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【サーフィン研究所】台風10号と室温35.9度の氷の世界のタコくん_(1359文字)

月齢27の下弦の月。

そらに散らばる星を撮ろうとして、

シャッターを14秒開くと、

三日月は、

ひとつの光彩として映り込んでいた。

さて、台風。

目の前に10号がいて、

南東うねりをつくりだしている。

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK

.

昨日は美しいレフトだった。

私は懸命にパドリングして、

この暑く、

重い大気をまとうように波に乗った。

文章がだれてしまうのは、

現在の気温が31度というだけではなく、

ガシラハウスには、

どこにもエアコンなどはないので、

なんとなく朦朧としてしまうのだ。

室温を見ると、

35.9度もあったので感覚に納得した。

メジカの季節になったようだ。

メジカというのは、

『ソウダガツオ(マルソウダ、ヒラソウダ)』の幼魚で、

土佐の夏の珍味となっている。

昨年は四国の偉人タマちゃんが、

このメジカをさばいてくれました。

(巻末リンク参照)

先日黒潮町でいただいた

『黒潮グリーンレモン』の風味がすこぶる良く、

ハイラインのお供に探してみると、

マルナカにありました。

(ハイラインについては、

巻末リンク*2、*3を参照ください)

ハイラインでおいしい氷に出会い、

ついにアイスコーヒーに手を出してしまった。

夏に冷たいものは避けていたが仕方がない。

自家製ロックアイスの作り方は、

ハイボールとハイラインの父であり、

黒潮町の名店「まるや」の店主ターボ氏はこう言っていた。

「うんまい水をつかって大きめに作るんやで」

「入れたら(冷凍庫を)絶対に開けたらあかんで」

「完成したら氷の芯のところだけを使うんや」

そうやって作った私流の渾身は、

氷の中に花火が散り、

波の模様まであった。

陽水さんの楽曲で

『氷の世界』というのがあったが、

そのメロディを思い浮かべていた。

(巻末リンク*4にYouTubeリンクを付けておきました)

カタサバ先生のガシラハウスが土佐の超過疎地にあり、

ご近所というか400mお隣さんが漁師の森田さん。

その森田さんのご厚意で、

魚用のカゴ(罠)を沈めていて、

「新月前やからタコが入っているかも知れんで」

そんなことを聞き、

カゴを引き上げてみると、

やはりタコが入っていた。

前回のときはおぞましくて写真が撮れなかったけど、

今回は撮ってみた。

前回はちょうど森田さんが通りかかったので、

「タコです〜!」

そう声をおかけすると、

スタスタと得意顔でやってきて、

素手でタコをつかみあげ、

タコの眉間に噛みついて絶命させていた。

それを見たシギーGは、

「自給自足の凄まじさ」

というのを身を持って感じ、

「自分自身に気合いが入りました」

そんな真の声を発していたことを思い出していた。

前回は森田さんだったが、

今回大活躍したのがナッキー。

このタコをアヒージョにしたり、

皮を剥いで刺身用にして、

画像をドラグラ・メンバーに送ると、

前出のターボー氏に

「獲れたてタコええなぁ」

そんなメッセージが届いた。

【巻末リンク:去年のメジカ】

【サーフィン研究所:動画あり】令和二年9月と台風9号_メジカの新子_ノースハワイ回想編_(1026文字)

【巻末リンク*2:ハイラインとは?】

【サーフィン研究所:盛夏特大号】無宗教の黒潮賛歌がラーヤではなく、テキーラの「ハイライン派」に分断!?_(2358文字)

【巻末リンク*3:ハイラインが主役の古典】

【ドラゴングライドプロダクションズ文芸〈長編〉】蔵ラウンジ物語: 東昇のハイライン_(3799文字)

【巻末リンク*4:陽水さんの氷の世界】

Happy Surfing and Happy Summer!!