海の日が終わり、
夏はいよいよピークに向けて燃えるように加速していく。
今日は北東風によって涼しく、
夏を小休止しているようだ。

Tom Curren
先日ここで、
別府さんのことを書くと、
サーフィンを始めた年のASPマルイプロの動画を発見した。

仮面ライダー1971
あのときのことがまざまざと蘇ってきたのだ。
最近話題になるのが、
この時代のサーファーのことだ。
彼らは永遠であり、
いまだに不変なのは、
いまも私(たち)が追い求めているからだ。
40年前にさかのぼると、
電車に乗るために切符を買い、
または知らない土地で運転するには地図が必要だった。
ファミリー・レストランでは、
「ネコくんロボット」による配膳が一般的になるとは、
手塚治虫さんクラスでないと出てこないアイディアだろう。
私たちにとっての海外旅行とは、
果てしない物語であり、
「地球の歩き方」を熟読し、
またはチェックしつつ他国を歩いていた。
この文脈から発展させるとすれば、
近い未来には、
上にかかげたスナックのように
「世界の波に乗ろう」というのがテーマの、
ウェーブプールが登場するはずだ。
これはゴシンコー(南タマサキ)でのタキビ神。
彼のグラブレイルはワールドクラスであり、
さらに書くと、
*エンゲッツという古風かつ、
ジャパーニーズ・クラシックのプロットが練りこまれている。
オン満点。
(*エンゲッツについては巻末リンク*2&3を参照ください)
冒頭のトム・カレンが、
部原のショアブレイクに乗ったことをイメージし、
浅いエリアに突進していった。
すると、
——あたりまえだが——
半世紀にわたっても波は同一なのだとわかった。
よく聞くのが、
「波は毎回すべて違う」
というものだが、
開発や浸蝕で海岸が変わらない限り、
波質は変わらない。
地形が変わらなければ、
東うねりがこのくらいで、
潮位はこの高さ、
風がこの向きでこの強さとやれば、
100年前であっても同じ波があるはずだ。
なので、
保護された海岸線は歴史であり、
重要な宝だとわかる。
海は、
生物を育む真理でもあり、
不変の原理だ。
いつまでもこのままであってほしいと願う。
そしてしばらくのあいだ私は、
時間が圧縮されたような、
またはタイムスリップして、
あの時代にいる錯覚を起こした。
□
【巻末リンク:ゴシンコー波】
【巻末リンク*2:エンゲッツのおさらい】
【巻末リンク*3:エンゲッツ安定編】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