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naki's blog

【特大号】ECサーフボード『フリーライド』_無限地獄インポッシブルに知る護岸の怖ろしさ_(2709文字)

昨日もここに書いたが、

コンテストデーだったようで、

各地に支部テントが並び、

多くのサーファーたちを集めていた。

その混雑を避けるようにインポッシブルに行ってみると、

無数の極上波がやってきていた。

(サバ手をマーちゃんに披露する私↓)

Tyler Warren Big Dream Fish 6’7″

Captain TW Twin FCS

Impossible, Chiba

.

最初は独りだけのセッションだったが、

2ラウンド目は、

ツナくん、しょう寅杉本さん、

マーちゃん、タキロー、

タキロー友人ジュジュくん、

そして山崎さんの順にやってきて、

セッションは熱を帯びて行った。

事実1(結局私たち以外は誰も来なかった)

事実2(コサカイさんというNAKISURFのCOOLな愛読者がチェックしに来られていた)

南風7m、そして割と強い南東うねりだったので、

流れがすごく、

よって絶え間なくパドリングをすることになった。

休むとすぐに流される。

1時間もすると、

背中は張り、

肩は痛み、

目は潮飛沫によってかすみ、

体幹が緩み、両膝が開き気味となった。

インポッシブルは、

400mもの浜。

ここは波が斜め横を向く『サイドウェーブ現象』が起きる。

Mar Chan at Impossible

EC Surfboards Free Ride 6’8″

.

市原マーちゃんに嫁いできたフリーライド68ちゃん。

この嫁ボードは美しい。

人間界で言うところの超美人である。

身体のラインもすばらしく、

身長高めでライディングラインも美しく、

そして勇敢だった。

感激して、

どんなボードなのかを知りたくなって検索すると、

1位で自社ページが表示されていた。(笑)

そのまま開いてみると、

Free Ride

思想と情熱をそのスタイルに

こんな方にオススメ!

  • 海外トリップ用にリーフの硬い波質に対応したボード
  • ロングボードから短いボードに移行する方
  • ショートボードからミッドレングスへの入口に
  • ダウンザライン愛好家
  • 細かい技を繰り返すよりも真の高速グライドを体感したい

こんな波にオススメ!

  • 面のきれいな波
  • サイズのあるオープンフェイス波
  • ポイントブレイク(マッシーからバレルまで)
  • ロングウォールのセットアップ

キーワード

ミッドレングス、リラックス、クルーズ、大きなマニューバー、レイルトゥレイル、オルタナティブ、ビーチ&リーフ、台風波、ドライブ

.

こんなことになっていて、

しばし読むと、

「面のきれいな」というところ以外は全て納得できた。

マーちゃんはデコボコ波面を高速滑走していたので、

この箇所を改訂するかどうかをNAKISURFチームと話してみる。

インポッシブルのサイドウエーブに話を戻すと、

南側にある大小の堤防からのウエッジのかき集めと、

浜の角度による宿命というか、

才能によるものだとわかった。

堤防の沖からテイクオフし、向こう側まで乗ると、

「直線距離で500mはあるかもしれません」

測量士のツナくんが言っていた。

(↑これは昨年の夏。この日も長い波でした)

.

けれど、流れがすごいので、

そんなことをしたら、

1時間かけてパドルバックするほどの海洋体験、

いやインスタント武者修行となる。

この浜を知らない人はこういうだろう。

「そんな距離を乗ったのなら上がればいいのに」

「いや護岸で上がれないのです。

ですので、ここはパドリング自慢の中級者+のみです」

「だから空いているのですね」

「悲しいのですが、そういうことです」

この元々は砂浜だった。

そこに護岸という名の破滅がやってきた。

海岸侵食を食い止めるという名目で、

ありとあらゆる形のコンクリートを砂浜に作ったが、

海にかなうものはありますか?

侵食されたらコンクリートがむき出しになることは知っていましたか?

そんな問いかけを行政にしたくなる悪行。

とにかくここはかなり危険です。

(きっとじきに立ち入り禁止となる)

衛星からの画像。

『護岸』という単語を

『滅岸』と書き直すとわかりやすい。

悲劇である。

バカボンパパならこう言うだろう。

「感激のはんたいなのだ!」

そこまで昔ではないのに、

現在は画像に存在する砂浜が一切消失している。

護岸に直接波が当たっている。

さらに護岸工事をしようとしている。

私の夢は、

この入れられた護岸を元通りにすること。

四国徳島のレキくんも同様である。

これに大多数の賛成を得られたとしても、

入れるときよりも莫大な費用がかかるらしく、

今のところ私たちは、そこに対して案も策もない。

Katoku Beach, Amami Oshima

Drone shot by @Yutogreen

.

奄美大島の嘉徳海岸のことをここで何度もお伝えしているが、

純潔だった嘉徳にすら、

この2019年という現在にも関わらず、

『護岸』という名の悲劇が訪れようとしている。

下にリンクしましたので、

どうぞご覧になってください。

私たちは毎日海に行きます。

最近そうなってきました。

日本は古くから、

「海は危ないから」

そんな名目で目を閉じさされ続けてきましたが、

人間は修練すれば海で遊べます。

流れを読めます。

もし流されたとしても、

落ち着いていられます。

陸にたどりつく流れを見つけて戻って来られます。

海の遊びは最高です。

心の病すら治す。

もっと多くの人がすばらしい海を感じられるように、

ゴミ等はもちろん、

安全で、

人工物のない海で遊べるように。

そんな未来に向けて書きました。

さてインポッシブルに話を戻すと、

護岸からのバックウオッシュ。

勇敢なしょう寅杉本さん。

それにしてもこの前方の斜面、

そんな視界がすばらしい。

ツナくんの前で

『いちびりターン』を繰り出しすしょう寅さん。

彼の口上が浮かぶようである。

満足ライディング、

いわゆるマンライですな。

「こんな真剣な波は四国以来です」

そう言い切ったしょう寅さん。

ツナくんは、

インポッシブルのセカンドピークに陣取り、

極上波を滑っていた。

上記したように流れが強いのと、

陸に上がれないのでパドリング無限地獄であるが、

ツナくんはパドリングバックに30分、

いや1時間かかろうが、

なにくわぬ平気な顔をしていた。

さらにはパドリング速度を落とさない鉄人セッションだった。

総合計で何kmパドリングしたのだろうか?

乗った本数を距離でかける。

マンライが200m、

中ライが100m、

ちょいライが50m、

これにそれぞれの本数をかける。

単純計算で4km強もあった。

流れというファクターを入れると5、6kmものパドリング。

書いているだけで背中が張ってきた。(笑)

嘉徳海岸の危機を知ってください。

お願いします。

奄美ブルー_ヘルプ嘉徳_(1926文字)

Happy Surfing!

Happy Life!!