Brian Miller at Newport Pier 2019 October
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ニューポート・ビーチにミラーが大好きなブレイクがあるという。
聞いてみると、
往年のマイク・ロジャースを筆頭に、
アレックス・ノスト(ドラグラ総帥。旧ウナクネ)、
最近だと、
グラント・ノーブルたちの産湯、
というか、
人生で初めて乗った波がやってくる。
Blackie’s, Newport Beach
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西に突き出たピアは酉の方向で、
もしかすると、
上総一宮から中村家、
富士山、
琵琶湖、
出雲大社を抜けたラインかも、
そうだったら何かが起きるかもと緊張していた。
(巻末リンクを)
ここブラッキーは、
沖の地形が複雑がゆえに
うねりが微妙にずれて重なる波質だ。
日本で言えば、
茅ヶ崎のパークだったり、
千葉だと御宿とか、
エックス系の波であります。
(奄美のBパスとかもこれ系です。詳しくは巻末リンク*2を)
ミラーはさまざまな情報を得ていく。
例えばブイ数値、
風予報、
潮位、
そして地形に関してを調べ、
その数値だったり、
予測を組み合わつつも、
この日は混むからだめだとか、
空いているとかと、
さまざまな考察と予想があった。
結果から言うと、
「ブラッキーズだ」
ということになった。
ブラッキーズはニューポートビーチにあって、
ピア北側のビーチブレイクを指している。
あまりにも良い波質なので、
常に混雑が絶えない。
Mike Rogers at Blackies
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だが、
ブラッキーズをまとめるマイク・ロジャースが、
ハッピー・サーフィンと信心の人であるので、
全員が楽しくサーフできる環境となっている。
よって、さらに混む。
ここで入っているサーファー全員がマイクのことを尊敬しているのは、
いまだにダウンザラインで、
その日一番のセットを滑り降りるからだろう。
実際に私にも2本ものセットを譲ってくれた。
Brian Miller
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こちらはピアの反対側。
夜明けはこちらから上がる。
上にも書いたけど、
完全なる無人で、
ブラッキーズ側は50人、
こちら0人。
広告宣伝の力なのか、
常連は他所でサーフしたくないのかがわからないが、
本当にこんなことになっていた。
夜明け直後であります。
ミラーにそのことを伝えると、
即座にピアの反対側にパドリングしてきた。
その彼の1本目の波。
ミラーの完全なる加重と、
美しいスタイルが心に焼き付いた。
Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6′6″
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最近のテーマがあって、
それはキャッチサーフで、
世界各地の波に乗ること。
ニューポート・ビーチでもその夢が叶った。
具体的にはブラッキーズと、
サウス・サイド・ピアの良波とスキッパー・フィッシュ。
ツナくんとキャッチサーフ8フィート。
これは大きめのシングルフィンであり、
さらに言うと、
南カリフォルニアは、
スタイルが良いサーファーが多いので、
ツナくんのスタイルが自然に良くなってきた。
ブラッキーズのダレンとジョージ。
そしてミラー。
グレイトサーファーたちであります。
うれしかったのが、
NAKISURFサンクレメンテを手伝ってくれていた陸(りく)が、
このセッションに来てくれたこと。
懐かしい。
彼は現在、
就労ビザを取って、
レドンド・ビーチで働く青年となったけど、
彼にとっては、
カリフォルニアの大学生活にNAKISURFがあり、
トムくん、一平くん、
若、谷沢くん、
タツヤくんたちと共に広大で永遠なる仲間です。
この稿、続きます。
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【巻末リンク:レイ・ラインとは?】
【巻末リンク*2:奄美ブルーパスとは?】
Happy Surfing!!
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