台風一過で新月。
星を見るのは最適な夜だった。
夜が明けると、
幾筋ものうねりがあり、
予感するものがあったのでWBPに行ってみた。
WBPは思ったよりサイズが上がらず、
けれど岩を怖れないのであれば、
なかなかのサーフ・セッションができた。
もちろん無人だった。
Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK
.
最近習得したのが、
波の中腹まで落として、
レイルで着水して、
減速しながらラインを合わせるというもの。
フロントサイドだと直感的にできるのだが、
バックサイドは相当の習練が必要だった。
ある人はこれをネムリ・キョウシャッチョーの円月殺法(巻末*1)と言うだろうし、
私は海の上での体術であると感じている。
波の中腹は文字だけ見ると、
なだらかなようだが、
実際には、
裂け目のようなものや起伏があり、
海底の岩や、
人生の走馬灯や昔の記憶が乱反射しているように映る。
巷(ちまた)というか、
友人たちはハイライン・パーティがたけなわのようだ。
ラカ法王は、
〈正式ターボーくん流〉を試してくれて、
「最高です。ハイラインは酔いも明るく、翌日に残らない〜。うん」
そんな感想を寄せていただいた。
(ハイラインについては巻末リンク*2を参照ください)
ラカ法王と摂政、
そしてそのご家族友人でハッピーサーフィンのお祝いをしたという。
友人というか、
尊敬できる人から
「お中元です」とこちらを直接いただいた。
けれど、
ここまでの逸品は身分不相応なので、
「写真を撮らせていただいただけで十分です」
とお返ししようとしたのだが、
「乾杯しましょう!」
ということになり、
ご夫婦と乾杯させていただいた。
一口いただくと、
豊沃なる輝きが自分の内側から光ったような気がした。
真夏という母体の内側に入りこんだ日。
スカイアンドシー・ムロトのTシャツの人気が高いそうで、
さすが河合さんデザインだと感銘を受けた。
いつかNAKISURFでも販売できたらいいなぁ。
(スカイアンドシー・ムロトの、
蔵ラウンジ物語を巻末リンクしました)
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【巻末リンク*1:円月サッポーその3】
【巻末リンク*2:ハイラインとは?】
【サーフィン研究所:盛夏特大号】無宗教の黒潮賛歌がラーヤではなく、テキーラの「ハイライン派」に分断!?_(2358文字)
【巻末リンク*3:サーフ時代小説】
Happy Surfing and Happy Summer!!
◎