Sunrise at Ichinomiya, Chiba
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上総一ノ宮の夜明け。
NAKISURFから徒歩で行ける千葉の一ノ宮の玉前神社は、
日本神話の神の、
神武天皇の父の母と妹(豊玉姫命、玉依姫命)が奉られている。
(豊玉姫命が御子・鵜茅葺不合命を出産後、実の妹、玉依姫命に託した)
その日本の、
日出所の神さまたちが遊び、魚や貝、
海藻を採っていたであろう場所の波に乗ると、ときおり何かが宿る。
私の場合は、
インスピレーションでして、
これが物を書く力や、
それぞれのアイディアに結びつく実感を得ているのであります。
さて、今日はタキビシのお話です。
タキビシ、
正式名はスーパー・タキビシ・ヤス。
それぞれ姓・ミドルネーム・名なのだが、
私たちがついタキビシと言ってしまうのは、
やはりその音感が美しいからに他ならない。
子門 真人さんなどが、
「およげタキビシ!!」と感嘆符を二つほど付けて歌えば、
レコード大賞を授賞するだろうと感じている。
そうすると三波 春夫さんは「タキビシ音頭」で、
また最近ならばサザンの「タキビシVICTORY」となる。
アニメとなると、
人気はサザエさんではなく、
「タキビシさん」とか、
「クレヨンたきちゃん」となり、
私たち世代に絶大な人気を誇ったのは、
「仮面タキビシ」
「鉄人タキビシ」
「タキビシ物語」
「マジンガー・タキビシ」と来て止まらなくなって、
野球ならば、「タキビシ・ジャイアンツ」、
そしてショーへーオータニがいる
「タキビシ・エンジェルス」としたら落ち着いた。
Catch Surf Odysea Plank 7′ Finless
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その我らのタキビシは、
この位置でダウンザラインの方向にパーフェクト・レイリング。
しかもバックサイド。
レイリングとはあまり聞き慣れないが、
端的に言えばレイルワークのことである。
この巧みさは、
タキビシが元々持っていたスキルがあり、
そこに”フィンレスサーフ”という火花が点火したという、
まるで内燃式エンジンのようである。
この内燃式だけでは伝わりづらいと思い、
調べてみると、
これは『4ストローク燃焼機関』というのだとわかった。
とにかくタキビシは、
フォーストロークネンショーキカンなのである。
あれ、違うな。
とにかく、
現在彼が立っている波乗りというものは、
それは『求道』そのものであろう。
彼は寝ているときですら、波に乗ることを感じている。
これを書いていたら彼から突然SMSが届いた。
普段、私が送ったものへの(知的な)返信はあるが、
こうしてタキビシからというのは珍しい。
開いてみると、
それは不定期でやってくるタキビ詩だった。
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ラカラカ
state of mind
肉体の終わりではなく
心の成仏
心の輪廻
清らかに
安らかに
麗らかに
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ラカラカがわからず、
「肉体の終わり」というのにドキリとしたが、
「清らかに」「安らかに」ということに安心し、
「麗(うら)らか」で、極まり、
文頭の「ラカラカ」に戻っていくという、
繰り返しは、「心の輪廻」につながり、
私はタキビシの思想のstate of mind (心境)は、
現在とってもウララカであると知ったわけです。
うっとりとしていると、
さらにナキサーフファミリーからのメールが来まして、
そこには詩が書いてありました。
信じられないほど奇遇、
そして秀逸だったのでここに。
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ぼくはタキビシ
3年 広瀬 海人(かいと)
ぼくはタキビシ ボーボーボー
ぼくのサーフィン ボーボーボー
ぼくはタキビシ ラーラーラー
ぼくのサーフィン ラーラーラー
ぼくはタキビシ ザーザーザー
ぼくのサーフィン ザーザーザー
ぼくはタキビシ ゴーゴーゴー
ぼくのサーフィン ゴーゴーゴー
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海人くんは、
タキビシが焚き火をしていて、
ボーボーと薪が燃えて、
歓んでいるさまを表現し、
それを自分のサーフィンに置きかえる。
それはメラメラ(きっとそう)からのラーラーとなり、
さらには、きっとこれは雨を表しているザーザーは、
タキビシが焚き火ができなく沈んでいて、
それは自分のサーフィンもそんなときがあると示唆させ、
フィナーレには、
「真っ盛り」を表す「ゴーゴーゴー」で結んでいる。
私は、
このザーザーザーで視界が潤み、
ゴーゴーゴーで右手をアントニオ猪木さんのように
『ラー!」と挙げてしまった。
感動しましたのでここにみなさんと。
閑話休題。
これはキャッチサーフ動画で、
しかも私が大好きなロッキーショア。
ここは12月頃から波が良くなり、
通常2月から3月にかけて、
岬に砂が付いて世界的なポイントブレイクを創り上げるのだが、
「今年はやたら遅く、4月に初ものだったのです」
この地形でもっとうねりがあれば、すごいことになります。
そして私の上司ジョエル・マナラスタスは、
この動画の中間部分に登場するやいなや、
ここの3大地獄のひとつである「岩囲波」に放り込まれていた。
うーむ、さすがのヤラレキャラである。
それでは、
雨の今日ですが、
Happy Surfing and Great Day!!
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