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naki's blog

【サーフィン研究所】サーフ・スポットと言う理由_(1502文字)

コラムの依頼があって、

サーフ・ブレイクと書いていて気づいたが、

「サーフ・ポイント」と言うサーファーがほとんどだろうか。

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK

at Misakimachi, Tosa

.

多くの人が混同しているが、

サーフィンをする場所は、

岬に沿ってブレイクする場所だけをポイントと言う。

なので、

この辺りでは室戸岬だけがポイントであり、

徳島県まで行ってもシークレットくらいしかポイントはない。

土佐の西にいくつかあるが、

サーフポイントというのは、

そのくらい少なくて稀少なのだ。

よって、

波に乗る場所はサーフブレイクとか、

サーフスポットと表記するのが正しい。

なぜこだわって書くのかと言うと、

ポイントというのは、

あくまで岬波として限定させておきたい思いがあるからだ。

「カリフォルニア州のサンクレメンテには、

たくさんの良波がある」

そんなことを聞いた。

それはまだ1980年代のことだ。

サンクレメンテには縁がある。

当時は私の用具のスポンサーはアストロデッキで、

その会社関連のコンドミニアムが、

(生活できるホテルのようなもの)

サンクレメンテのカラフィアにあった。

「3週間使ってよろしい」

そんなことになり、

LA国際空港から2時間近くかけて、

サンクレメンテまでたどり着いた。

どこでサーフするのが良いだろうか?

そんな良い波の街なら、

ハッピーサーフィンできる場所があるだろう。

市民公認の楽しくできる公園みたいな波もあると聞いていた。

まずはサーフショップに行き、

ワックスや小物を購入しながら、

「この辺りのサーフポイントを教えてください」

そう聞いてみると、

「うーん、この辺りならコットンズとチャーチくらいしかないぞ。

サーフ・ポイントなら北に行くと良い、

サンタバーバラ辺りにはたくさんあるよ」

そんな途方もないことになってしまった。

ちなみにサンクレメンテからサンタバーバラまでは、

170マイルもの距離だ。

これをキロメートルに換算すると、

約270kmも離れたところに行けと言っている。

サンクレメンテは波の宝庫ではないのか?

きっとこれは、

人種差別かローカル問題等で教えてくれなかったのだろうと、

そんなことで落ち着き、

この記憶を残した。

それから少し経って、

「サーフポイントというのは、岬波という意味」

だと知り、

あのときの意味がわかった。

ポイント=岬という意味で、

あの会話を思いだすと、

人種差別だったり、

ビジターへの仕打ちというわけではなく、

じつに正確なる回答だったとわかったのだ。

ちなみにこのときの店員がスティーブで、

とても仲良くなり、

彼が大学を卒業するまでよく一緒にサーフしたものだ。

さて、

ポイントというのは、

言葉的に何にでも根強い。

「グルメポイントを教えて」

とか、

「釣りのポイント」

というように使われている。

「勉強のポイントはここです」

そんな違う意味も含めて、

じつに多様に使える言葉だろう。

サーフィンに使用している元々は、

そんなことから定着した言葉だろうが、

流用しなくても、

サーフィンは独自の用語があるべきだし、

戦時中のように「波乗板」と言わず、

サーフボードと言っているのなら、

英語表現に拠(よ)るべきだというのがこの考えだ。

この話は長くなるのでここまでとするが、

深くサーフィンのことを知る人は、

サーフ・スポット、

またはサーフ・ブレイクと発音したい。

さればサーフィンに対しての深みがより増すはずだからだ。

Happy Surfing and Happy Lifestyle!