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naki's blog

【盛夏記念特大号】ウナクネ曼荼羅コラムが出版されました[カラーズマガジン]_ローカリズムの過去未来_みうらじゅんさんを名誉会長に_ウナクネ曼荼羅ロゴ入りポスター_(5800文字)

こんにちは、

夏の日のせいか、一日の終わりが遅いです。

日没が8時近いので、

暗くなるまでサーフして着替えると9時。

それから帰ってご飯を作って食べると10時過ぎ。

一日があっという間に終わってしまいます。

今日はそんな夜11時で、

以前のラジオ番組、

みうらじゅんさんの『サブカルジェッター』

をYoutubeで聞きながら書いております。

まずはここでお知らせです。

サーフカルチャー新雑誌が創刊されまして、

それは『カラーズマガジン・ドットコム』の紙媒体版。

covor

新思想を持つyogeさんが編集長となり、

Blue誌さんの版元ネコパブリッシングより出版されたのです。

小磯

あのカルトブレイクである小磯がフィーチャーされていたり、

もちろんこの波は知っていますよ。

編集長yogeさんのコメントもいただいております。

「葉山にある小磯、通称”Yono Peak”。

今は亡きビッグウェイバー佐久間洋之介の

想いの詰まったピーターマッケイブのガンボードが繋ぐ、

佐久間兄弟の絆を描きました」

大橋海人

大橋さんの息子さんの特集は、

「日本の若手トッププロとして世界へ挑戦する大橋海人と、

故大橋勧さんとの親子愛を軸とし、その波瀾万丈な半生に迫りました」

ウナクネ のコピー

さらにはウナクネ総帥の日本旅特集があり、

「うなくね日本トリップ:ウナクネ総帥来日ツアー。

この記事はかなりNAKIさんのコラムと連動しております。

原稿を受け取る前に既に仕上がっていた特集だったので、

いただいたコラムを初めて読んだとき、

まるで意思の疎通ができていたかのような内容に驚いた次第であります」

とyogeさんのコメントにあるように、

世界初のウナクネ号となっております。

IMG_3102

それは総帥とこのトリップに出られる際の羽田空港でお会いしたように、

偶然が必然に感じられるものがありまして、

さらには苦悩のYoheyさんの表情までもが浮かび上がってくるのです。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/54425

ウナクネ曼荼羅

そしてそして、

ウナギクネクネ実現党の広報本部長として、

コラム2000字強をこの新創刊サーフ思想誌に捧げました。

NAKIさんコラム

さらにはNAKISURF広告が1ページ封入されていて、

それは記念すべき号となったのです。

yogeさん、夢が叶いましたね。

おめでとうございます!

先日ここでウナギクネクネの思想少しと、

その周辺をみなさんにお伝えしました。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56083

いわゆるウナクネカミングアウトです。

すると、多くの人の心に届いたようで、

それからはウツクネ総団の対処の仕方についてのご相談、

またはウナクネへのご意見やご質問、

そして心温まるご共感メールをいただきました。

結論から言いますと、

現在日本のほとんどの場所で、

多くのサーファーが心を痛めているようです。

それはサーフフィールドであるピーク、

ブレイク周辺のことでみなさんが問題を抱えているようです。

中でも多かったのが、

「地元指定メーカーの道具でないと、

波に乗ることはおろか、

駐車場で着替えていても叱られてしまう」

ということ。

これは既得権益(きとくけんえき)というか、

そんなようなもので、

一般社会で例えるのなら”協会に加入しないと入札できない”とか、

”所場代を払わないと商売してはいけない”

とかそんなようなものです。

元々日本は、

戦後の焼け野原を復興させた際に

土地にまつわるさまざまなトラブルがあったと言われています。

誰の土地か分からない場所を自分のものにした人もたくさんいたことでしょう。

きっとサーファーたちはこの手法を取り入れてしまったのではないか、

ということでしょうか。

図式としては、波の良い場所があり、

そこが好きで、

さらには集まってくる中で最も力の強い人をボス、

またはリーダーとして立てて、支える人たちが集まる。

そしてその場所はその人たちの遊び場、または集い場となる。

それは正しいと思います。

なぜなら海を守る、

そして安全という観点で地のことをわかっていた人たちがいた方がいいに決まっています。

例えば西風が強く吹くと、

海の中に流れができて、

あの岬のこちら側ならまだいいが、

向こう側に行ってしまうと流されてしまい岸に戻れなくなる。

もし戻れなくなったら、

堤防の前まで行き、

そこから港に向かってパドルすれば帰ってこられる。

海に携わる人、

漁師やサーファーたちはそんな知識経験が蓄積されているのです。

そんなウオーターマンたちが集う遊び場ですから、

いつもきれいにして集まりやすい環境を整えます。

もちろんゴミは自宅まで持ち帰り、

自分たちが長くいられる基地みたいなものを作り、

波が良い日はもちろん、波のない日も集まります。

低気圧が接近すれば、

自分たちが大好きなここの波を思い浮かべて睡りにつく。

行政がビーチを開発すると聞けば、

みんなで大反対するのです。

そんなときこそ力のあるボスのコネクションが発揮され、

開発は回避されていくのです。

ボスバンザイ!

