深緑の初夏となった南伊豆。
正確に言うと、ここはまだ吉佐美なので、
南伊豆町までは2〜3kmの美しい川の前浜に来ている。
ここは伊豆半島の南部に位置していて、
風光明媚、優美艶麗なビーチが拡がっている。
浜を歩く人や、
海岸で遊ぶのは外国人ばかりで、
その水色の美しさと相まって、
まるでどこか外国のビーチのようであります。
そしてこの4月17日は伊豆にとって大きなことがありました。
なんとユネスコ(国連教育科学文化機関)によって、
伊豆半島が『世界*ジオパーク』に認定されたとあり、
道理で外国人が多いのも納得できた。
*ジオパークとは、ジオ(大地・地球)とパーク(公園)を組み合わせた言葉で、
価値ある地質遺産を保護しながら、観光や教育に活かして地域振興を目指す取り組み。
「伊豆良いよ〜最高だよ〜」
昔からそう繰り返して止まない鈴木直人さん。
彼はフィッシュイベントを開催するほどのオルタナティブサーフ派で、
アライアからキャッチサーフ、
ミッドレングス、ログと全てのボードに乗り、
さらには生涯リベラル派のハッピーサーフを基調とし、
真のローカルを貫いている一人。
そしてサーフ界の殿堂リアルサーフさんを主宰しています。
Naoto Suzuki on Self Shaped 6’5″ single fin
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今日は自身でシェイプした
6’5″のミッドレングスのシングルフィンを持ち出して、
お店の前浜で美しいカービングと、
激しいリッピングのコンビネーションで、
彼の産湯系波に乗っていった。
ノーズ加重でウナクネ系もこなし、
35年前から会得しているフルスラッシュまでするのだから、
目下、人気急上昇中なのであります。
あ、ジオパークなら*ジオサーファーというのはどうだろうか?
*ジオサーファーとは、ジオ(大地・地球)とサーファー(波に乗る人)を組み合わせた言葉で、
価値ある美しい波を保護しながら、観光や教育に活かして地域振興を目指す取り組みをする人。
「これうまいよ〜」
そうやって地元の和菓子を保冷剤入りでいただき、
海上がりにじっくりとその銘品に心打たれる。
Catch Surf Odysea® Skipper Fish x JOB Pro 6’0″ Special Fins
at the South Izu
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直人さんと同年の私も、
じっくりと波を待ち、それは良波を得た。
こうしてサーフィンをする仲間の輪があり、
それは永遠だと感じた夏がはじまった日。
それにしてもキャッチサーフのテイクオフの早いこと。
速い波質だったが、
あっというまにフェイスを滑り出すので、
かなりの確率でウェイブメイクできた。
伊豆のことを考えていると、
直人さんが「おーハギちゃん!」と言うではないか。
そうやってここにやってきたのは、
懐かしのハギワラコウジくんで、
なんと彼は17年のコロラド州(USA)生活を経て、
3年前に伊豆に戻ってきたところだという。
彼は私が10代の頃に全日本、
新島や千葉などのヒートで対戦したことを思い出し、
ちょっぴりアメリカ話もして、その年月を懐かしんだ。
じつはここ、
そのジオパーク認定される一週間前の嵐日にも来ていて、
そのときはすばらしいバレルを得た。
あの日と何も変わることない波質。
ただサイズだけは小さかったが、
同様なバレルもあって、
そのパワフル波を再び味わった。
最近自己流行中のグラブレイルカットバック。
直人さんを見ていて、
50歳代でも20代のようにサーフしたり、
生活することが重要だということを感じた。
Forever Young!!
and Happy Surfing!!
ありがとう直人さん!
ありがとう伊豆!
直人さんのリアルサーフショップのリンクはこちらです。
Real Surf Shop
1612-1 Kisami, Shimoda, Shizuoka
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