Ankylosaurus, Amami 2021 January
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満潮のアンキロサウルス。
あんなにギザガリに浅かったのに、
潮位が1m上がると、
まるで違う波に見えた。
嵐がやってきた。
見える波は具体だけども、
いま考えていることは抽象である。
こんなことを書き出すのは、
1975年のサブカルチャー誌『宝島』を読んで、
北山耕平さんが伝えたかったことの萌芽を感じたからである。
「である」
こんな語尾だと、
ちょっぴり偉そうだが、
昭和軽薄体というブンタイがあって、
そこからのものだ。
「でR」
とは、
ショーワ・ケイハクタイではない文体の
嵐山光三郎さんが産み落としたものだ。
ややこしいが、
そうなっている。
またはまだ見ぬ*ケヴィンという怪鳥なのか。
(*映画『Up』より。邦題:カールじいさんの空飛ぶ家)
これを読んでわからない人は、
「意味をなさない」と感じていただけたら幸いである。
この昭和軽薄体は、
あらゆることが濃い昭和に、
作家の椎名誠さんたちが、
「硬派に生きよ」とばかりに世の中をクヌヤロとにらみつけて、
この文壇界に出現したものだと理解している。
さて、
「る」の語尾は終わりにして、
タキビ神の話をしたい。
彼がサーフィンを思想化したということは、
今まで書いてきた。
(巻末リンク*3を参照ください)
タキビ神はサーフィンに具体、
上陸=成仏
バレル=真理
を持ち込み、
それらの概念を当てはめることによって、
波に乗ることにより、
「即身」という抽象の昇華を遂げる達観にまで到達した。
これは本尊デューク・カハナモクに信心、
祈祷(きとう。Adhiṣṭhāna)し、
ハッピーサーフ・マインド(心)と併せての深き日々が背景にある。
うまく乗りたい
とか、
もっと乗りたい
そういった煩悩あふれる状態から、
観念は成仏(上陸)だけに向かっていく。
その達成時には、
自身の到達点である(宇宙との)意識交信、
具体的には、
「自身の放射が、宇宙より反射される」
といった即身の結果を生むものだとされている。
(サーフィン研究所土佐支局調べ。令和2年)
最近のタキビナイトのミールは、
メキシカンが流行となっている。
この日は、
『エメラルド・ストリートのフィッシュタコス複製』
がたっぷりと供された。
このタコスは、
サンディエゴのパシフィック・ビーチにあったメキシカン・スタンドのものだが、
すぐ近くにスキップ(フライ)のシェイプ&ショップがあり、
その画も同時に目に浮かんだ。
で、
サンディエゴのフィッシュ・タコスからの連想で、
サンディエゴ・フィッシュが思い浮かんだ。
その原型(オリジナル)は、
オーシャン・ビーチのスティーブ・リズによって、
1967年に産み落とされた。
そしてこのデザインは今もなお愛され続けているロングセラーだ。
フィッシュと言っても大手メーカーが、
「〜フィッシュ」とやっているマイルドなものではなく、
しっかりと分厚く、
反りも少なく、
重く、
やたらと速いボードだ。
それらフィッシュに乗って、
フィッシュ・タコスを食べたことがあるタキビ神。
同時期にそのサンディエゴで生活していた瀧朗。
そして、
サンディエゴで学生生活を終えた一平くんや若、
そして谷沢くんたちは、
この画像を見てどう思うのかが気になった。
この夜の音楽提供は、
やはり細野さんで、
スケッチショーだったり、
1976年の中華街のLIVEが見事だった。
ついでに書くと、
『ホソノハウス』のTシャツも最高だった。
これを見て、
タヌ氏のことを思い浮かべるあなたは、
かなりのドラグラ通であります。
サンディエゴ・フィッシュ原型と言えば、
ロレックス松本さんが前田博士に複製というか、
復刻を求めて、
それが今現実なものとなった。
1960年代の乗り味とは?
小波にも掘れた波にも、
サンディエゴで産まれ、
ジェフリーズ・ベイでトム・カレンが乗ったのが、
このオリジナル・フィッシュでR。
詳しくは、
NAKISURF千葉までどうぞ。
ちなみに二度以上見る場合は、
開始後8分37秒後が、
スキップボードに乗るセクションです。
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【巻末リンク:即身(ソクシン)について】
【巻末リンク*2:即身続編】
【巻末リンク*3:サーフィンを思想化したタキビ神】
【ウナクネ三部作・序編】ネオ・フィンレスに最敬礼_タキビ師の炎_サヴァーダ思想 _バラボン論的タキビネコ論_(2025文字)
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Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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