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naki's blog

【ウナクネ三部作・序編】ネオ・フィンレスに最敬礼_タキビ師の炎_サヴァーダ思想 _バラボン論的タキビネコ_(2222文字)

Nation Lamborghini 5’4″ (minimal fin)

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オンショアの東浪見。

通称『タイガー、または優樹くん前』。

フィンを小さくしてみると、

マニューバーの選択が増えた。

斜面を全て使えるので波の概念が変わり、

さらには体幹をフルに使うので、

体型が二〇代のときのようになってきた。

ちょうどこのフィンレスについてをインタビューされたので、

「フィンレスへの想い」を読んでいただきたい。

【テクニック思想編】[必読]新サーフィン時代到来記念!_DFWフィンレスで無尽蔵のエネルギーを得た日_(1656文字)

ジローくんではないが、

かんたんに書くと、

『虚無主義者(ナースティカ、nāstika)』

ということであり、

「かんたんです!」

そう5歳のジロー氏は唱える。

こちらは、

グラント・エルスがスーパーチューブで撮った

ネオ・フィンレスの開祖デレック・ハインド㉒。

なぜ22番かはこちらのリンクを。

今日の宇宙_リトマス_無摩擦開祖デレック・ハインド_(1088文字)

いやはや宇宙的であります。

挙手の最敬礼を。

🙏ハクシュテビョーシ 🙏

ガギ👻ガギ👻ガギ〜

オン✨オン✨オン

さてさて、

「満月なのでやりますか?」

タキビ師からの連絡があった。

彼は4年後の元旦にタキビ神へと神格化するのだが、

今はまだ一般市民だ。

で、

太東岬でタキビ師と、

ベン・ウエイたちとトランクスでサーフをして、

そして128号線を南下し、

せんどう大原岬店でサバ、

豚、

鶏肉等を買い求めてからいすみ山に向かった。

これは、

チャナリーフがあるナカダキ山で、

フォレストジャムと書けば、

わかる人はわかるだろうか。

かなり昔のことだが、

ミヤサバ先生が書かれた

「銀鯖道の夜」の舞台の一つでもある。

水温が温まってきた。

17度くらいある。

どちらにしても真夏のカリフォルニアよりも温かい。

Photo by @supertakibishiyasu

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前回の焚き火ナイトでの引き継ぎの薪があった。

「最後は、

ぼくと法王だけでここまで燃やしました」

と言いながら、

たった二房(ふたふさ)のブースターで炎を盛り返したタキビ師。

ものの30秒で全行程を終えたので、

すごいと感嘆していると、

「一級ですので」

謙遜しつつうれしそうにしていた。

Photo by @supertakibishiyasu

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七輪で小焚火を始めると、

すぐに梵(ボン、正式名バラボン=婆羅梵)がやってきて、

その後わらわらと、

タキビネコ・トリオが集まってきた。

焚火10大用語_焚火根本理念十か条_焚火猫トリオ_(2592文字)

信じられないけど、

このネコたちは炎が大好き。

まずはこうして集まって、

炎に見とれたり、

次には

ーーネコ特有のーー

興味がないようにする。

初めてこれを見たときは、

「ネコも暖まりに来ているのだろう」

と推測していたが、

もう十分に暖かいのできっとそうではなく、

このタキビネコたちはニックネームに違わず、

やはり火が好きなようだ。

炎を見つめるネコというのは、

あまり聞いたことがないが、

本当にそうなのだから不思議だ。

これについては、

ラカ法王(旧名サバちゃん)が明快な推理をしていた。

「タキビネコたちは『サヴァーダ』を聖典としています。

サヴァーダは火を神だとして崇拝し、

私たちが行う焚火を祭式だとしているのです。

タキビネコたちが信じているのは、

この世で行った業(カルマ)が原因となって、

次の世の生まれ変わりの輪廻が決まるということです。

彼らは悲惨な状態に生まれ変わることに不安を抱き、

無限に続く輪廻の運命から抜け出す解脱の道を求めます。

特にこの雄猫(バラ)ボンとナツコは祭祀を通じ、

神々と関わる特別な権限を持ち、

宇宙の根本原理”ブラフマン”に近い存在だとされているんですよ。

コート(毛皮)の首輪状のリングがその証拠です」

笑みをたたえた法王からそう説明されると、

上の画像のように炎を触る(本当)ナツコの手つきが祭祀のときのようである。

さらに目を拡大して見てみると、

このように炎がナツコの瞳に映っていた。

まるで星飛雄馬(©巨人の星:梶原一騎、川崎のぼる)である。

法王は適当なことを言うので、

「サバ読み」の印象から「サバ」というニックネームとなったのだが、

いい加減なときもあるし、

じつはズバリと真実を述べるときがある。

なので、

どちらをとっていいかがわからなくなる。

だが、

飛雄馬の努力と根性だけが、

瞳の中に炎を浮かべられるのだと、

私はいまも信じている。

そして目の前にいる”ブラフマン”であるというネコたちも。

世の中は不思議だ。

焚火でサバを塩と味醂&胡麻で焼き、

そのおいしさと言ったら、

まるで銀ダラではないか、

そんな食感でありました。

中型3尾分があったが、

これなら一人3尾は食べられるほどおいしかった。

さらには、

「ごじゃ箱岬店』でタキビ師が購入した完熟アボカドで、

この火祭りの祝い寿司を握ったのでありました。

私が上等寿司を握ることができるのは、

鉄火の巻平(全8巻、たがわ靖之さん)のおかげであり、

料理好きになったのは、

「ぐりとぐら(中川李枝子、山脇百合子:福音館書店)」

に出てくるカステラのおかげである。

そう考えると、

子どものときに興味を持ったことが、

大人になってもたっぷりと影響するのだと実感した満月の日。

@nakisurf

これは今朝インスタグラムにアップした画像。

ちょうど旅客機が横切っているが、

全くの偶然で、

これを見ると月から宇宙船が離陸しているかのようで、

不思議な気持ちになってしまう。

「もうすぐ雷38兆回分の、

超高エネルギー粒子が宇宙から飛来します」

法王がそうささやいていたことを思い出した。

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!