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naki's blog

【サーフィン研究所】おいしいパンが焼けたよ_スタイルは無形でかんたんです_72時間という意味_18か月保持の除菌水とタイラー・ウォーレンによる71歳のハービー・フレッチャー近影_(2051文字)

パンがダッジオーブンで焼かれた。

ここは、

室戸岬のスカイアンドシー・ムロトというゲストハウスに併設された

『おいしいもの研究所』であるので、

小麦の出自を重視したハード系の再現や表現には余念がない。

以前もマックス・ハウゼガが、

このように重たいハード系のを焼いてきてくれた。

あのときの純粋な酸味を思いだし、

たまらないほどおいしいパンをいただいた。

Tyler Warren’s “2+1″ / 6’5”

Nakisurf Original Twin fin

.

このブログは、

サーフィン研究所でもあるので、

食べものや音楽を突き詰めてばかりではなく、

または文学に没頭してはならないと知っている。

そこで、

このドラゴン・グライド・プロダクションで

「『滑走形式(無形)におけるモダニズム的拮抗』の表現を求めます」

として各自に回覧板を送ると、

まずは瀧朗が送ってきた。

内容はこうだった。

「確実と不確実が、

サーフィンの持つ全体性と混合し、

視覚、及び感覚が脳内に体験として記憶を残し、

遺伝子情報に刷り込まれていく。

この滑走体験こそは〜」

考えるのが面倒になって、

ここまでしか読まなかった。

(巻末に全文掲載してあります)

けれど、

数時間経っても誰からの返信がなかった。

結果、

今までのところは瀧朗だけということになっている。

題が悪いだろうか?

ヘア・カリフォルニアのカルちゃんは戻してくれると思ったけど、

仕方がない。

法王やタキビ神の見解も読みたかった。

悔しいので、

父ちゃん(太郎と二郎くんの)に電話をかけると、

二郎くんが電話口に出た。

「もしもし〜」

「おージローか!元気?」

「うん、元気だよ〜」

「学校はいつからなの?」

「もうすぐだよ」

「あのね、ジロー。お願いがあるんだけど」

「いいよ〜」

「”かんたんです”と言ってくれるかな?」

「いいよ〜」

「早く早く」

そんな会話を思いだした。(笑)

みんなむずかしい世の中だから、

「かんたん」が一番なんだけどな。

昨日ここでお伝えしたTシャツは、

《72時間限定受注》での製作ですと、

お伝えするのを忘れました。

なぜこのやり方をするのかと言いますと、

まずは過剰分がない潔いエシカルな商品であり、

そして継続可能なサスティナブルなものであります。

そう高間教授の講義を受けつつ、

とにかく本当に欲しい人、

タイミングが合った方たちにしか購入できない、

こういう販売方法って、

今までは欠点だったけど、

それがココに来て利点となったことが挙げられます。

さらに、

注文数が少ないと、稀少感が増します。

もし、

2枚しか注文が来ないシャツを作るとします。

私はこれを集めていますから、もちろん注文します。

すると、

世界に3枚だけのTシャツとなるのです。

ただそれには、

注文が入りずらいデザインとしなくてはならず、

このような音頭Tとすれば、

タキビ神、

バリのヤマザキさん、

マグヤンだけが注文するだろうから、

私も入れて世界に4枚だけのTシャツが完成する。

けれど、

良く考えたら少なければ良いということではないので、

この音頭Tをどうしても着たくなるまで、

デザインをブラッシュアップしなくてはと考えていた。

波が小さい。

40cmの9秒というのがナウファスの数値だ。

わかる人にはわかるが、

これはきっと地形が良ければ、

膝腰程度の波があるだろう。

微酸性除菌水が届いた。

ナノバブル配合なので、

寿命が短い次亜塩素酸水なのに、

その効果を18か月保持できるというもので、

さらには、

元々は野菜を除菌するために開発された製品なので、

この時代にも安心安全である。

タイちゃんこと、

タイラー・ウォーレンのIGポストでは、

「ハービーはいろいろやり遂げ、

スティル・ドゥーイン

(いまだバリバリと訳しました)を具現している。

しかも71歳というのは、

サーフ界ではとても少ないので、それに感動しました!」

というような要約意訳のキャプションが付いていた。

【巻末注釈:瀧朗全文】

「確実と不確実が、

サーフィンの持つ全体性と混合し、

視覚、及び感覚が脳内に体験として記憶を残し、

遺伝子情報に刷り込まれていく。

この滑走体験こそは、

不安だらけの世の中における幾筋かの光だと断言できる。

私たちは、

スタイルを構成する主観があり、

そのタイミングを的確に実行する判断力と、

それに耐えられるだけの筋力、

そして波下での耐久力という総合的な中で、

自身の限界を学習し、

感動を獲得する瞬間の中に本質が隆起する。

ただその本質のじつはあいまいで、

オフ・ザ・リップと、

オフ・ザ・トップとの区別がつかないのはそのせいである。

よって——ヒューマニズムとオプチミズムを混同させ、

ハービー・フレッチャーの言葉で言うのなら

「ハードコアに生きろ」ということであり、

このことがわかるサーファーにとって、

自己表現がないほど空しいことはない。

これこそが滑走形式、

スタイルにおけるモダニズムの重要性だとここに示します」

Happy Surfing and Happy Life Style!!