こんにちは、
ノースハワイはまた燃えているようです。
南風の予報、
Buoy-1 / 6.2 feet @ 9 seconds
=190cm@9秒
という1番ブイ情報を聞き、
「小さく、パイプラインマスターズは今日もやっていない」
というニュースが入ってきた。
「こちら側ではソフトサンドリーフだけだろう」
半ばあきらめ気味で北西海岸に向かった。
先日の嵐でぬかるんだ道路をドカドカと、ひたすら進む。
いつもの白サギの先導を受けたとき、
「もしかしたら波がいいかも」
という予感を得て一瞬浮かれた。
到着したらそれが正しかったことを知った。
ソフトサンドリーフがシンジラレナイほどのパーフェクションで、
開いた口がふさがらなかった。
なぜここまでいいのだろうか?
『うねりの向き』
『波の大きさ』
『先日の嵐で地形が整ったから』
などと分析した。
あまりの良さに写真を撮ることすら忘れてしまい、
慌ててカメラを出して波を撮っていった。
ここは南風がオフショアなので、
とすると一日中いいかもしれない、
と予測し、長袖のウエットを風よけと、
暖を取るために着てからパドルアウトした。
それから八刻(北方水滸では4時間)入り、
今年一年分くらいのバレルを得た。
その代わりなのか、
二回ものすごいワイプアウトをし、
一度などは、
バレル内で巻かれたときに自分のボードの上に落ちてしまい、
そのまま右大腿部のツボを痛打してしまった。
アントニオ猪木さんのフィニッシュ・ホールド(必殺技)である
『アリキック』を喰らったようになり、
それから一刻は足を上げられないほどのダメージを受けた。
この波で八刻もサーフすると、
喉は渇き、目は日焼けでチクチクと痛みかすみ、
背筋がパドリングで攣るように硬くなり、
脇の下がウエットスーツで擦れて、
さらにアリキックを受けた右足。
そんな満身創痍で波を待って乗り続けていたが、
見たことのないほどの完璧な波が来て、
そのまま長いバレルを抜けて放心してしまい、
「これ以上の波はもう来ない」
と自分に言い聞かせるように上がると、
両足が自分の体重を支えきれずに、
砂浜に膝をついてしまった。
一歩一歩車に戻り、水を飲み、
持ってきたキャロットケーキを押し込むように食べ、
なんとかカメラを持ち、波の写真を撮った。
この波が3?4セクション続くのです。
サイズも小さく、
沖に出るのも容易で、流れも弱かった。
ギャベン少年がバックハンドで長い長いバレル#20を抜けてきて、
俺と同じようにゆっくりと上がってきた。
「いっぱいマンライだったね?!」
(マンライ=満足ライディングcオガマさん)
と英語で言った。
確か”You got great ones !”
と言ったのかな。
「いやいや?それほどでも」
という会話をしていうたら沖で何かが跳ねていた。
カメラを向けて、
拡大して見るとクジラの赤ちゃんだった。
行きはドカドカとやってきたが、
帰りはフラフラと戻っていった。
疲労というより、満足感満タンという感覚だったな。
明日の波が気になるが、
なんだか一年分は乗った気がするから、
もうこれで充分という感もある。
ワイメアタウンで、
カウアイ・ローステリー珈琲に寄ると、
なんとワシントン州
(イチローさんの在籍しているシアトル・マリナーズがある)
の大学へ進学したドミンゴがクリスマスで里帰りしていて、
家業のお手伝いをしていた。
あの波のことを伝えると、
仕事があって抜けられないらしく、しょんぼりしていた。
iPhoneに入っていた写真を整理していたら、
クリスちゃんのデザート獲得方法が映っていた。
この島はジャンプ一発でバナナが食べられるんですよ。
スエオカマートに行くと、
m&mくんが置いてあった。
「この顔は誰かに似ているな」
と思ったらクリスちゃんと同位相だったことに気づいた。
ね、似ているでしょ。
これは先日のモンクシールだが、
これは誰に似ているのだろうか?
名前はいくつも浮かぶのだが、
ここに書くと友人を失うことになるだろう。(笑)
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乗った波を思い浮かべているのだが、
いまだに放心しているようです。
『真のイイナミで永ニコリンを』
という駄コピーが浮かぶほどぼんやりしているので、
これからまたコーヒーを飲みます。
もう五杯目なんですよ。
今日もお越しいただいてありがとうございます。
勇人さんたちがメキシコからカリフォルニアに戻ってきたようですね。
GA潤ちゃんは風邪からの復活とあった。
俺は風邪を引かないようで、
でもいつか罹ったらここに報告しますね。
あ、趣味は手洗いと歯磨きです。
そんなことも予防には関係があるのかなあ。
さぁ、コーヒーコーヒー。
次はバニラマカダミア味を淹れてきます!
全てにありがとう!
ALOHA&MAHALO!!
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