのですが、

後で先輩とモニターを見ると、

「同じくらい」という判断で同着、次回取り直しとなりました。

残念。

波面がジャンクとなりながらも、

セクションはしっかりとしていてすばらしい波でした。

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シングルフィンボンザーならではの

「ねっとりとした」ラウンドハウスカットバックもあって、

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もうすぐ文字制限がやってくるので、

ここでは多くを語らないが、

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リエントリーの歓喜アクションでシャッターが押されていなくて、

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こんな牛丼がない味噌汁サラダ生卵状態となっていた。

まあ、菜央ちゃんはサーフィンをしないし、

仕方ないと思いながらも「なぜないの?」と聞いてみると、

バッファ不足でシャッターが押せなかったんだと言う。

「えっ、だって1D-mark3でしょう?」

「CFカードが安物だから書き込み速度が遅いんです」

ということで、

「サーフィンを撮るには、レクサーから600倍速(90MB/s)のが出ているからそれをぜひ!」

とアドバイスする。

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でも深夜から起きて、こうして寒いビーチに立って、

不良先輩たちの写真を撮るというのは、

あまりできないからとても感謝しているのです。

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きんちゃんが自身の宝刀HPSに乗り換えた頃、

「もう上がって日光浴しょう」

と思っていたらジェイクさんがすでに上がっていたので、

これを機会とその長いセッションを終了しました。

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D先輩はもちろん、きんちゃんも

「もう少しやっているよー。

ひさしぶりの波だからね」

ということで、

先に駐車場に戻ることに。

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影を見ると、もう陽は高く昇っていますね。

自分の影を見ながら、

「極楽ももう午(ひる)に近くなったのでございましょう」

と芥川龍之介さんの『蜘蛛の糸』の最終文節を思い出していました。

時計を見ると、たっぷりと三時間半はやっていた計算となる。

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今日も活躍してくれたBWTと、

俺と長老フレちゃんの宝であるBD3をチェックしていたしょうちゃんとたけちゃん。

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初試乗をしたけんちゃんが奥さんに電話して、

「買ってもいいだろ?」

と聞いて却下されて、かなり落ち込んでいました。(笑)

秋元さんも上がってきて、

BD3をよーくチェックされていました。

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このFB駐車場にはこのブログの読者が多く、

白井さんをはじめとして、

多くの人に「いつも読んでいます」

「たまに見ています」

と暖かいお声をいただきました。

きんちゃんたちがようやく上がってきたので集合写真をパシャリ。

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夕方から都内でアポイントメントがある俺と先輩、

横浜で忘年会があるきんちゃんとで帰路に着き、

富浦インターの前で丼ものを食べました。

D先輩は豪勢に「トロ・ウニ・いくら丼」を

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ジェイクさんは堅実に「中落ち丼」。

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菜央ちゃんは「あおさ汁と、焼きマグロ丼」として、

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おなかがぺっこぺこのきんちゃんは

「まぐろ三種丼」をこの笑顔で。

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俺はみんなのを味見、吟味して、

D先輩と同じものを注文しようとしたのだが、

プリン体なるものが気になり、

きんちゃんと同様のものとしました。

あおさ汁共においしかったですよ。

お店を出ると、横にお餅屋さんを発見し、

うどんの次に好きなのがお餅という俺は迷わず直行しました。

きんちゃんは「よもぎ」俺は「きなこ」でした。

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先輩とジェイクさんは大きいお餅を食べていましたよ。

こうして自身の波乗りを長時間チェックしていたのが印象的でした。

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きんちゃんがD先輩のグラスホッパーを見つけてきて、

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まだ乗られていないことを知りました。

「先輩、サーフボードは乗るものですよ。

せっかくなので乗ってくださいね」

「アクリルケースに入れて神棚に飾ってあるの。

ケースはトクチュウなんだし、踏み絵と同じでさ、

このボードを踏むことなんかできねえんだよ」

と言う。

「とにかく乗ってくださいね」

と念押しして、

ここで散会するとことなりました。

みなさん、お疲れさまでした?!

