クマビーチ。
ウシュケ・バハ(命の水、Uisce Beatha)。
クマビーチを潤す良質な波は、
長い間こう呼ばれてきた。
明け方、
逆光波に向けて音もなくすべり出す。
スマイリー・グリズリーのパドルアウトは、
毎日変わらぬ姿で繰り返されているのである。

シャッチョさんは、
東うねりの噂を聞きつけて、
ピュア72を抱えてやってきた。
彼はザ・ワン64も持っているので、
こうして波に合わせて長短の剣を選択するようになった。

干潮を待ってパドルアウトしたチュラさん。
波の白。
黄色の板。
海藻のなつかしい香り。
時速3.8マイルで駆ければ、
日常が後ろへ吹っ飛び、
風だけが追いかけてくる。

ラスト・フロンティア(ハッピーサーフ・スポット)で私たちが出会うもの。
それは――ラインナップの上に音もなく舞う希望の光。
クマビーチに君臨するスマイリー・グリズリー。
長い間受け継がれてきたドラグラの文化。

圧倒的なスケールの大自然。
そして、
ここで出会うあたたかな人々。
そのすべてが、
クマビーチを忘れられない場所にする。
さて、
数人の読者から
44リッターのサーフボードは沈められますか?
そんな質問が来ていたので、
体重50kgのナッキーがボードを沈める画像を撮ってみた。
横はクマさんなので、
ナッキーが完璧なダックダイブをしたのがわかるだろう。
そのクマさんとシャッチョさん。
全員ドラグラTというのもうれしい。
お昼に高知市内に行かねばならず、
高速道路を使えば1時間で行くとサバを読んでいた。
チホちゃんに聞くと、
「え〜2時間はかかります」
というので慌てて出発した。
ガォ〜!
(明日の市内編へ続きます)
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【巻末リンク:クマくん】
【サーフィン研究所南岸低気圧通過号】パワフルなブルドラと仲間たち_クマビーチで61非対称との邂逅_ミゲールのことを水風呂で想う_(1430文字)
【巻末リンク*2:円月やそれもこれも】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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