新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【サーフィン研究所奄美大島支局特大号】蔵ラウンジ、オープンしました_CAN.NEN SURF_水深0cmのアンギラス波_(2538文字)

サーフィンから宇宙の神秘を感じた。

そして友人の*笑顔を信仰の対象にし、

(*ちょうど本日がその記念日。4年前。

ワンタン麺が動機だとは、あまり知られていない:巻末リンク参照)

真理を、

そして宇宙の深奥(しんおう)に入ろうと決意した。

奄美大島からではあるが、

土佐高知、

室戸岬の朝陽をポストしたのは理由がある。

室戸岬は左手に朝陽が登り、

右手に夕陽が沈む。

当たり前のことだが、

これが双方、

水平線で起きるようなことは、

真南、

真北に岬が長く突き出てなくはらならず、

または船乗りでもない限り珍しいことだ。

朝に感謝し、

陽が沈むことに畏怖して祈る。

そんな始祖というか、

原始の気持ちとなる。

室戸岬は古来より、

人が住んだことがなく、

*最近になってようやく車が走ることができる道が作られた。

*1927(昭和2年)

空海のいた1200年前までは、

鬼の国として知られていた険しい土地でもある。

このように地形上では険しい土地だが、

すぐ目の前が深海となるので、

深海魚のキンメダイの漁場も近い。

底釣り好きな師なら知るだろうが、

キンメダイは、

水深200~800m!の大陸棚の縁に生息している。

深海は目の前と聞いたので、

「陸釣りできるほど近いんだよね」

そうシェフのタケちゃんに聞くと、

何も答えずに苦笑していた。

どうやらそんな近くではないらしい。(笑)

さて、

何度かお伝えしていますが、

その室戸岬にドラグラ和尚の河合さんが、

空海をモチーフにした

全室個室の古民家風ゲストハウスをオープンさせました。

(巻末リンク*2を参照ください)

で、

このコロナ禍である。

藤井棋士ではないが、

次の一手は、

敷地内にある明治からの蔵を使って、

「貸し切りラウンジ」となった。

夫婦、

カップル、

友人だけで、

この空海が開眼した地で、

しっとりとした良質な時間が過ごせるように、

河合さんチームが、

ついに『スカシー蔵ラウンジ®』を完成させたのです。

これはその記念ポストです。

蔵ラウンジ

おいしいもの研究所

そんな飛車角を持つ、

スカイアンドシー・ムロトをどうぞよろしくお願いします。

リンクはこちらです↓

TOP

さて、

奄美大島に戻る。

緑くんが、

それはクラシックなトライフィンでサーフしていた。

かっこいい。

元々オンフィンだったので、

下手をすると、

1970年代のものだとわかる。

元祖なすがままネコのマヤではなく、

パンダのお母さんのミーが、

ミリに連れられているところを撮ってみた。

ミーが助けを求めているような気もするし、

猫写真家の岩合光昭さんはこれをどう評価するか気になった。

『CAN.NEN SURF』

奄美大島唯一のプロストア

『キャンネンサーフ2021』外観だ。

碇山勇生くんの魂と、

ライフスタイルが詰まった見事なお店である。

島北部、

空港からおよそ18分の距離であり、

さらに気が良い場所に移転して新装開店した。

そのピアヒや奄美の大波に乗るガンも展示され、

さらにはキャッチサーフも扱ってくれていて、

ハイエンドから、

ビッグウエーブ、

ハッピーサーフまで本格的な店だとわかる。

勇生くんは、

みなさんもご存じのように、

奄美大島出身のグレイトサーファーだ。

大波乗りが高じて、

ハワイのジョーズ=ピアヒでもその名を知られるグレイトサーファーで、

パタゴニアが彼のことをサポートしていることでも知られている。

大波のみでなく、

小波でもテイルを抜いてエアするし、

島で最も強烈なBパス波では、

5体バラバラになるようなバレルに入り込み、

みんなのドギモを抜く。

そして、

彼は島を、

海を愛する優しいこころを持つ人でもある。

前出したが、

このコロナ禍である。

私の滞在が14日を越えたので、

勇生くんと会ってきた。

島のこと、

波のこと、

透明な瞳を持つ彼と数時間話すと、

私のこころは燃えるようになった。

きっと彼の気持ちが乗り移ったのだろう。

話は変わる。

これは昨日の3ラウンド目の波だ。

前出した勇生くんと同じく島のジェダイ・マスターであるダイチ、

牧野大智くんがここでひとりサーフしていた。

名前がまだ付いていないが、

岩の前で波が割れるので、

『アンギラス(仮名)』

そう名付けてみた。

Anguirus(暴竜、暴龍)

©東宝ゴジラ映画シリーズ

.

アンキロサウルスもそうだが、

この岩のゴツゴツは、

日本の奇岩だと紹介されるだけあり、

そんな東宝映画の怪獣の墓場にリーフが棲息したかのようでもある。

ちょうどアンギラスの体長60mだとあったので、

やはり同サイズのリーフでもある。

Daichi Makino

at The Anguirus

.

奄美大島に隠棲しているジェダイの一人、

ダイチは、

島出身の3人目(テッタ、ユウセイの次)のプロサーファーであり、

その武器は卓越した淀みのないチューブライドだ。

私は、

彼の指導をあおぐべく、

ご覧のように水深0cmという波に向かった。

フィンがひっかかりそうだが、

波の高さが深みになると理解していただけたらいいだろう。

これが私の1本目の波だが、

本当に岩の前でブレイクしたので笑ってしまった。

なぜ笑うかはわからないが、

あまりの危機に笑うしかなかったのだろう。(笑)

誰かわからないが、

これは私だ。

きれいにバレルに収まっても、

フォームボールでボードが進まない。

ミリ単位のバレルラインが求められた。

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VT

.

でもなんとか乗ることができ、

さまざまなジェダイ技を伝授してくれたダイチに感謝した。

これはセカンドセクションで、

少しビハインドだと思ってコミットメントできなかったが、

ジェダイなら喜んでバレルセットするという。

世の中は広い。

こんな波があって、

それを静かに、

確かにメイクする師範ダイチさまに感動した日でもあった。

これは本日。

あまり波情報は好きではないが、

気象予報によると、

アンギラスは9時過ぎに風がオフショアに変わるとあった。

またあそこでできるのかな?

【巻末リンク:ワンタン麺からの入門、信奉】

伊豆に来て良かった_鯖一郎19年目の春_(2510文字)

【巻末リンク*2:スカシー自慢の空海の間】

【サーフィン研究所】波の中の魚_スカイ アンド シー・ムロトの空海の間_(1232文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!