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naki's blog

【サーフィン研究所】お待たせしました!ジロー特集〜_タイラー・ウォーレン『ワン・オフ』の不思議_(1809文字)

Sky and Sea Muroto

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土佐でのヒトコマだが、

いただいた地産のキャベツがあったので、

阿波鶏の出汁で煮て、

天日塩をひとつまみ入れてスープとし、

茹でた細麺を合わせ、

分厚い瀬戸内海苔を添えて、

バターをひとかけら置いてみた。

湯麺とも塩ラーメンとも違う、

優しさあふれる味になったのは、

やはりキャベツが主役だからだろうか。

冬のごちそうを

スカイアンドシー・ムロト併設の

『おいしいもの研究所』でケンキュウしたときのヒトコマ。

【本題】

二郎くんは、

私たちのあいだで超が付くほど大人気です。

詳しくは巻末にリンクした

『二郎くんのハッピーサーフィン日記』

をドーゾ!

彼の人気は同級生にもありまして、

なぜなら彼の親友のケントくんは、

「二郎のためなら何でもする」と言い切り、

両親も

「不思議な子なんですよ。何ですかね?」

さらに次期ラカ法王が実兄(39世)であり、

私もタキビ神も、

京都酒蔵館の旦那も、

瀧朗も聖式カルちゃんもみんな口を揃えて

「二郎はすごい」と言う。

バリの山崎さんも、

鳥巣さんも、市原マーちゃん、

高間教授も果ては高知のハイカラM、

山ちゃんとクルミちゃんまでも

「ジロージロー」となっている。

マグヤン(旧名ツナくん)だけは、

少しヤキモチを妬いているらしく、

微妙な反応なのがまた良い。

彼の体重は38kg。

38という数字好きの私にとっては、

「このまま、このまま」

と言いたくなるほど、完璧な体重だ。

(小学校6年生男子の平均体重も38キロ)

筋力のバランスが良いのか、

中、

短距離走は県レベルでも上位であり、

(もちろん学年でも1位)

画力も鳥山明さんレベルであり、

体も強く、

病気や怪我をしたことはなく、

文章力などは、

空海二世ではないかとケンキュウされている。

力も強く、

良知良能で思いやりと、

心の温かさ、

誠実さを持つゲームとサーフィンが大好きな少年です。

この太郎くんと二郎くんの父ちゃんこと、

「おとうさん」の勤務先がコロナ・ウィルス渦で、

最低でも30日間の休業となってしまった。

(見本市の什器を製作する会社)

その父の不安を察した二郎くんは、

父ちゃんへ手作りのカードで手紙を書いた。

ドラゴンボールを七つ集めると、

神龍(シェンロン)が出現し、

アラジンのようにどんな願いも叶えてくれるという。

それをきちんと七つ描いて、

願いを叶えつつ、

さらには鉛筆で下書きもして、

したためた大切な手紙である。

このカードをもらった父ちゃんも涙。

それを知った私も涙。

なんと心が温かくなるのでしょうか。

二郎くん効果で、

心を熱くしたまま、

北風ジェフリーズに行くと、

タキローが湘南からやってきた。

あれだけあった波も、

一晩で腰サイズとなってしまい、

諸行無常とか、
春の夜の夢のごとし
おごれる者久しからず
栄枯盛衰(えいこせいすい)

そんな言葉を浮かべるのは、

波乗りを考えるときの陰陽というか、

常である。

波が小さくなったが、

タイラー・ウォーレンのワン・オフがある。

前述した二郎くんではないが、

「ワクワクしながら」

ジェフリーズに行くと、ほぼ無人だった。

「ほぼ」と書いたのは、

エックス側には数人いるのだが、

タキビシ側は無人であり、

タキビシ・ピークとスネークの間にSUPの人がいるだけだった。

波もさることながら良かったのは、

その数人全員がハッピーサーファーだったことだ。

やはり環境は重要だ。

Tyler Warren’s “One off 2+1″ / 6’5”

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このボードの不思議は、

踏めば速度となり、

その速度をかんたんに制御できるというところにある。

膝を痛めてから、

波トップには行かないようにしていたが、

このワンオフだと、

衝撃も受けないような気となり、

ついトップに上がってしまう。

小さなタブ・フィンの微かなひっかかりを感じつつ、

ボードを波に押しつける。

たった1mくらいの波壁が、

ちょっとした遊園地のようになる。

しびれる快感と言えばいいのか、

ピカッと光明が頭に入る。

こんな変哲もないフォルムだが、

タイラーは何をこのボードに施したのだろうか?

土佐高知にいる際も

「(ワン・オフに)乗った?」

そうタイラーとの通信のたびに聞かれ、

「ここから12時間北にあります。3月の頃に乗るよ」

そう返信するのだが、

逸るのか、

珍しく何度も聞かれたのは、

これが自信作だったからだろう。

ああ、うれしい。

【巻末リンク:二郎くんの日記】

【海の日特大号】二郎のハッピーサーフィン日記『ワクワクしたシュンカン』_(2359文字)

Happy Surfing!!