(昨日からの続きです)
NAKISURF千葉恒例の、
正式名称を
『波良し日&平日限定、スタッフたちとデイトリップ』は、
勝浦市部原海岸で、
1980年代にあったマルイプロ会場で、
同波に乗るということになった。
Nakagawa on Canvas Bliss Fish
.
最初は「部原あまりやらないんで」という二人は、
少し遠慮気味に波に乗っていたが、
何本か乗ると、
その波質に馴染んで、
ライン設定の硬さが取れていくのがよくわかった。
Hagiuda on Tyler Warren’s Dream Fish
.
ハギウダお得意の大きなラウンドハウスカットバック。
体重を見事に乗せて、
フィッシュならではのラインを美しい波に描いていた。
たった一瞬のことだが、永遠になった瞬間で、
そうなると、私たちを取り巻く全ての事象は、
メビウスの輪のように表裏一体でつながっているのだと、
安倍晴明のような気持ちでシャッターを押した。
私はメインピークより左、
つまり北側のセットが流れてくるのを狙っていて、
その願いが現実となると、
こんな波に乗れた。
駐車場で偶然隣会わせた酒々井からのグレイトサーファーは、
このブログの読者なのだそうで、
それならば「この新しい世界へようこそ」
そんな前振りでスキッパーフィッシュ+ボンザーフィンをお渡しすると、
まさに夢波を得ていた。
そして私たちは仲良くなり、
サーフィンが繋ぐ大きな輪のようなものを感じた日でもありました。
私には珍しい6フィートのPUシングル。
このNATIONシャンパンに乗るのは、
トライフィン全盛のマルイプロで成しえなかった、
いや知るよしもなかったグライドフィーリングを感じたかったからに他ならない。
こちらは長いラインと、
その「ものすごい」と形容できるほどの滑走速度のサーファーがいた。
後で聞いてみると、
なんとタイラー・ウォーレンのドリームフィッシュだという。
サーフボードというのは不思議で、
味も速度も全て関与してくるのだと再確認させられた日でもありました。
「パワフルな波になると、本領を発揮するナカガワ」
昨日もそう書いたが、
やはりそれも的確な位置を滑らせてくるという基本あってのものだと、
この写真を見て知らされた。
ショアブレイク好きの私と、
これも昨日も書いたが、
だけれど、ショアブレイクは常に違う表情と、
怖ろしさで私に迫ってくるのだった。
そうちくま文庫のSFシリーズのように書いてしまうのは、
今読んでいる本がそうだからに違いない。
後半グレイトサーファーも入ってきて、
彼もまた私と同様にショアブレイクが好きなようであった。
こうして見ると、
やはり世界レベルの波だということと、
「日本のグレイトサーファーもまた世界レベルにある」
ということを知った元丸井プロ会場でした。
これ以上ないほどの完璧な位置にヒッティングさせて、
ノーズを前に落とし、
着水の瞬間にテイル加重を極め、
そのまま「ローララー!」と、
ロールパンナちゃん(アンパンマン©やなせたかし先生)
の決め技のようにランディングするのは、
やはり快感以上、
昇天以下という気持ちを私たちにもたらせるのだろう。
また有名な格言の
「挑戦なくては成功もしない」
ということを教えてくれたローララ・ロールインでありました。
日本のサーファーは、世界に羽ばたいて、
大谷翔平くんのように笑顔で大活躍していただきたい。
この日の勝浦湾。
美しいミッドレングス&ログ波がブレイクしていた。
帰りは、
ダライ・ラカ39世(巻末リンク参照)の故郷である大原ガッツに行き、
このノアのスタチューと記念撮影。
本当に子どものときのノアに似てます。
ここでは低温熟成とんかつ弁当が、
別盛りの味噌汁付きで339円で売られていて、
「338円にすればサンサバだったのに惜しい」
と私たちにしかわからないことが話題となっていた。
もうビックリマンではなく、
こちらもAKBが席巻していて、
そんなことにも驚かされたガッツでした。
明日は続きとなるのだが、
金曜日の千葉一宮が良すぎて、
そんなことも書こうと思いつつ、
この項は一度ここで終了します。
Happy Surfing!!
【おまけ】
グレイトサーファーの太郎くんこと、
ダライ・ラカ39世は弟二郎くんと共にここに登場します!
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