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【サーフィン研究所:テクニック編】バレル波の落とし方と自身の順番_土佐の鬼と美味_(2600文字)

テクニックのことを書くのはあまり好きではないのだけど、

サーフィンにも、

車の運転にも「原則」というものがある。

そんなことを書いてみたい。

ちなみにこの場合の原則というのは、

重要というか、

何ごとかの骨格と表現すればわかりやすいだろうか。

まずは近況から。

この画像は、

現在いる奄美大島。

すでにたくさんの美しい波の記憶がある。

噂されていた嵐が昨夜から到来しているようで、

海とそらは大荒れとなっている。

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin x 2 = Mega Quad

.

こういうバレル波がある。

奄美大島のようだが、

そうではなく、

鬼の国と言われた土佐波だ。

(巻末リンクを参照ください)

この波を想うと、

スカイアンドシー・ムロトのことと、

細野晴臣さんの中華街ライブ、

そして世界一のグラブレイル、

シャッチョさんや仲間のお顔が思い浮かぶ。

ここは陸の孤島というか、

あまり誰も来ない場所にあるのと、

岩が危険だということであまりサーフされていない場所だという。

ここでテイクオフをミスすると、

波による海水大移動によって、

岩だらけの海面に持っていかれる。

なので、

ワイプアウト禁止という立て札が立っていないのに見えてしまう。

ひるんではならず、

もちろん止めてもならない。

止めたらサーファーならではの刑みたいなものがあり、

それに従うのが、

グッドサーファーという図式になる。

これは世界共通言語だ。

いい波に入る番になって、

漕ぎ始めたらどんなことをしても波底に落とさなければならない。

最悪ワイプアウトでも怪我さえしなければ沖に戻ることができる。

ここまで行って止める人がいるが、

もしそんなことをすると、

その後各地でどうなるかの一例を示してみる。

これは前出した『刑』の一例だ。

パイプライン=そのセッション、またはシーズンはそのエリア進入禁止

バリ、クラシックスポット=生涯(カースト)最下位

ニュージーランド(アンディ談)=そのままパドリングで陸に上がりなさいという意味

コスタリカ=生涯順番最後部直行(だが、みんな忘れてしまうので、たいていはその日のみ有効)

日本=上記したことを知っているサーファーも多いが、そういうことは関係ない人たちも多くいる。

クラシック日。

いわゆる良い波の日には、

こんな心持ちで波に乗ることが多い。

じわじわとラインナップに近づき、

核心部分に徐々に近づいていく。

(書くとじれったいですが、こんな感じです)

セットが来る。

たいてい1本目はスルーする。

2本目は大きかった。

周りを見る。

(このピークに)合いそうな人が二人。

彼は行かない。

彼も行かないようだ。

誰もいかないのか。

では私が漕ぎ出すふりを「ジャバ」。

お。

では、もっと漕ぎ出しますよ。

「ザバ」

もう誰も合いませんね。

ボードを沈めます。

そんな感じで波の腹にボードをくい込ませて、

そこから渾身のパドルを波の底に向けて実行します。

上記したようなことでの発進ですから、

他サーファーの期待も受けていると思っていい。

その期待とは、

例えば、

法王タイプならば、

「すばらしいライディングをされてください」

と願うことであり、

または悪役サーファーならば、

「けっ、垂直に墜落して岩盤浴でもしてろ」

そんな覆面レスラー的なことであろう。

そんな期待にこたえて、

そうでなくともあなたは波に乗るために腕を回す。

海底を見てみないふりをする。

見るのは、

瞬時に出現する分厚い波壁だけだ。

そのときに

「肩先を(波)底に落とせ」

そんなことを伝えたい。

具体的には、

背中側の肩を波底に向けるということだ。

テイクオフの際、

波底からサーファーを見るとこうなる。

赤点は意識する骨で、

背中側の肩の裏というか、

そんな場所だ。

中央では、

肩の開き方と角度を、

右側は視線というか意識だ。

もちろん全体図を見る視野の広さも持ち合わさなくてはならない。

紫で示した線が主線で、

視線はオレンジ。

つまり波底ということだ。

今度は鳥の視点、

上から見るとこうなる。

肩は外側に回しながら落とし、

視線は真下、

ほんの少し主軸を左に落とす。

これがライト波なら逆で、

図版もこうなる。

こうして肩を、

波底に落とすことができるのならバレル波に乗れる。

逆を言うと、

このように背中側の肩を波底側に落とせないと乗ることはできず、

フクメンくんの期待通りの岩盤浴か、

またはカースト最下位となるか、

怪我をして強制退場、

もし肩がひけてしまうと、

次の波に乗ろうとしても無言の嫌がらせをされて、

あまり良い記憶にはならないのかもしれない。

だから無人波がいいのか。

話がそれたけど、

決めたら落とすのだ。

決めるまではたくさんの事項を考える。

危険な波なら100%になるまで決定しないし、

調子が良くなるとあいまいにもなる。

Catch Surf® Skipper Fish x JOB Pro Model ’18

6’6″ Nakisurf Original Twin + VT

.

波の下に落とし、

波壁が出現した瞬間、

視線は波壁の情報を得ていく。

バレル波は、

真下には降りることはできない。

なので、

テイクオフの切れこみからターンを始めなくてはならないのだ。

それからボイルはどこだとか、

段はどこにあるとやって、

それから波先の距離を測り、

そして過分なく自身の圧をボードに加えていく。

これをトリミングという。

トリミングができないサーファーは、

バッタみたいなのですぐにわかる。

この稿終わります。

【おいしいもの研究所】

土佐でおいしかったものの画像が出てきた。

ずっとiPhoneに残っていたのだ。

これは港から上がったばかりの鰹をいただき、

まずは皮目を焦がし、

そこに近所で育った生ニンニクと、

マンゴーピューレ、

ストロベリー、

酢漬けハラペーニョを添え、

トリュフ・クリームチーズソースをかけたものは、

いまでも胸の鼓動がおさえられないほどのおいしさだった。(笑)

土佐のがしらハウスには、

薪ストーブがあるので、

その上に材料を放りこんでおくと、

ありとあらゆる煮物ができる。

これは豚の軟骨に大根と、

生姜と塩&醤油を入れ、

忘れるほど置いておいた煮物だ。

これにうどんを合わせてみたら、

脅威的においしく、

すかさずフランス料理のフォンドボーが思い浮かび、

日本料理との不思議な合致を見た。

長くなりましたが、

すばらしき週末をお迎えください。

【巻末リンク:鬼の国の話はこちら】

【サーフィン研究所】土佐は鬼の国!?_蔵ラウンジ_(1161文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!