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D先輩は車の中で、

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「参っちゃうよなー、寝ていないとね、

体が硬くて、思ったような波乗りできなかったよ。

みんな来ていたのにライダーとして申し訳ない」

と律儀に謝られていて、

「そんなぁ、

センパイは存在自体が特殊だから

お越しになられただけでみんなは喜んでいましたよ」

と伝えると、

「ん、うれしいねえ。

もう一回言ってくれ?

と懐かしのフレーズが返ってきた。

「俺さ、この先にある変な洋館みたいなのが

大好きなんだけど、NAKIPHOTOで撮ってくれるかな?」

とおっしゃるので、

「もちろんです」

とこの不思議な煉瓦館を撮ってみた。

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紅葉ですね。

眠くなってきたので

「センパイ運転大丈夫ですか?」

と聞くと、

2秒後にはユンケルが登場した。

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イチローさんも飲んでいるというユンケル。

飲むとなぜだか眠くならず、

不思議な飲み物もあるんだなあ、

と思いながらアクアラインを経由して都内まで戻った。

菜央ちゃんの渋いジャグアー↓

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「オースティンパワーズに出てくるのはシャグワーだけど、見た?」

と聞くが、

「見たことはありません」

と菜央ちゃん。

「ゴールドメンバーは見た方がいいよ。涙が止まらないよ、感動作だからね」

とお伝えしておいた。

この吉野屋の写真を撮っていたら

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「お前は吉野派か?」

と聞かれたので、そう答えると、

「松屋のをね、ツユダクにして、

そのツユをさ、サラダにかけて、

ポン酢ドレッシングを少し落として食べると絶品だからやってみろ」

と言うD先輩は、Z級グルメに決定。

松屋も靑山一丁目にありました。

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「土地代は他店の数十倍ですが、お値段は据え置いております」

というキャッチコピーが沸いてきた。

そのコピーに満足しているると、

ファイヤーブレードみたいな車が飾られていたのでパシャリ。

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するとD先輩が、

「おい、ランボルのディーラーがあるぞ、

試乗していこうぜ。

お前が芸能人のふりをして、

俺がマネジャー役をすればさ、

こいつら買うぞ、って何台ものせてくれるぜ。

ムル・シエ・ラゴって、

イタリア風に発音したらマニア度高いからやってみんべえよー」

「いいですよ。運転できないのばれちゃいますよ」

「大丈夫だよ、

最近のスーパーカーってほとんどオートマだから、

ゴーカートみたいに乗れちゃうんだよ」

と冗談だか本気だかわからない会話が外苑西通り上でなされていた。

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東京の高層ビルを眺め、

こんなアーバンなセルフポートレイトが撮りたくて一枚撮ってみました。

余計な写真が多いのは他でもなく、

本日の特大号ブログの画像100枚、一万字を達成しようとしているのです。

後5枚ですのでご辛抱ください。

長すぎて、もう誰も読んでいないような気もしますが。。

都心の渋い八百屋さん。

こういうお店がどんどんなくなって久しいです。

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そうだ、「センパイのポートレイトを撮ってください」

ってリリーちゃんにお願いされていたので一枚お願いします。

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「おーいいぜ。お安いご用だね。

51才デルモの撮られ方見せてやんよー」

とこのポーズ。

「ハイ、決まりました?!

すばらしいです!

オツカレサマ?!!」

と業界用語で対抗すると、

この笑顔で、

「そっか、お前はギョーカイジンだったな。失礼しました」

と返された。

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「ギョーカイジンではありませんが、センパイのスーパーカーも一枚」

とパシャリしていると、あっという間に陽は落ちてきました。

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先輩は原宿ショールームに向かい、

俺は弟との会食に向かい、

この長い「南房総顛末記」を終了します。

この量があったから移動日に書けずにいました。

ここまでお付き合いいただき、

本当に本当にありがとうございます。

ここには書ききれなかったことが10倍ほどあり、

日帰り波乗り旅ってドラマみたいだなぁ、

と楽しく振り返りながら書いてみました。

出演!?いただいたみなさん、

写真を撮ってくれた菜央ちゃん、

そしてここまでお時間をかけて読んでくださったみなさんに大きな感謝をお伝えします。

メールをいただいていたみなさんにも順次返信していきますので、

もう少々お待ちください。

そしてすばらしい師走の週明けにしてくださいね。

今日にありがとう。

ALOHA!

お元気で!

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