伊豆で龍に乗った。
正確には、
「龍の背中に乗った」
という気持ちになった。
そんな神話的な気持ちになるときは、
必ず
「とんでもないほど良い波」だったり、
「すごい波」、
または、
「美しい波」
に乗ったときにそうなる。
伊豆半島の歴史は、
約2000万年前までたどられている。
海底火山から誕生した陸地が、
100万年ほど前に本州に衝突して、
現在のような半島の形になったとあった。
とすると、
その昔の伊豆は、島々だったのだ。
Makala Smith
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伊豆半島の南側。
砂が白いのは、
海底に降り積もった火山灰や軽石で、
海が青いのは、
伊豆半島が、
元々は太平洋に浮いていた島々だったからという事実。
Hallie Rohr on
Catch Surf Odysea x Sierra Lerback Pro 8’
.
石廊崎の湾口部で、
水深はなんと2,500mにもなり、
なので、
キンメダイ等の深海魚が獲れる。
ここは、
東京の中心から170km程度の距離だが、
南の島気分となるのがうれしい。
Andy Nieblas
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「神格化した」
サーフスタイルはもちろん、
アンディ・ニエブレスの生き方があまりにもすばらしいので、
“アポテオーシス(apotheosis)”という単語が降りてきた。
これは「神格化」と訳され、
または「神化」を現すもので、
全てがどこまでもすばらしいアンディには、
これほど的確な言葉はないように思えてきた。
ヘイリー・ローは、
とても控えめでおとなしい手芸ガールだが、
波に乗っても静かに、
けれどこんなハングテンをさらりとやってのける。
私は今までこういう極みグライドは、
「熱くならないとできない」
ものであったが、
ヘイリーが「熱くならなくてもできるのよ」
そんなことを語っているように思えた日。
【おまけ】
北東風が強く、
台風からの南東うねりが残っていたので、
新しいサーフ・ブレイクを探しに行くと、
こんなレフトを発見した。
この北東風を弱め、
オフショア系として、
サイズがこの3倍上がれば、
岩場から離れ、
かなりパワフルなスーパーレフトになるのだろう。
いつかの機会に!
Happy Surfing!!
◎