ビジターがやってきたら、

大歓迎し、そのレベルに合わせてブレイクを案内し、

流れや隠れ岩などを伝える。

海に強いローカルたちが常時監視していたら子どもたちも安心してサーフできます。

「ローカルのいないところで子どもたちはサーフしてはいけません」

という立て札を立てましょう。

本来はそうなるはずのローカリズムです。

けれど前出した場所が増えてきたと、

みなさんからの陳情にありました。

が、しかしローカルにも言い分もあります。

例として、

街に出て大勢の人を見ると、悲しいことに心ない人が少数います。

それはビジターサーファーでも同様です。

駐車してはいけないところに車を停め、

夜中からやってきて音楽を大音量でかけて騒ぐ。

人の家の水道を勝手に使って、

しかも玄関周りをぬかるませていく。

(大量に使ったということですね)

タバコの灰皿の中身ごと道路に捨てていく、

他人の家の門に濡れたウエットはかけておくし、

配達牛乳は飲んでしまう。

海にゴミやタバコは捨てるし、

反社会的なことを堂々と平気でする。

毒ウツボ、毒クラゲ軍団であります。

極端な例は、

浜でBBQをやっていたらたいていは翌日は大量のゴミと食べ残しがある。

家の塀を壊して、焚き木にしていたという話も聞いたことがあります。

実際私が海の前に住んでいたこともあり、

もめるのが嫌なので注意もできず、

警察が来てもまた面倒なので、

小さなことは泣き寝入り。

これでサーファーたちの評判が下がり、

近所の人からは波に乗っているというだけで、

このウツボクネクネ総団の人たちと同じに見られてしまう。

しかもその問題を発生させているのが、

ウツボ総団であっても同じ波を愛する人なのです。

そんな経緯もあって、

ローカルはビジターに対して、

もしかしたらウツボかも?と警戒するようになった結果、

オープンマインドでいられなくなったのだろうか。

という推測を立ててみました。

けど、上にも書きましたが、

そんなウツボ・ウマシカサーファーはほんのごくわずかで、

そんなことが起きているのは波乗り世界だけではありません。

ウツボビジターが怖くて、

すてきなローカリズムを実現できないのは違うとも思います。

さて、

日本で初めてサーフしたのは加山雄三さんと言われていますが、

その後に川井幹夫さんが続き、

何回ものサーフィンブームが起きて今に至っています。

日本のサーファー人口は100万人とされています。

人口が1276億人なので、

127,600人に一人がサーフィングをしている計算となります。

釣り人口が940万人、

ゴルフ人口が810万人。

サーファー数は、

その趣味の人たちの人口11%というじつに少ない数字です。

川井さんや加山さんが始められたサーフ創成時のときは、

サーファーなどとは言わずに、「波乗り愛好家」だったはずです。

そのとき波を見つめながら、

「どうやって波に乗るのだろうか?」

そんな想いを寄せたところまで想像をさかのぼらせてください。

そうすると、身一つで泳ぐよりも、

浮くもの、もっと言うと板状がいいぞとなったはずである。

米軍の兵士が持ってきた大きな板はどうやら波に乗る専門道具らしい、と。

その板の真似をして、

さらには工夫してジャパンのサーフボードができたと想像してみた。

そんな時代を思い浮かべてみると、

波乗り愛好家たちはお互いに情報交換したり、

または一緒に波に乗り、

その技術を学んだり、

まだ見ぬ波を想像しあったりしたはずだ。

そこに立ち返ろう、そこに戻って、

新しい本来のローカリズムを構築しようとやってみてはいかがだろうか?

ブレイクのそばに駐車禁止の場所が多ければ、

駐車場ガイドを作って地元のサーフショップが配布するとか、

同時に危険な場所、

天候によっての注意点等を発信していけばいいのではないだろうか?

