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naki's blog

【特大号・号外:サーフィン研究所】昨日ポスト厳選お便り2通&FB重要シェア_(3230文字)

無事に千葉に到着しました!

これから鎌倉に向かいますが、

それはいつかはまだ未定です。

【号外】

昨日ここで書いた

#みんなでサーフィンを変えていく

にはものすごく反響がありました。

閲覧数がものすごいです。

【特大号:サーフィン研究所】冬旅修了報告_みんなでサーフィンを変えていく_(2899文字)

そのお便りは数十通にのぼりまして、

中でもこの2通は、

みなさんに公開した方がいいなと感じ、

ご本人たちに掲載の旨をお伝えすると、

「ぜひ!」

と快く同意してくださいました。

ということで、

本日は本編ではなく、

号外・特別編となりました。

まずは1通目。

『ぼくも一(いち)ローカルです』

さんからの大切なご意見です。

(前略)
じつは私も彼らの行動には見かねているのです。
それでも、
ジャイアンに群がるスネ夫タイプもいるわけです。
彼らは少数派なんですけど、
ひとつの派閥なんです。
おいしい蜜を吸っています。
その蜜というのは、
波を独占したり、
車を停める場所だったり、
いろいろなことが、
彼らに有利だったりするわけなんです。
本当はそんなことはできないのに、
それをしても当然だと思い込んでいるんです。
しかも何年もやっています。
先輩もそうでした。
ここで生まれただけで、
NAKIさんの書いていらした上流階級だと思っているわけです。
既得権益と言いますが、
全くそんなこともないのに
既成事実だけをバックに大声を出しているようにも見受けられます。
全ては、
彼らが単に勝手に思い込んだ地元意識という系のナルシズムです。
同じ地元民として、
それが気持ち悪いほど嫌なんですけど、
面と向かってそれを言えない私がいます。
それと、
他の方が書いてらした
[田舎のササヤキ]というか、
やはり密告社会だと思えるサーファーがたくさんいます。
ならば、
ジャイアンたちを密告すればいいのですが、
ササヤク人たちもまたジャイアンに寄生しているのです。
なぜならジャイアンに挨拶さえしていたら
彼の傘下にいる気になっています。
「もし、何か」
なんてことはないのに、
もし何かあったらジャイアンに助けてもらおうと、
そんな寄生虫みたいな恥ずかしいことが必要悪だと思って、
または自分に危害がなく、
もっと言うと、
ジャイアンが混雑をコントロールしているのだと、
得しているような間違った考えに侵されています。
なので、
彼らもまた普通を装って、
悪いローカルに加担しているわけです。
私も酒の席などで、
先輩たちにそれとなく聞いてみることがあるのですけど、
みんなその独裁というか、
ジャイアン状態に酔っているのか、
変化を求めないのか、
このままでいいようなんです。
楽しくやろうぜとさえ言われますが、
これでは楽しくできないと思うのです。
本日のことです。
ジャイアンは、
スネ夫の一人から
他県ナンバーのサーファーがいると聞き、
その途端に生き生きとして、
パドルアウトしてきたと後から聞きました。
小さいけど、
ひさしぶりの波で、
天気も良く朗らかな日でした。
ジャイアンはその人のことを恫喝しました。
きっとあっちに行けだの、
ここはローカルオンリーだと言ったのでしょう。
気持ち悪いほど恥ずかしいやつです。
同じサーファーで何がいけないのでしょうか?
しかもその他県の人は、
感じもとても良くて、
無理な波には絶対に乗りませんし、
私も一緒にハッピーサーフィンしていたんです。
その後にその人に近づき、
“気にしないでください。
あれが私たちの意見ではありませんから”
と言ったのですが、
気の毒なほど悲しそうな顔をされていました。
結局次の波で上がっていってしまいましたが、
こちらの心が痛みました。
私たちは、
こんなにすばらしい大自然に恵まれ、
お米もおいしく、
野菜も果物も肉も魚も全て最高な場所で育ちました。
そこで遊んで、
自由な考えを両親からいただきました。
そして、
サーフィンを始めると、
ここは波がとても良いところだと知りました。
時には、
乗った波によって、
[サーフィンとは宇宙旅行だ]
とすら思えるほど、
感動的なことを幾度も味わいました。
そんな素晴らしいものなのに、
ローカルたちは、
なぜ「どうぞ」と言えないのでしょうか?
きちんとされたサーファーはたくさん来られます。
もちろん変な人も来ます。
変な人はいいのですが、
危ない人に
「それは危険ですよ」とか、
「それは止めたほうがいいですよ」
と丁寧に言うのが正しいと思います。
ですが、
見ている限りそうではありません。
そんなことから始まって、
どんどん無礼事は増長しているのでしょう、
NAKIさんも書かれていましたが、
『負けない喧嘩に酔っている』
そんな恥ずかしい人たちです。
とにかく、
知っているサーファーでないと、
ブレイク周辺から排除しようとしています。
昔の方がひどかったと言いますが、
この情報社会でまだそんなことを言っていたら
同じ人間として恥ずかしいです。
地元ですから、
ここで懸命にサーフして知ったことはたくさんあります。
そのことを他者の危きを回避するために伝え、
有益となるためにするのが真の心ではないのでしょうか?
例を挙げますと、
地元のおいしいお酒を飲んでください、
自慢のお米です、
柑橘ですと酒の席でやっているのに、
海の上に来ると、
「俺のだ!誰も触るな!あっちに行け!!」
そんなズルサーファーの心の狭さにとても失望して、
家に戻ってきたところに神のようなこのポストを拝読しまして、
「私の心の一端でも、
他のローカルの気持ちというのをお伝えしたい」
という想いで書きました。
こんなに長文になってしまい、もうしわけありません。
NAKIさんもいろいろありますが、
私も立ち上がって行きたいと決意しました。
全体主義には負けません!
(後略)

