昨日は、
NAKISURFにいて、
サーフボードのチューニングをしていると、
突然尋常ではないサイレンが鳴り響いた。
「津波注意報が発令されました」
それからの顛末はみなさんの方がお詳しいだろうから割愛するが、
電車は止まり、
スーパーや商関係は休業し、
もちろんNAKISURFも閉店した。
警報は注意報に変わったが、
いまだに沿岸は危険だということで、
ご近所のハスラー・マシコさんたちと避難している。
NAKISURFは、
本日7月31日お休みいたします。
(津波注意報が解除されるまで)
日常は突然このように姿を変えるのだと再確認し、
人は自然の驚異にひれ伏すしかないという原則に立ち戻っている。
いすみ市のブラウンズフィールド出身の農家であり、
自然を愛するしばちゃんが、
春ごろからNAKISURFを手伝ってくれている。
彼は、
ALOHAハッピーサーフのメッセージをいたく気に入り、
何枚かを草木染めをしてもらった。
以下は、
シバちゃんからの熱きメッセージである。
みなさん、
こんにちは!
シバちゃんです。
初挑戦となる今回は、
NAKISURF駐車場にたくさん生えていたよもぎと、
スリランカ帰りのムーティさんにいただいたマンゴスチンでTシャツを染めてみました!!
道端に生えているやっかいものの雑草を使って、
身体にも自然にも優しい染め物ができるのが、
草木染めの魅力です。
草木染めの大まかな流れは、
①前処理→②染色→③媒染となります。
今回は、
染料:よもぎ、
媒染:銅で行いました。
順番に解説していきます!
①前処理
まずは、染料を生地に定着させるために豆乳を染み込ませます。
豆乳に含まれるタンパク質が植物の色素と結び付いて、
これで生地に色が定着するようになります。
30分ほど豆乳に浸けたら板に平干しして乾かし、
タンパク質を生地に定着させます。
吊るし干しだと、
重力で豆乳がTシャツの下の方に寄ってしまうので、
平干しで均一に豆乳を染み込ませます。
この処理でTシャツの染まり方が決まります!
②染色
前処理をしたTシャツに染料を染み込ませます。
よもぎを細かく切り、
鍋で2時間煮出し染料を取ります。
濾した染液にTシャツを入れて、
今度は鍋で沸騰させないように10分煮て、
1時間置いて、
生地にゆっくりと色を移していきます。
③媒染
最後に媒染という工程で発色と、
色の定着をさせます。
媒染液には、
アルミや鉄などいくつか種類がありますが、
今回は銅媒染にしました。
媒染の種類によって、
できあがりの色が変わるところも草木染めの面白いところです。
ちょうど明治時代の銅製火鉢があったので、
酢水に1日浸けて銅成分を抽出しました。
それを媒染液とし、
染色したTシャツを20分ほど媒染液に浸けて仕上げます。
最後に水洗いして陰干しして乾いたら完成!
よもぎ染めがいい感じだったので、
他の植物でも染めてみたいと思っていたところ、
マンゴスチンをいただいたので、
その皮でも染めてみました。
こちらの媒染は、
市販の焼ミョウバンを使ったアルミ媒染です。
アクの強い果皮からは鮮やかな赤色が出ました!
染料:マンゴスチンの皮
媒染:アルミ
これからも色々な植物や媒染での草木染めにチャレンジする予定です。
季節ごとの、
そして真のサーファーが集まるNAKISURFならではの、
自然染めTシャツをお手元にぜひ!
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【巻末リンク:持続可能な復元性編】
【サーフィン研究所渾身特大号】サーフィン研究浮力と操作の相関性_教授の高度な取り組みが日本にやってくる!_(1890文字)
【巻末リンク*2:加圧と浮力率について】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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