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【テクニック編】波の有効エリア_ウナクネスペシャル両界曼荼羅とは?_(1296文字)

Minami Izu, Shizuoka, Japan

GoPro Hero-4

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南伊豆。

大好きな道の駅まで、

大好きな「いなか寿司」がある

『下賀茂・道の駅・湯の花』までおよそ8kmの地点。

Catch Surf Odysea® x Barry McGee Pro DFW 7’6″

With George Greenough 8.5″ single-fin

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この美しい波斜面をサバ手で駆け抜けたのは、

ラカ法王と一緒にサーフしていたからだろうか。

摂政瀧朗もサバ手。

サバ手についてよく問い合わせを受けるが、

こんな風にヤジロベーのように手を開くのがサバ手。

その昔はチビ太がこの手をよくしていたので、

私は”チビ太の手”と呼んでいた。

(©おそ松くん:赤塚不二夫とフジオ・プロ)

直近では数年前にラカ法王がまだ幼名だった頃に、

片瀨江ノ島の海側にあるビラボン・ストアで自然発生的に出たのが、

サバ手の発祥とされている。(巻末注釈リンク*2を参照ください)

これは自然発生的なものなので、

例えば、

賞状をもらうとき

目上の人に拝謁するとき

うれしいとき

これがサバ手。

拡げると背中のパドル筋肉をストレッチできるので、

パドリングの調子が良い。(本当)

こんなことについては、

巻末注釈リンク*3をご参照ください。

さて、

ついにテクニック編です。

今日は波の有効エリアについて一席。

この日はウエッジというか、

風波由来なので、波がちぎれていました。

つまり、ひとつのショルダーに見えるが、

実は青の部分が有効エリアで、

この中にいないと失速してしまう。

こんな感じです。

なので、

私はこのままサバ手でカットバックしたのだが、

さらに書くと、どこに戻れば良いのかを、

有効エリア内とし、

より強い波パワーを得る箇所に色を付けたのが下記。

濃い色がパワーゾーン。

ここに戻るようにすれば、

また次のセクションが出てきて、

最後には赤いセクションが実って(切り立って)くるので、

そこにフィニッシュすれば満足ライディングでありましょう。

満足ライディングは、

『鴨川三兄弟』のおひとりオガマ・マサオさんが、

1990年代から唱える「マンライ」です。

ひさしぶりで忘れてしまった、

または新しい読者のためにここに詳しく書きました。

オガマさんは、ウナクネ老師抱井さんの親友で、

私のサーファー形成に大きく関与してくれた方です。

哺乳類から着想されたというスペーシーなサーフボードから、

機能的なシェイプの両極を、

金剛界と胎蔵界の意匠を示す両界曼荼羅を、

つまりは悟りの境地と真理をサーフボードに施されるお方です。

そんなマンライを得るためにこのように戻るのが、

ウナクネ流でありますが、

それは新皇帝であるジョンジョン・フローレンスが示すものでもございます。

ウナクネ流の波の有効エリア。

そしてウナクネ・カットバックの研究と考察でした。

お寒いですが、また明日ここで。

【巻末注釈リンク*1:サバ手とは?】

【ウナクネ・サイエンス】サバ手の真実_(1584文字)

【巻末注釈リンク*2:サバ手発祥の地】

旅前半終了の項_たくさんの不思議なことにありがとう_(1601文字)

【巻末注釈リンク*3:

サバ手の応用『レイ・サバック』とは!?】↓

【秋の特大号】残真夏ウナクネ式の集まり(序章)_川井幹雄さんと木村拓哉さんがジェフリーズに!_(3838文字)

Happy Surfing!!


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