波が小さく、
そして強めの北東風日。
千葉北でサーフィンするには評価の低い日である。
こういうときは、
軽装でさっとサーフし、
睦沢の道の駅温泉に行き、
任意で冷やした体を温め、
のんびりとするのが良いのかもしれない。
聖式カルちゃん。
ネーミングの由来は、
「聖なる」ということから。
カルちゃんは、
古式でありつつ、
高い品位と知性を持つ。
高い意識を持つヘア・アーティストとして知られていて、
いくつかのファッション誌に連載を持っている。
私たち流に言うなら、
『法王の仕立て屋』だ。
カルちゃんは、
私がまだ見ぬ波に乗りたいように、
千差万別の髪をカットしたいのだという。
幸せな天職であろう。
カルちゃんのカット、
通称『聖式カット』を施された二郎くんと、
ヘリテージ86を持った父ちゃん。
サーフィン親子写真の感動をここに。
Photo by Takibi God
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波情報が『フラット』とか、
低得点となると、
サーファーはやって来なくなる。
けれど、
ここは外海なので、
潮位によって、
または「たまに」波はやってくる。
そんな一瞬をタキビ神は焼き付けた。
Photo by @hirosurfandphoto
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上の画像は、
金井親子と私が一緒に乗っている作品だ。
こういう波は、
こうして、
お互いに距離を取ってサーフするのが最良である。
けれど、
こんなスープでも、
誰かが優先権という正義暴力で突っ込まれることがある。
先日は二郎くんが乗っていたら、
後から乗ってきた大人が、
わざわざ彼の後ろまで近づいてきたという。
しかも上記したようにスープライドである。
顛末は、
二郎くんがワイプアウトし、
その人にボードが飛んで、
「危ないですよ」
父ちゃんがそう注意されたが、
これは誰が見てもこの人が間違っている。
だが、
優しい父ちゃんは、
「ごめんね〜」と謝っていた。
その神対応は見習うが、
文句を言った人は真実を知る機会が次に伸びて、
さらに言うと、
彼は文句を言いたくて、
今日も誰かの後をつきまとうサーフィンをしているのだろう。(笑)
Photo by @hirosurfandphoto
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これは珍しい。
3世代が同時に乗ったショット。
おじいちゃんから孫までが同じ波に乗って、
全員が笑顔。
こういうのを見て、
「ルール違反です」
「危ないです」
そんな電子的なコメントをまれにいただくが、
一緒に波に乗ることを楽しむ余裕すらなくなっているのだろうか。
Photo by @hirosurfandphoto
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土曜日の午前中からゴキゲンナナメだったマグヤン。
誰にも話しかけず、
よってこちらも話しかけず、
みんなには、
「マグヤンはどうしたのですか?」
「ツナクンさんはなんで怒っていますか?」(タロジロ)
そう私に聞くが、
いつものように全くわからない。
そんなことになっていたが、
マグヤンは聖式カットの際にやってきたので、
「その不機嫌はどうしたのか?」
本人にそう聞いてみると、
「何も不機嫌でもなく、怒ってもいません」
そう言う。
「だったらいじけるのは止めた方が良い」
はっきりと言うと、
その後みんなと打ち解けていた。
内向的な性格なのはわかるが、
何かを掛け違えると、
ずっと深部まで到達してしまう典型が、
今回の出来事だ。
Photo by @himatubushi2013
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誰もいないので、
広い駐車場を使って、
キャッチボール大会となった。
Maiiso Fluffy, Izu
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先ほどからフリオ・デ・カロ
(JULIO DE CARO)のタンゴを聴いている。
1920年代、
すでに90年も前の楽曲だが、
私の心に響くのは、
せつなさと優しさ、
そしてうれしさ。
Happy Surfing and Happy Life Style!!
◎