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naki's blog

ワリイシとケアラシの伊豆_(1557文字)

Wari-Ishi, Shimoda, Izu

Catch Surf ®Skipper Fish 6’0″ Taj Barrow Pro

TW Captain Twin + VEKTOR VT Trailer

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割石というブレイクを発見した。

もちろん無人である。

割石という地名は、

ここで生まれ育ったというご高齢の人がいて、

その人が、

昔はこの浜のことを割石と言っていたと教えてくれた。

「波が石を割る」

それが地名の由来なんだそうで、

名は体を表すの例に漏れず、

信じられないほどのパワーがある波だった。

ボイルもすごいので、

それをよけてテイクオフしていたが、

なかなかワリイシぽい。

水深膝くらいの偉大なる波。

正面から見るとこんな感じです。

リップは厚く、

ボトムは砂を巻き上げている。

たまに来るセットは、

このくらいのサイズがあり、

しかもご覧のような二段波なので迫力がありました。

砂だらけになるサーフボード。

自分も砂だらけ。

具体的には、

ウエットスーツの中にみっしりと砂が入っていた。

なかなかすばらしい自然体験です。

太郎くんと二郎くんは、

学校の始業式があるので、

千葉に戻っていってしまった。

二郎のおやつはキュウリ。

こういう食事は「ホールフーズ(まるごと)」と言って、

とても健康に良いのだと、

健康食研究家のECこと、

エリック・クリステンソンが教えてくれたことを思いだした。

美しい伊豆。

こんな青い海が、

東京からたった120km程度の場所にある奇跡。

週末であります。

太郎二郎(タロジロ)たちと入れ替わりに

ウナクネ心友会会長の河合氏と、

DJタンテイでおなじみのツナくんがやってきた。

Catch Surf ®Skipper Fish 6’6″ JOB Pro

Twin + Pros Trailer

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これは会長。

ワリイシの段掘れをものともせずに、

滑り抜けていく興奮。

「アドレナリン出まくりました」

そんなご感想であるらしかった。

Catch Surf ®Skipper Fish 6’0″ Taj Barrow Pro

TW Captain Twin + VEKTOR VT Trailer

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ナッキーの活躍めざましく、

かなりの波にチャージしていた。

殊勲賞受賞。

Tuna Tantei on

Nation The Pink Champagne on Ice 7′

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ツナくんは、

最初は「怖いです」。

そんな感想だったのに、

波に乗るごとに、

波に巻かれるたびに少しずつギアを上げて、

最終的には波壁に張り付いていた。

彼もまた私のスタイル矯正塾の生徒で、

ガニマタとお尻が出るのは、

普段の生活に起因していると断定した。

そこから直そうということで、

歩き方、

立ち方から見直した。

これまでは大成功していたが、

二段掘れとなると、

その恐怖心から全てを忘れてしまったようで、

先祖返りではないが、

下の画像のように数年前のスタイルに戻ってしまった。

でもすごいところを走っているので、

それは評価したい。

これは夜明け前の写真。

外気が冷たく、

海水温が高いようで、

こうして海から湯気が上がっていた。

リアルサーフの直人さんと、

ケイくんにこの現象を伝えたら、

「気嵐(ケアラシ)というんだよ」

とのこと。

ワリイシだったり、

ケアラシという語感の日で、

その流れでインスタグラムを見ると、

タキビシが「ブバラカで満ライでした」

と申していた。

ここまで来ると、

日本語ではないように感じるのですが、

古語の

東雲=しののめ、夜明け前に茜色にそまる空のこと
天乗=天に昇るライディング、テンライ
行幸=旅
玉響=たまゆら、儚き一瞬のこと
真鰻捻=真のウネクネ
梵参=ボンザー

というものではないかと、

会長たちと、

焚き火を囲みながら話したのでありました。

【サーフィン研究所スペシャル】いにしえのサーフボード編:タイラー・ウォーレン1973ボンザー@奄美大島_(2222文字)

Happy Surfing!!