Buoy 1 is steady in the 11 feet @ 15 seconds.
こんにちは、
1番ブイは11フィート@15秒とその威力を下げました。
ようやく下がったというこの大波。
ワイメアベイでの『エディ』のレポート、
感想がインターネットサイトで踊っています。
こちらノースハワイですが、
海軍発表の風情報は150@06。
これは南東風が6ノット。
とすると、イナリーズはサイドオフになるので、
よーしよしと勇んで行ったのですが、
実際には200@10。
南南西の風10ノット。
つまりサイドオンショアでした。
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「兵(つはもの)どもが 夢のあと」
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と、芭蕉の区が浮かび、
あれほどまでにあった波はどこに行ったのだろうか?
と、素朴な疑問が浮かんだ。
すると、メキシコ大ちゃんからの電話があり、
「波が少し上がってきました。これからオーシャンサイドでやりますね」
と、うねりの先頭が太平洋を渡って、
北米大陸ーーカリフォルニア沿岸に届いたことを知らせてくれた。
「波は、みんなとつながっているんだな」
と思いながら、このやわらかくなった波を見た。
思っていた、願っていた波とは違うけど、
サーフすることに決め、
何本かいい波に乗ってきた。
やはり近くで見ると、それなりのサイズとパワーがあって、
海のエネルギーを感じ、
風と太陽を受けて、BD3も喜んでいるようだった。
ずいぶんと流されてしまったけど、
やわらかで膝の上まで沈み込む、
白い、無垢な砂浜をゆっくりと歩きながらサビタまで戻ってきた。
タオルを浜に敷いて、
iPodから流れる陽水さんの楽曲を大音量で聴きながらのんびりする。
こんな時間が大好きで、
誰もいないイナリーズならではの過ごし方だと思う。
D先輩からのメールで、
「陽水の人気作品はもちろんだけど、
穴場作品にもすばらしさがあるから聴いてみなよ」
とあって、
そのURLに沿っていくつかの作品を聴いてみましたが、
やはり歌詞共にうなってしまった。
若い頃ーー10代、20代にも彼の楽曲は聴いていたのですが、
今44才になって聴いてみると、
その不思議な詩の意味、メロディのすばらしさ、
そしてお声の美しさに感銘を受けるのです。
以前ハーちゃん(ハービー・フレッチャー)から
「加齢するのって最悪だぜ、
若いうちに好きなことをしろよ」
というロックンロールな助言をいただいていたのですが、
これはそれに相反する感想を陽水さんの曲から受けるわけです。
カメラを出したので、
周りに見える色々を撮ってみた。
なぜか砂浜を走れるサビタのタイヤ。
「泳げたいやきくん」
という歌があったけど、それとこれは違う話ですね。
BD3。
これは日本でも乗っていたので、
乗ったフィーリングが同じで、信頼もおけるし、
アジャストメントを一切必要としないのもありがたいボードだ。
極めて高いクローン技術という恩恵にあずかっているわけだが、
昔ならシェイパーに「これと同じように削ってください」
とお願いしていいたわけだが、
なかなか同じくならずに失望していた。
みなさんもご存じのようにサーフボードは彫刻品なので、
「同じものというのは存在しなかった」
とは、そのときに実感したことであります。
こちらは自分がデザインしたリーシュ。
通常6フィート(183cm)のところを
6フィート8インチ(203cm)と、20cmも長くしたので、
大波の日もこのリーシュでサーフしました。
「切れないの?」
とはよく聞かれるのですが、
巻かれたときにひっぱらなければ大丈夫です。
少しでも怖いと早く海面に出たくて引っ張ってしまうけど、
そうすると切れてしまうのがこのコンプ(細)・リーシュ。
イナリーズが大きいときはノーリーシュの人も多く、
それは巻かれたときに
1.ボードが周りになくなること
2.ボードをひっぱらないのですぐに海面に出てくる
3.なぜかボードが折れないこと
という利点があるらしい。
実際にはバレル外で巻かれると、
ボードは岸まで流されてしまうので、
強力な泳力を持つ人以外は必要となります。
ただ、しっかりと装着していても、
首に絡まったまま巻かれてしまったりしたことがある人は、
逆の意味でのリーシュの怖さを知っているのでしょうね。
だから細いリーシュでサーフしていて、
切れてしまうのもある程度歓迎しているのです。
その上での細いリーシュの選択なんですよ。
さきほど「バレル外で巻かれる」と書いたのだが、
バレル内で巻かれると、ボードはなぜか流されていきません。
きっと円運動の中心に入るから、波に持っていかれないのだろうけど、
そんなことを研究してみると、新時代のリーシュが誕生したりするのかな。
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こちらはiPhoneとiPod。
「アップル社の回し者」と噂されているほど、
アップル製品に恋い焦がれています。
少し昔だと、ドラえもんでも思いつかなかった便利製品ですよね。
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昨日の夢のかけら。
うまく巻かれないと、
ほっかほか弁当の割り箸のように折れてしまうのがここイナリーズ。
2日間で20本以上が折れたと聞きました。
不思議と調子の良いサーフボードに限って折れてしまうのです。
これも誰か研究してくださいね。
自分の足。
この年まで健康でいられて、両親に感謝しています。
裸足が一番気持ちいいですね。
今日のお弁当はタッパーウエアに入れたご飯にイワシ佃煮と、塩昆布でした。
スプーンだと、信号待ちのときに大量に食べられるから朝食に最適です。
和食大好き。
オフィスに戻って、
ホリデーコーヒーを飲んで、
日本でテストした1mm厚という超薄手のサーフグローブのレポートを書いた。
こちらもZ1スーツでおなじみのオーラファイバーを裏地に使用して、
快適性と使用感を高めました。
保温力は1mmでも充分にあるので、
「製品化をGOしましょう」
と担当のIさんにお伝えしました。
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前出したD先輩が起床されたようで、またメールがあった。
「最近ね、俺が色物みたいになっちゃっているから波乗りの写真を載せてね」
とこの画像が添付されており、
「速度のあるときにジッコー(実行)したスラッシュでしょう?!」
と「へへー的」な誇らしげなメールでした。
センパイ、早速掲載しておきましたよ!
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日本に行ったときに「ジンジャー」、「しょうが」
という字をよく見ました。
生姜の「体を温める」という成分が注目された結果だが、
本当に温まる。
俺は石垣島の「ゆきさんの黒糖ジンジャーシロップ」
を愛用していて、今回も日本から購入してきました。
豆乳に混ぜて飲むと、南島の暖かさを体に取り入れるようで、
そんな青珊瑚的な時間にほっとしています。
みなさんの最近のキーアイテムはなんですか?
今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。
書き始めるときは1万字を書こうと思っていましたが、
そろそろ日が暮れてきちゃいました。
曇っているので夕陽は見えませんが、
静かな夕方です。
また明日。
今日にありがとう!
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