Sunrise at Muroto
Sky and Sea Muroto
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真夏の太陽が上がってきた。
今日も暑くなりそうだ。
マンダラ・コーヒーは販売開始しつつ、
さらなるフレーバーに挑戦している。
(マンダラ・コーヒーは巻末リンクを参照ください)
シギーが熱望しているのと、
真夏になったお祝いに金剛頂寺に上った。
ここは空海の遺品がある寺として知られていて、
室戸三山の中でも、
大きな存在の八十八箇所のうちの一つだ。
空海ファンのシギーGは感動しきりで、
スカシーこと、
スカイアンドシー・ムロトの河合和尚も誇らしそうに見えた。
シギーは、
デュークTでハッピーサーフィン祈願したそうで、
そんなことにこちらがうれしくなった。
222cm at 10.2 Sec. S
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金剛頂寺から南うねり群が見え、
なにやらレフトがよさそうなリーフだかバンクを発見した。
どれどれと降りてみると、
例によって岩だらけだが、
なんとか乗れそうなのですぐにパドルアウトした。
パドルアウトとパドルインが例によって大変で、
岩は滑るし、
刃先のような貝があったり、
ウニがいたりと、
ちょっとした拷問か冒険アトラクションのようだった。
Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK
at Ebisu Left
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パドルアウトしてセットを待つと、
ご覧のような美しい波壁が100m以上も続いていった。
恵比須(えびす)というブレイクは、
ときに優しく、
猛々しく、
そして複雑な波質だった。
何本か忘れられない波を得た。
感じたことは、
日頃からのハッピーサーフィン祈願が、
波という勅額(ちょくがく)となって現れたのだと思う。
Shiggy-G on
Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee 7′ Single Fin
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夏休みで室戸に来ているシギーもまた、
その幸運を得た一人で、
千葉ジェフリーズで鍛えた技術でこの波壁を滑り降りていた。
ボードは河合和尚から借りたバリマギ・ファーストの7フッター。
「ぼくもハルキニストです」
夕飯のときにそんなことを言うので、
昨日のブログを読んでくれたとわかった。
で、河合さんが、
「シギーは何が好きなの?」
そう聞いた。
「やはり海辺のカフカです」
「幻想文学が好きなんだね」
「やはり、フランツ・カフカの思想的影響でしょうか」
「それはどんなものなの?」
「そうですね。孤独感と不安が入り乱れ、
それでいて夢のような世界を想起させることでしょうか」
そういえばシギーも文学好きだったことを思い出した。
Eiji Kawai on
Catch Surf ®ODYSEA x JOB 6′6″ Quad
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河合さんは、
私がコスタリカで乗ったJOB66で、
この壁に張り付いた。
(コスタリカ波については巻末リンク*2を参照ください)
「夢中であまり覚えていません」
そんな感想であるらしかったが、
もっと書くと、
この波に乗って人生が変わったと思えるほど、
リフレッシュできたという。
サーフィンのおもしろさは色々あるけど、
こうして「激烈なパワーと対峙する」
というのもその確かなひとつだろう。
おいしいもの研究所の所員総出で、
特製スカシー餃子を88個作ったが、
やはり4人で食べきれず、
残りは冷凍庫に貯蔵された。
今日も波はありそうだ。
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【巻末リンク:マンダラ・コーヒーのいま】
【巻末リンク*2:コスタリカ】
【テクニック編(映像)】キャッチサーフ スキッパーフィッシュ6’6″_ミッドレングスでのダックダイブ(ドルフィンスルー)講座_(1449文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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