ドッキーの工場、
つまりSURF PRESCRIPTIONSファクトリーにおじゃましてきました。
ここはハンティントンビーチにあり、
サンクレメンテからですと、
片道がちょうど55kmの距離です。
フリーウエイ5番に乗って北上し、
405FWYに入り、
Brookhurst st出口で降りて、
Slaterを左に曲がって少し行くと、
工場のストリートが左に現れます。
そこを曲がって、150m走って右側にある工房。
到着すると、
ドッキーの奥さまアンバーが俺たちを迎えてくれました。
他の工場は最盛期を過ぎたのだそうですが、
ちょうど今が超繁忙期だそうで、
それは忙しそうでした。
NAKISURFのお客さまのFTV12がシェイプと、
エアブラシを終えたところです。
ため息が出そうなほど美しく、
最近虹を見ていなかったので、
これで幸せな気持ちになりました。
「朝4時から来てシェイプしてイマシタ」
というドッキー師匠は、
ハンティントンで1番人気だという
“NDR4チャンネル”
のフィンボックスを設置中だった。
「NDRにチャンネルとはこれいかに?」
と聞いてみると、
速度の伸びが違うのだそうで、
ワイドなバックスタンスエリアにつける起伏の長所を力説されていました。
NDRは2009年にドッキー師匠と俺が開発した
「ワイド形のハイパフォーマンス・ショートボード」で、
それが本国で今もベストセラーとなっているのはウレシイです。
https://www.nakisurf.com/brand/doc/detail-ndr.html
という気持ちを伝えると、
師匠もうれしそうにされていた。
明日から始まるOCフェアーに出展するという、
ヴァリアルフォーム3.0のサンプルを製作していて、
それは軽く強い新素材だという。
興味があるので、明日ブースに行く約束をしました。
ちょうどホットコートを終えたところで、
硬化が始まり、
マスキングテープを剥がすと、
テイルエリアが分厚いコート層となっていて驚いた。
こんなにサンディング樹脂が盛られていて、
聞いてみると、
「弊社の秘密デスケド、特別に教えます」
と問わず語りのドッキー師匠が教えてくれたのは、
この樹脂を基にハードなエッジを付けることによって、
ボードの操作性と、
ターンの切り返しの際には、
より大きなスプレイを飛ばすことが可能となるということ。
各社の工場を廻っているけど、
ここまでの厚みはなく、
さすが自社工場のなせる技です。
スワロウテイルのNDR4チャンネルまでもこの通り、
樹脂がたっぷりです。
サンディングが大変そうです。
職人技でちょうど後足の位置だけに樹脂が盛られていました。
見学に来たヤスも
「こうなっているのですね〜」
と感激していた。
to be continued…
(続きます)
□
ひさしぶりにキャッチサーフ本社に行くと、
ジョージが新しいオフロードバイク
“Yamaha WR250X”を購入したところで、
なんとヨシムラのサイクロンが装着されていた。
ジョージの日本製びいきは、
うれしいほどで、
最近はレンジローバーからトヨタのランドクルーザーに乗り換えて、
そしてこのヤマハ。
『良いもの』が好きな彼ならではのエピソードです。
ジョージと話しているあいだ、
ヤスがネイトと対決していた。
かなりのレベルで、
ストップとチキータのコンビネーションで、
ネイトを前に後ろへと動かしていたヤス。
新着のファッション誌を開くと、
新しいキャッチサーフの広告があって、
洋服が主体のものだった。
全米展開がはじまったキャッチサーフ・クロージングは、
ブランクスから全て自社製で、
さらにはUSAにこだわっている逸品です。
新しいTシャツを千葉に送っておきました。
この日曜日には並ぶはずです。
どうぞお楽しみに。
そのままNATION/Canvas工場に行き、
ジェイソンとクリスくんに会えて感激するヤス。
クリスくんの着ているベースボールTですが、
好感度人のあいだに流行していて、
ちょうど俺も着ていたので、そんな話となりました。
さきほど卓球対戦していたネイトの
“リック・ケイン・プロモデル”
ライアン力作のシェイプとブラシが完成していた。
NAKISURF用のバターゾーンも完成しました!!!
ちょうどSOLD OUTになったようで、
ご注文された方ありがとうございます。
しっかりと梱包して、
来週便でお送りしますのでどうぞお楽しみに!
ライアンとはフィンの話となり、
このプロスフィンをUSAでも扱いたいと言う。
https://www.nakisurfshop.com/SHOP/30633/60578/list.html
Made in Japanの品質がここでも評価されていた。
すばらしいフォルムのフィンなのです。
前出しましたが、
ライアンも明日から始まるOCフェアー用の展示ボードが用意されていた。
大きなイベントなんですね。
グラブルズにクイックサーフに行く。
このNATIONくんがやたら上手く、
「有名じゃない人が、こんなうまいのがすごいです」
とはヤス。
俺もそう思いました。
何度も書いているけど、
こちらではNATION人気がすごく、
かなりのグッドサーファーが乗っています。
これは逆に言うと、
「有名ブランド離れ」
ということに他ならず、
バイトが削った大量生産ボードではなく、
ちゃんとシェイパーが削ったものが求められているのだと思う。
俺のNS1をいたく気に入ったヤス。
毎日の練習のかいあって、
こんなチューブに入れるようになりました。
大事なのは、
「ノーズを下げて最後の一漕ぎ」
というテイクオフです。
「やっとその意味がわかりました」
とうれしそうに言うヤス。
会得してくれて俺もうれしいです。
カーブボール5’3″
Cole Curveball
グラブルズのバレルは、
地形が付いてきてさらに良くなってきた。
でも明日から週末なのと、
ここが知られ始めたのでついに混みそうです。
「バレルに入る瞬間の視界」
というテーマで撮ってみました。
それではまた明日ここで!
すばらしい土曜日にしてください。
お越しくださってありがとうございました。
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