これはあたりまえのことだが、

波乗りをしない人、

または初心者の人でもすばらしい人はいます。

例えば、私はニール・ヤングが好きなのですが、

彼が武道館公演を終えて、

翌日初波乗りをしたいということになって、

「船木さん、ニールを連れてサーフしにいってください。

波乗りは初めてみたいですがお願いします」

という夢のようなことが起きるのです。

Heart of Gold(孤独の旅路)をかけながら、

波乗り有料道路を一緒に走るわけです。

到着して、ウエットに着替えながら、

そんなときに

「ニール(さま)、これはここのマナーなのですが、

ローカルには気をつけて、

おとなしくじゃまをしないようにしてください。

とても楽しそうにしていたり、大声を発してはいけません」

と諭しながらサーフしなければならないのが現状です。

ニール・ヤングにですよ。

悲しすぎます。

そんなことを考えていたのが昨日です。

前出した日本サブカルチャーのリビングレジェンドのみうらじゅんさんのお話を聞いていたら、

その思想にこころが打たれたのです。

彼が展開するエロ話は横においておいて、

その慈悲とか解脱、諸行無常、極楽浄土、涅槃、執着、

羯諦(ぎゃてい)、悟り等々、

その仏教感と、ウナクネ思想が合致するところが多いことを知った。

で、ウナクネ党広報としては、

彼に『ウナギクネクネ実現党名誉会長』の椅子に座っていただきたい。

要請させていただこう!

そこまで考えたのであります。

彼の一般論と発言力を持ってすれば、

真のローカリズムを再構築することもできるし、

そのコネクションは膨大であります。

2014_Miurajun_Kaicho_6543

(未来会長のハングファイブ如来の想像図です)

ウナクネウエットいいなあ。

よく「混んでしまうと波乗りにはならなくなる」

とありますが、

それはサーファーレベルに合わせてのブレイク選択をしたら解決する気がします。

初心者地区は安全であれば、自由に波に乗ることができる。

まっすぐ行く人は『まっすぐエリア』があったら1本の波に多くの人が乗れますし。

それならばと、

私があえてまっすぐ直進サーフエリアに入って、

お昼寝クネクネ等の滑走を楽しめば、

初心者の多くは、その独創的で不思議な滑りに感銘を受けるでしょう。

サーフ後に砂浜や駐車場で会った際にこんな会話になることを想像しました。

舞台は2020年千葉北。

「あ!先ほどはお昼寝クネクネを拝見させていただきました。すばらしいです」

「いやいやーお恥ずかしい、ほんのたしなみ程度です」

「あなたが上級者なのは隠してもわかりますよ。

あのクネ度の安定度は達人の域に達していました」

「そうですか。それは困ったなぁ、いやありがとうございます。いやー」

「じつは、私は波乗り夢がありまして、それは…。

いや、でも止めておきます。初対面の人に言うことでもありませんし」

「いやそこまで聞いてしまうと気になりますね。ぜひとも教えてください」

「そうですか?」

「ぜひ」

「あのですね。私の夢はサーフ雑誌に載っているテクニックではなく、

あなたのような滑走表現をしてみたいのです」

「なるほど」

「そして世界の海で、真の滑りを決めて、

さらには同じ目的の仲間を作りたいのです」

「そうでしたか。じつは私はこういうものを持っていまして、

これは私たちの仲間で創成期の初版のみに作られた1st.Tシャツなんです」

「Uのロゴ、ですか?」

「そうです。ウナギクネクネ曼荼羅というグラフィックなんです」

「ウナギクネクネ?」

「そうです。これはそのウナギクネクネ、略してウナクネ会員のみが手にできるTシャツです」

「ウナクネ会員のみに?」

「そうです。現在は12版目で青色Tで、

その色で入会時期がわかるというシステムとなっています」

「すいません、そのTシャツと真の滑りが重ならないのですが…」

「失礼しました。あなたがすばらしい思想を夢に掲げていらっしゃったので、

きっとお気に入りになられるだおろう、とご紹介してしまいました。

この1st.Tシャツは私のジマンでして、つい」

「そうなのですね」

「はい、ウナクネの思想とあなたの夢が合致しているのです」

「ウナクネの思想、ですか」

「そうなのです。なので、ホームページをぜひ見てください。

ウナクネと検索すれば、すばらしい思想やパワーピープルが出てきますよ」

「わかりました、すぐに見てみます。あ、お名前を伺っておりませんでした」

「すいません、申し遅れました。私はこういうものです」

(名刺をお渡しする)

「これは丁寧にありがとうございます。

今日はプライベートなので名刺がありませんが、

何かありましたらここにご連絡させていただきます」

(名刺を見て)

「なるほど、ウナギクネクネ実現党広報本部長さんでしたか!」

「ぜひホームページをご覧になってください」

「これぞすばらしい出会いですね。それではまたここで」

(またいつか続きます)

総帥の油絵が完成しました。

201408_Unakune_oil_Alex_8751

メインの詳細はこの凝り方で、

基本はクネクネ筆使いです。

art_Alex

特大号なので、もう少し続きます。

広報部クリエイティブディレクターのOセンパイが、

ウナクネ実現党のポスターを製作しました。

すばらしい完成度です。

ここにウナクネ曼荼羅ロゴも初登場しました。

心をこめてここにおいておきます。

これでウナクネ初期思想が広まりますように。

ウナクネ

それではどうぞすばらしい、

そして奇跡的な感動がある日となりますように!

長々となりましたが、

ウナクネ党共々これからもどうぞよろしくお願いします。


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