もう一人の方は、

アリの法則の内容を送ってきてくれました。

読み解きますと、

サーファーはアリと同等だとおっしゃっているのが垣間見えます。

前出の一ローカルさんとかぶるわけです。

(前略)
アリの法則というのがありまして、
これが結構確実ですので、
お伝えすることにしました。
まずは『パレートの法則』というのがあります。
これはその亜種ですが、
現在はこれが最も有力であるという研究結果です。
『2-6-2の法則』
全体のサーファーのうち、2割が楽しくサーフしている。
そのうち、良い、悪い、どちらでもないのは全体の6割で、
残りの2割は悪い。
悪いというのは、
他のサーファーの行動を監視したり、
嫉妬したり、
または実際に害を与えるサーファーのことだ。
良いサーファーと、
普通のサーファー(時々ニコニコしている)、
そして悪いサーファーの割合は、2:6:2となる。
原文はこれです。
『よく働いているアリと、
普通に働いている(時々サボっている)アリと、
ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる』
(後略)

ふむー。

何度読んでも考えさせられます。

6割もの人が、

悪い2割に加担し、

必要悪だとすることに説得力がありました。

次は中村竜さんが、

フェイスブックでシェアしてくれました。

こうして例え少数であろうと、

グッド・サーファーたちに伝わることがうれしくて、

視界が潤みました。

さすがサーフィン研究所の所長です。

シェアありがとうございました!

私たちは、

人生をロックンロールさせたく、

またはフリー・ジャズのようにセッションしたり、

筋書きのない興奮を求めてサーフィンを始めたはずなのに、

いつのまにか、

老人会、

婦人会、

仲良し会、

公園デビュー等の中でも恥部である

『嫉妬コミュニティ』

をサーフ界に持ち込み、

一般市民よりも矮小なる心でサーフしていないだろうか?

サーファーは、

正義のアウト・ローであり、

憧れのロー・モデル(模範)だったのは、

50年前で終わってしまったのだろうか?

すっかりお兄ちゃんになった二郎くんが言いました。

「サーフィンは、かんたんだと思いました!」

この世代に伝えられるのは、

サーフィンが冒険で、

それがしびれるほどかっこいいことと、

どこまでも泳げ、

心が暖まるような強い人間力です。

(本編は明日またここで)

vol.69【小説】JOBバレル@パイプライン_(6058文字)

Happy Surfing!!