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naki's blog

伊豆下田波4日目_珍しい波とアッチー教授_(1638文字)

Izu, Shimoda

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伊豆下田波

この波はなかなか珍しいのだという

冬は風が決まらない
決まると、波のサイズが下がる
よって、良いのは数時間くらい
しかも年に十数回くらいしか立たない
地形が良ければ岩周りに砂が付いてさらに良くなる

そんな評判の美しい岬波が、

超超超めずらしく4日間もできたと、

できましたぞ!

そんな腹式呼吸発声で、

昨日も登場してくれたアッチーこと、

今村厚プロが熱く語ってくれた。

最終日の昨日はサイズを下げたけど、

こうして、

例の興奮と感動がそのままあった。

4日間やりきって、

ターさんの美しい波乗りを見たし、

この神さまがいるような波にも乗れたし、

直人さんにもお会いでき、

野村さん、

ハギワラコウジくん、

大浜のランドクルーザー白の人、

アパッチ亮太くんと、

進士剛光くんとも一緒にサーフできた。

ナッキーもだ。

アッチーというサーフィン教授にも時間をかけて再会できた。

波乗りとはかけがえのないもの

だと確信した小さな旅。

温泉に入って、

地のおいしいものをいただき、

冬の風を受けて、

そして冬の陽をたっぷりと浴びた4日間だった。

毎日乗ったのは、

NATIONコネクター。

シックスファイブ。

後ろに見えるのは、

センターというプエルトエスコンディード系のビーチブレイク。

初日やったけど、

見た目より遙かに強烈で、

セットに進撃してミスをすると、

サーフボードなどは、

バラバラ事件になってしまったりするほど硬く、

激烈なる波質。

この写真波は良さそう。

そしてキャッチサーフのシックスシックス。

タイラーのビッグドリームフィッシュ。

6’7″であり、

キャプテンフィンのタイラーツインを付けて、

創造の親和を図ってみた。

これがスペシャルフィンの正体。

VEKTORは前後逆だが、

こちらの方がーー

抵抗がレイルに近い方がより操作をレイルに伝えられるので、

これが私の導いた正解であります。

サーフ後は毎日、

アッチーくんのカフェ+サーフ『IRIE』へ。

それはおいしいコーヒーをいただき、

また例の、

絶品砂肝スティックだったり、

セセリだったり、フレンチフライ、

さらにはサンドイッチをいただいて、

この日もすばらしいランチセッションとなった。

彼こそがアッチーくんで、

お店のカウンターに私のカレンダーを置いてくれていた。

【お知らせ】

明後日に重版分が届きますので、

お見逃しになった方はぜひNAKISURF自慢のカレンダー、

超機能満載のカレンダーをお求めください!

アッチーくんは、

波乗り研究家

または

サーフプロフェッサー

そのくらいサーフィンに詳しいし、

もちろん機能線等も全て理解している。

昨日だけでも、

どこまでならダックダイブするか?

そんな質問に

「インパクトの前後ですが、迷ったら前に漕ぎます」

「ギリギリでも入ればなんとかなりますし」

そんな答えが返ってきて、

他のポイントブレイクのウエッジ、

シフトしてコネクトする3セクションを両手だけで表現した。

さらにはさまざまな語録を受けたので、

それはまたいつかの機会としますが、

心に響いたのは、

「自分の順番が来て、ものすごく良い波で、
誰にも譲りたくないというときに漕ぎ出したら、
どんなになっても行きます」

そんなこと。

こんな決意があっての漕ぎ出しだから、

私はセットが入ると、つい彼の方を見てしまう。

彼が漕ぎ出すと、

170%出力というものすごいパドリングで、

文字通りどんな波でも飛び込んでいって、

張り付くことができるのだと、

ワールドクラスサーファーのエッセンスを感じてうれしくなった。

そういえば少し昔には、

彼はよくパイプラインでサーフしていました。

こうして楽しく、

純サーファーとして最高のセッションを連日して、

「最後は固い握手でお別れした」

忘れられない伊豆下田波の4日間だった。

ありがとうアッチー
ありがとう伊豆
ありがとう波乗り

かくして、

また私の波乗り道は遙かまで伸びていくのでありました。

Happy Surfing!!