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naki's blog

写真コンテストVSウナクネ落語_(2600文字)

波のダンスを見た。

南伊豆の波は美しいので、

シャッターチャンスが溢れている。

「波のダンス」と書くと、

写真コンテスト風の題名となる。

写真コンテストの作品名には独特の文体があって、

作者は明確に何かを伝えたいのだけど、

それは作品(画)に表れているので、

題名は陳腐となってしまうという微妙なものである。

例えば、同じ作品をアサヒカメラに送るときは、

「螺旋飛翔」と、

学術系に寄ると良く、

また日本カメラでは

「南伊豆の舞」とするといいだろう。

全日本写真連盟には、

「波の又三郎」と宮沢賢治風にすれば、

選者は歓びに震え、

入選程度は選んでもらえるだろう。

同じようにサーフ誌を見ていくと、

アマチュアが自身や他者のサーフ写真を送って、

選んでもらって賞をいただくものはないようだった。

それならカメラ雑誌を見習って、

読者からのサーフ投稿を特集してもいいのかもしれない。

湊(みなと)という地名の美しい浜。

長い夜が明けようとしている晴れ晴れしい瞬間。

ちなみにこのあたりの温泉は、

ナトリウム-カルシウム塩化物温泉というもので、

私の膝の治癒に聞くというので、

400円を握りしめて通っている。

伊豆にも桜咲きました。

世間は花見で大賑わいだが、

吉佐美、

南伊豆では花見をしている人はいない。

私のように桜の写真を撮っている人は見たが、

桜の下で花を愛でる人(たち)というのが皆無だった。

きっとどこでも美しい桜が咲いているので、

「見に行こう」というものではなく、

「どこにいても美しいものが目に入ってくる」

からだろうか。

土曜日のワリイシ写真がまだあった。

なぜまだあるかと言うと、

撮った画像を全て見ていなかったからだ。

Nacky on

Catch Surf ®Skipper Fish 6’0″ Taj Barrow Pro

Special Twin + TW Twin Trailer

.

ナッキーには、

「低く低く」

「レイルをつかめるほど小さく」

そして

「(テイクオフを開始する)インパクトパドルが重要だ」

そう伝えたら、

かなりの波を滑っていた。

敢闘賞と殊勲賞のW受賞。

Kawai chairman of Soul Unakune on

Catch Surf ®Skipper Fish 6’6″ JOB Pro

Pros Fins

.

河合さんは、

『ウナクネ心友会』

という団体の会長職に就いている。

ウナクネとは?

どこでもいつでも聞かれるか、

わからないけど、わかったふりをされるか、

または嫌な顔をされるとか。

ウナクネの語源は

「ウナギクネクネ」で、

それはアレックス・ノストのサーフィンが由来となる。

私が初めて彼のサーフィンを見たとき、

波の上をウナギが泳ぐようにクネクネと滑っていったのだ。

それまで近代サーフィンは、

切り返しの位置にこだわると、

サーファー全員が全て同じ波先位置でターンしていた。

だが、

アレックスのサーフィンは、

波斜面に至福があると言わんばかりに、

クネクネとしていて、

それが輝いていたのだった。

詳しくは、

5年前にカラーズマガジン創刊号に寄稿した

『ウナクネ曼荼羅』に詳しいので、

巻末にリンクをコピーしつつ割愛するが、

ウナクネのすばらしさは自由さと歴史だと断言できる。

そして主流ではない、

主流にはならないサブカルチャーさもいい。

サーフィンの元々は波に乗るもの。

これが競技となった。

年々その競技者を増やし、

それが主流となった。

その主流は堅苦しく、

難易度高く、

苦い顔をしたサーファーを量産した。

しかしウナクネはそうではなく、

楽しく自由なるサーフィンだ。

原点回帰であるが、

決して怠けたサーフィンというわけではなく、

テイクオフは誰よりも早く、

そして達人域を目指して修練していくのは、

コンテストサーファーたちと何の遜色もない。

とにかくウナクネとはそういうものであります。

(波乗道とも翻訳される)

Tuna Tantei on

Nation The Pink Champagne on Ice 7′

.

ツナくんは、

「怖い怖い」と言いながら波壁に張り付くのは、

古典落語の『まんじゅうこわい』のようである。

その「まんじゅうこわい」のツナくん版を書いてみた。

あらすじはこうだ。

.

私たちが集まり、
それぞれの嫌いなもの、怖いものを言い合っていた。
「蜘蛛」
「蛇」
「鮫」
などが出てきた。
すると、
「そんなものを怖がるとは情けない。世の中に怖いものなどない」
とツナくんはうそぶいた。
市原マーちゃんが「本当に怖いものはないの?」
と聞くと、
ツナくんは下を向いて「本当はある」と白状する。
「では、何が怖いのか」と河合会長が聞くと、
ツナくんは小声で「掘れた波」とつぶやいた。
ツナくんはその後、
「掘れた波の話をしているだけで気分が悪くなった」
と言い出し、
足立区ハナハタに帰ってしまった。
残った私たちは悪だくみし、
「掘れた波の場所にツナくんを連れて行こう」
そうやって伊豆にやってきて、
怖ろしいほど掘れ上がるワリイシという波を見つけた。
その波を見たツナくんは、
「怖い怖い」と、
ひどく狼狽しながらも、
「こんな怖いものは乗って、怖くなくしてしまおう」
とか、
「掘れ上がりすぎて、怖い」
などと言って、
セット波に乗ってしまう。
そこではじめて私たちはツナくんにだまされていたことに気付いた。
上がってきたツナくんにバリの山崎さんが、
「ツナくんの本当に怖いものは何?」とやさしく聞くと、
「海上がりのプレミアムモルツが一番怖い」
と言いました。
お後がよろしいようで。

落語風味で作ったのは、

メカブ&キムチ、

温泉卵の

残った冷凍うどんと生中華麺。

残りものとカセットコンロの魔術。

【巻末リンク:ウナクネ曼荼羅ですぞ】

COLORS MAGAZINEに捧げるウナクネ曼荼羅_(3303文字)

【その発表当時の私たち】

【盛夏記念特大号】ウナクネ曼荼羅コラムが出版されました[カラーズマガジン]_ローカリズムの過去未来_みうらじゅんさんを名誉会長に_ウナクネ曼荼羅ロゴ入りポスター_(5800文字)

Happy Surfing!!