新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、ルポライターで知られるNAKIこと、船木三秀のコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【サーフィン研究所&ドラグラ・プロダクションズ】挽歌というか、サーフ・エレジー、いやなんと言いますか_(1981文字)

先日言われたのが、

「NAKIさん、これは日本のルールです」

冷静のその意味を詠む解くと、

自分たちの都合で、

勝手に決めたことをこちらに押しつけてくるということだった。

その時は、

「ローカル・オンリーです」

だからここではサーフィンしてはいけないと言う。

流れが強くて危険だからビジターはだめなのだそうで、

けれど、

ビジターだけが危険というのがわからない。

きっと、

私とローカルたちのパドリング速度や耐久力はあまり変わらないと思うんだけど。

日本のことをよく知っているが、

無料で遊ぶ場所で、

サーフィンのように地元人、

その友人、または誰かから取り次がれた人だけが良く、

こうすればOKだとか、

NGいうのは今まで聞いたことがない。

サーフィンだけであるまいか。

具体例を出すと温泉、

スノーボードのゲレンデ、

釣り場等々でそんなことを言われたことは一切ない。

ハワイで、

ローカルが世界一厳しいと言われるカウアイ島でサーフしたが、

こちらがきちんとサーフィンできる限り、

何か文句を言われたことは皆無である。

上に掲げたのは、

週刊朝日の今週号の特集記事。

ここには、

正論症候群というのがあり、

他人を打ち負かして喜ぶな

そんな見出しが躍っていた。

けれど、

こんな不条理を言われつつも笑みを返せたのは、

自分が大きな視点でこのことを見ることができたからだ。

サーフィンというのは、

冒険で、

そして世間のアウトローたちが、

反骨精神でやり、楽しむもの。

なので、

人と違うことをしていても、

「そうだったのか!」

そんな精神で受け入れられてきた。

けれど、

最近の正論さんたちは、

「それは違う」と言い寄ってくる。

たいていの正論さんは、

海のことをあまり知らない人であり、

または昔やっていたという先輩であり、

サーフィンの根性も入っていなかったりするからややこしい。

もっと言うと、

波が大きくなると、

正論さんたちは見事にいなくなる。

Tyler Warren 2+1 at Fiji

.

波乗りにも詳細と概要があり、

詳細な視点でものを考えること、

客観目線で物事を考えましょうと伝えられている。

だが、

ここまで来ると、

そんな二極化という単純なことでは語ることができない気がしている。

女性、または男性である。

サーフボードが大きい、競技用で薄い。

陽が出ている。星が見える。

南風、北風。

硬い、柔らかい。

右だ左だ。

生きる、死ぬ。

来る、去る。

法王だ神だ、

または魔王や明王だと言って、

それぞれの正しい、

または存在している自分たちの側があり、

他人をそこに押しつけている。

清く、

豊かな心で楽しくサーフィンしたい。

そんなことを考えながらブレイクの前にある道の駅にお弁当を買いに行くと、

テッペイさんがいらした。

「西で釣ってきたんだ。食べて」

そう言って、

釣り立ての大きなグレを一尾包んでくれた。

(忘れられないほどおいしかったです!)

テッペイさんは、

二年半前に、

私がここに来た初日にもお会いしたが、

背筋正しいグレイトサーファーであり、

誰にでも分け隔てなく公平であり、

そして正義の人である。

ウエットを着たテッペイさんと、

この日誕生日だったハイカラM。

.

サーフィンというのは、

テッペイさんのようにすばらしい人格を創り出すことができるのだが、

そこに到達するには、

上記した波へ際しての根性だったり、

「海への畏怖と憧憬が必須で、

さらには他サーファーへの尊敬が混ざりあって、

高い意識を育むのデス」

と、

ハワイ島ローカルのシェーン・ドリアンが教えてくれた。

でも必ず外国からのサーファーの人格者を例えに出すと、

「ナキさん、ここは日本ですよ」

そう言い負かされる。

うーむ。

ならば、私が知る日本のローカル・サーファーの良い例を出す。

湘南の横山泰介さん。

もし誰かがラインナップ上で言い合っている、

または文句を言っているサーファーがいれば、

泰介さんは、

そこにすっと近づいていき、

「だめだよ。サーフィンで喧嘩をしちゃダメだ」

そう言って落ち着かせつつ、

「(サーフィンを)楽しくやろうぜ!」

菩薩のまなざしで、

民にハッピーサーフィンを芽生えさせる。

こうしてグレイトなローカル・サーファーが、

ビジターたちの師範となり、

笑顔で導いて欲しいなぁと、

そんな世界が近づいたらいいのにと、

うっとりしながらブレイクに向かって歩いていると、

私よりも高齢に見えるサーファーが、

タバコをくわえながらこちらにやってきた。

「こんにちは」

そう言おうとしたら、

こちらをにらみつけて唾を吐いた。

とっさに泰介さんをマネをして、

「楽しくやりましょう」と言いそうになったが、

(からまれると面倒なので)黙っていると、

今度はこちらにタバコの吸い殻を投げてきた。

まるで言いがかりである。

俺は何もしていないぞ。

どうなっているんだ?(笑)

#みんなでサーフィンを変えていく

Happy Surfing!!