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naki's blog

【サーフィン研究所】金剛頂寺の恵比須レフト_(1476文字)

Sunrise at Muroto

Sky and Sea Muroto

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真夏の太陽が上がってきた。

今日も暑くなりそうだ。

マンダラ・コーヒーは販売開始しつつ、

さらなるフレーバーに挑戦している。

(マンダラ・コーヒーは巻末リンクを参照ください)

シギーが熱望しているのと、

真夏になったお祝いに金剛頂寺に上った。

ここは空海の遺品がある寺として知られていて、

室戸三山の中でも、

大きな存在の八十八箇所のうちの一つだ。

空海ファンのシギーGは感動しきりで、

スカシーこと、

スカイアンドシー・ムロトの河合和尚も誇らしそうに見えた。

シギーは、

デュークTでハッピーサーフィン祈願したそうで、

そんなことにこちらがうれしくなった。

222cm at 10.2 Sec. S

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金剛頂寺から南うねり群が見え、

なにやらレフトがよさそうなリーフだかバンクを発見した。

どれどれと降りてみると、

例によって岩だらけだが、

なんとか乗れそうなのですぐにパドルアウトした。

パドルアウトとパドルインが例によって大変で、

岩は滑るし、

刃先のような貝があったり、

ウニがいたりと、

ちょっとした拷問か冒険アトラクションのようだった。

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK

at Ebisu Left

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パドルアウトしてセットを待つと、

ご覧のような美しい波壁が100m以上も続いていった。

恵比須(えびす)というブレイクは、

ときに優しく、

猛々しく、

そして複雑な波質だった。

何本か忘れられない波を得た。

感じたことは、

日頃からのハッピーサーフィン祈願が、

波という勅額(ちょくがく)となって現れたのだと思う。

Shiggy-G on

Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee 7′ Single Fin

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夏休みで室戸に来ているシギーもまた、

その幸運を得た一人で、

千葉ジェフリーズで鍛えた技術でこの波壁を滑り降りていた。

ボードは河合和尚から借りたバリマギ・ファーストの7フッター。

「ぼくもハルキニストです」

夕飯のときにそんなことを言うので、

昨日のブログを読んでくれたとわかった。

で、河合さんが、

「シギーは何が好きなの?」

そう聞いた。

「やはり海辺のカフカです」

「幻想文学が好きなんだね」

「やはり、フランツ・カフカの思想的影響でしょうか」

「それはどんなものなの?」

「そうですね。孤独感と不安が入り乱れ、

それでいて夢のような世界を想起させることでしょうか」

そういえばシギーも文学好きだったことを思い出した。

Eiji Kawai on

Catch Surf ®ODYSEA x JOB 6′6″ Quad

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河合さんは、

私がコスタリカで乗ったJOB66で、

この壁に張り付いた。

(コスタリカ波については巻末リンク*2を参照ください)

「夢中であまり覚えていません」

そんな感想であるらしかったが、

もっと書くと、

この波に乗って人生が変わったと思えるほど、

リフレッシュできたという。

サーフィンのおもしろさは色々あるけど、

こうして「激烈なパワーと対峙する」

というのもその確かなひとつだろう。

おいしいもの研究所の所員総出で、

特製スカシー餃子を88個作ったが、

やはり4人で食べきれず、

残りは冷凍庫に貯蔵された。

今日も波はありそうだ。

【巻末リンク:マンダラ・コーヒーのいま】

【サーフィン研究所】12年前と今の違い_マンダラ・コーヒー第1回販売編_(1908文字)

【巻末リンク*2:コスタリカ】

【テクニック編(映像)】キャッチサーフ スキッパーフィッシュ6’6″_ミッドレングスでのダックダイブ(ドルフィンスルー)講座_(1449文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!