B-Pass, Amami Oshima, Japan
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二郎くんではないが、
「かんたんです」という言葉に夢中であります。
なんでも簡単だと思いながら挑戦しなくてはならないし、
簡単だと帰結するように動き、
極めるというのは、
剣豪の居合い斬りだったり、
カラテマスターの渾身の正拳突きと似ていて、
我がサーフィンでも達人はじつに簡単そうに波に乗る。
そこに興味を抱いた。
このグリーンヒルの本館食堂で未明から、
撮っていただいた写真を編集しつつ、
波乗りの未来に希望を抱いている。
快晴の夜が明けると、
太平洋側が膝、
東シナ海側でまだ頭程度残っていると、
シマンチュ(島の人)が教えてくれた。
NAKISURFスタッフたちは、
本日の正午便で帰国、
じゃなかった千葉に向かうので、
必然的に前の3Dウエッジでクイックサーフとなった。
私たちも追従し、
それは美しい膝波を得た。
浅いリーフの上でほぼ左右から合わさる膝波なので、
ただの波ではないことが研究には大きなファクトとなった。
サーフ後は、
「お腹減った〜〜!」
そんな激しい文体となり、
グリーンヒルのお母さんの正しい朝ご飯。
鯖がおいしいのはもちろんだが、
カボチャの煮付けに入っていたキビナゴのすばらしさに心を打たれた。
ここはサーフィン研究所奄美支店なので、
昨日B-Passで使ったフィンの研究をする。
Vektorフィンの前後で速度が激変するとか、
そんなことを話し合った。
このボードで両サイドを試していないので、
終了次第、納得次第ここに公表します。
ランチは重野商店(重野玉里店)。
私はこの黒ごまクリームをいただいたが、
砂糖を摂りすぎているなと、
この画像を見てしばし反省する。
サーフィン研究所なのだから、
波乗りのためにならないことは、
こうして反省する。
一番反省するのは酒だが、
黒糖焼酎というのは体にやさしいのか、
そこまで不調が気にならないのが長所であり欠点である。
さてNAKISURF千葉スタッフが、
研究所上総一宮支店に戻る時間となり、
空港まで見送ってきた。
グリーンマスターの緑くんと、
「またんきゃ(また来てね)」と握手。
ハギウダとナカガワは、
龍郷メインの激掘れ3Dウエッジや、
B-Passを通過したのだが、
波運が良かった。
または彼らが今必要としていることだったと思う。
実際に普段は千葉のビーチブレイクを中心にサーフしていて、
あの全員意識不明系の大セットを喰らっても耐え、
さらにその中で自分が安全に乗れる波を的確に選び出して、
笑顔で波に乗り、
「すごすぎます!最高でした!」
そう言えるのだから、
なかなか頼もしいサーファーとなった。
たった3泊4日であれだけのバラエティがある波に乗ったのだから、
「運があるサーファー」の認定式をしたくなった。
いつかのスシローか、はま寿司でやりましょう。
彼らを送っていった後は、
東シナ海側に行こうと思ったのだが、
午前に先発した人たちからの報告があまりかんばしくない。
あちらはいわゆる日本海系なので、
うねりは短時間でガッと持ちあがり、
さっと小さくなる傾向にある。
それならば、
波乗りを諦めてアマミアンバックドアに行き、
波乗りと体力の研究をしてきた。
まずはチャンネルから流れ出るように沖に向かう。
こんな膝もないうねりなのに、
ものすごい流れだった。
20分ほど深みを泳いで、
潜ってを繰り返していた。
すると、
潮が入ってきたのか波が出てきた。
波の下、
つまり海底でワイプアウトしたときにどこにいればいいのか、
行けばいいのかを研究していた。
分かったのが、
溝付近の水量が増すので、
そこが安全だということ。
息を吐き切り、
フリーダイブし、
長時間潜る練習をする。
こうして大波(自身のサイズで)への準備をしていた。
瞑想に近いのかもしれない。
『ブルー・メディケーション』
そんな直球キャッチコピーが浮き上がってきた。
現在水温23度。
ウエットなどはいらない海。
逆にサーフィンの方が風があるので寒く感じる。
最初は、
「え、ウエット着ないのですか?」
そう半信半疑だったツナくんまでも
「あ、温かい」
そんなことになって一緒に泳いで、
カメとか、チヌ、ブダイ、
カスミアジを観察していた。
奄美は最高よ〜!
Happy Surfing!!
◎