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naki's blog

【キャッチサーフ動画あり】麗らか心境のタキビシ_ぼくはタキビシ_オディシーで輪廻スピン_(2060文字)

Sunrise at Ichinomiya, Chiba

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上総一ノ宮の夜明け。

NAKISURFから徒歩で行ける千葉の一ノ宮の玉前神社は、

日本神話の神の、

神武天皇の父の母と妹(豊玉姫命、玉依姫命)が奉られている。

(豊玉姫命が御子・鵜茅葺不合命を出産後、実の妹、玉依姫命に託した)

その日本の、

日出所の神さまたちが遊び、魚や貝、

海藻を採っていたであろう場所の波に乗ると、ときおり何かが宿る。

私の場合は、

インスピレーションでして、

これが物を書く力や、

それぞれのアイディアに結びつく実感を得ているのであります。

さて、今日はタキビシのお話です。

タキビシ、

正式名はスーパー・タキビシ・ヤス。

それぞれ姓・ミドルネーム・名なのだが、

私たちがついタキビシと言ってしまうのは、

やはりその音感が美しいからに他ならない。

子門 真人さんなどが、

「およげタキビシ!!」と感嘆符を二つほど付けて歌えば、

レコード大賞を授賞するだろうと感じている。

そうすると三波 春夫さんは「タキビシ音頭」で、

また最近ならばサザンの「タキビシVICTORY」となる。

アニメとなると、

人気はサザエさんではなく、

「タキビシさん」とか、

「クレヨンたきちゃん」となり、

私たち世代に絶大な人気を誇ったのは、

「仮面タキビシ」

「鉄人タキビシ」

「タキビシ物語」

「マジンガー・タキビシ」と来て止まらなくなって、

野球ならば、「タキビシ・ジャイアンツ」、

そしてショーへーオータニがいる

「タキビシ・エンジェルス」としたら落ち着いた。

Catch Surf Odysea Plank 7′ Finless

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その我らのタキビシは、

この位置でダウンザラインの方向にパーフェクト・レイリング。

しかもバックサイド。

レイリングとはあまり聞き慣れないが、

端的に言えばレイルワークのことである。

この巧みさは、

タキビシが元々持っていたスキルがあり、

そこに”フィンレスサーフ”という火花が点火したという、

まるで内燃式エンジンのようである。

この内燃式だけでは伝わりづらいと思い、

調べてみると、

これは『4ストローク燃焼機関』というのだとわかった。

とにかくタキビシは、

フォーストロークネンショーキカンなのである。

あれ、違うな。

とにかく、

現在彼が立っている波乗りというものは、

それは『求道』そのものであろう。

彼は寝ているときですら、波に乗ることを感じている。

これを書いていたら彼から突然SMSが届いた。

普段、私が送ったものへの(知的な)返信はあるが、

こうしてタキビシからというのは珍しい。

開いてみると、

それは不定期でやってくるタキビ詩だった。

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ラカラカ

state of mind

肉体の終わりではなく

心の成仏

心の輪廻

清らかに

安らかに

麗らかに

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ラカラカがわからず、

「肉体の終わり」というのにドキリとしたが、

「清らかに」「安らかに」ということに安心し、

「麗(うら)らか」で、極まり、

文頭の「ラカラカ」に戻っていくという、

繰り返しは、「心の輪廻」につながり、

私はタキビシの思想のstate of mind (心境)は、

現在とってもウララカであると知ったわけです。

うっとりとしていると、

さらにナキサーフファミリーからのメールが来まして、

そこには詩が書いてありました。

信じられないほど奇遇、

そして秀逸だったのでここに。

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ぼくはタキビシ

3年 広瀬 海人(かいと)

 

ぼくはタキビシ ボーボーボー

ぼくのサーフィン ボーボーボー

ぼくはタキビシ ラーラーラー

ぼくのサーフィン ラーラーラー

ぼくはタキビシ ザーザーザー

ぼくのサーフィン ザーザーザー

ぼくはタキビシ ゴーゴーゴー

ぼくのサーフィン ゴーゴーゴー

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海人くんは、

タキビシが焚き火をしていて、

ボーボーと薪が燃えて、

歓んでいるさまを表現し、

それを自分のサーフィンに置きかえる。

それはメラメラ(きっとそう)からのラーラーとなり、

さらには、きっとこれは雨を表しているザーザーは、

タキビシが焚き火ができなく沈んでいて、

それは自分のサーフィンもそんなときがあると示唆させ、

フィナーレには、

「真っ盛り」を表す「ゴーゴーゴー」で結んでいる。

私は、

このザーザーザーで視界が潤み、

ゴーゴーゴーで右手をアントニオ猪木さんのように

『ラー!」と挙げてしまった。

感動しましたのでここにみなさんと。

閑話休題。

これはキャッチサーフ動画で、

しかも私が大好きなロッキーショア。

ここは12月頃から波が良くなり、

通常2月から3月にかけて、

岬に砂が付いて世界的なポイントブレイクを創り上げるのだが、

「今年はやたら遅く、4月に初ものだったのです」

この地形でもっとうねりがあれば、すごいことになります。

そして私の上司ジョエル・マナラスタスは、

この動画の中間部分に登場するやいなや、

ここの3大地獄のひとつである「岩囲波」に放り込まれていた。

うーむ、さすがのヤラレキャラである。

それでは、

雨の今日ですが、

Happy Surfing and Great Day!!